依頼人は死んだ の商品レビュー
葉村シリーズ第2弾連作短編集。ブラックな毒のある終わり方が妙にクセになる。何事にも動じないで達観して受け入れる葉村晶が心を震わせたアヴェ・マリアの作品が印象的でした。最後の作品は、なんとも不思議で第3弾へ繋がっていくのかな。
Posted by
面白かったです。え‼︎どういうこと?という風にモヤモヤする結末の話もありましたが。人って怖いよな、が全話共通の感想です。 2話目を読んでる途中でこの本、前観たドラマに雰囲気が似てるけど何だったかなと思ってたら気付きました。MIU404に似てると。(この葉村晶シリーズはシシド・カ...
面白かったです。え‼︎どういうこと?という風にモヤモヤする結末の話もありましたが。人って怖いよな、が全話共通の感想です。 2話目を読んでる途中でこの本、前観たドラマに雰囲気が似てるけど何だったかなと思ってたら気付きました。MIU404に似てると。(この葉村晶シリーズはシシド・カフカさん主演でNHKでドラマ化されてたんですね。後で知りました。)一回MIU に似てると思ってしまうと、各話のラスト3ページぐらいから米津玄師さんの感電が頭の中で流れるようになってしまいました。 シリーズで何冊かあるみたいなので他のも読みたいです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
葉村シリーズの第2巻ですが、視点は葉村に固定され、この巻からがシリーズ開始と言った印象です ダークで救いのない話が続き、ちょっとしんどいですね 「依頼人は死んだ」は割と王道、「女探偵の夏休み」は相方が活躍し時系列に惑わされます ラストの書き下ろしは、エピソードをつなぐものですが、何も解き明かされず、今後を期待させられます はたして、今後明らかになるのだろうか?
Posted by
葉村晶シリーズ第三作。 前作同様、ミステリーとホラーとブラックが混合したような作品。 晶の容赦しない調査でも分からないことがある。 そこがモヤモヤするような、これで良いような。 依頼人から見ればたかが女探偵、しかも探偵としての経歴は長くない彼女を舐めてかかったら最後、痛い目に遭っ...
葉村晶シリーズ第三作。 前作同様、ミステリーとホラーとブラックが混合したような作品。 晶の容赦しない調査でも分からないことがある。 そこがモヤモヤするような、これで良いような。 依頼人から見ればたかが女探偵、しかも探偵としての経歴は長くない彼女を舐めてかかったら最後、痛い目に遭ってしまう。 「女探偵の夏休み」など、晶はなにもしていないのに解決するという面白い趣向。 だがやり過ぎて時に危ない目に遭うのは気を付けて。
Posted by
葉村晶シリーズ第二弾の連作短編集。 不可解な死の真相を調べてゆくとブラックな真相に辿り着くという話が多いが、主人公のキャラのおかげで後味はそれほど悪くない。 今回は謎の男のせいでちょっとホラーでオカルトな感じだが、これは次の話には持ち越さないのかな。
Posted by
これは好みが分かれそう。 気持ちが乗り切らぬまま終わってしまった。 辛辣さと言うかブラックさと言うか、文体そのものは割と好みなのだけれど、ちょっと欲求不満が残りました。 何だか悔しいので続編も読んでみよう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編集。まだ読み途中なんだけど、割と読後感悪くて、あまり一気にいくつも読むと心を病みそうと言うか…。ちょっとほかの本も読みながらにしようかと。 読み終わったけど、やはり後味の悪いものがある。でも続編も読みますよ!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
フリーの調査員となった葉村晶シリーズ第2弾の短編連作集。 ・濃紺の悪魔 ・詩人の死 ・たぶん、暑かったから ・鉄格子の女 ・アヴェ・マリア ・依頼人は死んだ ・女探偵の夏休み ・わたしの調査に手加減はない ・都合のいい地獄 「さよならの手口」からはハードボイルドミステリー、「プレゼント」からは巻き込まれミステリーと思いましたが、本作は全く指向が違います。 結構チャレンジングなホラー調ミステリーで、何度も読み返さないと意味が分からない落ちが多く、時には意味不明な落ちもあり、すっきりしないところが面白かったです。
Posted by
「プレゼント」から時は進み、ある人物の自殺が物語の根底を流れる連作ミステリー。それが分かるのは最終話だけれど、人間の醜さやいやらしさが余すところなく描かれている。それは嫌悪感ではなく、自分の中にもある嫌な一面を垣間見る一端であったりする。深い。
Posted by
(収録作品)都合のいい地獄/わたしの調査に手加減はない/女探偵の夏休み/依頼人は死んだ/アヴェ・マリア/鉄格子の女/詩人の死/濃紺の悪魔/たぶん、暑かったから
Posted by