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記憶から記憶へ の商品レビュー

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2016/01/03

この作品のレビューを書こうとしていたiPhoneのメモ帳に、「若葉と病葉」っていう単語が載ってたんですが…読了直後の私、一体何を思って書いたのか…さっぱり忘れておりまして…← 戦後70年だし、沖縄の作家も読みたいなあと軽い気持ちで県立図書館で借りた本作。 沖縄戦を題材にした作品...

この作品のレビューを書こうとしていたiPhoneのメモ帳に、「若葉と病葉」っていう単語が載ってたんですが…読了直後の私、一体何を思って書いたのか…さっぱり忘れておりまして…← 戦後70年だし、沖縄の作家も読みたいなあと軽い気持ちで県立図書館で借りた本作。 沖縄戦を題材にした作品と言えば、やっぱり高校生の頃に読んだひめゆり学徒隊の「悲惨な実体験」のエピソードが印象に残っているので、本作もかなり身構えて読んだんですが、ちょっと予想とは違っていました。 戦争の恐ろしさを伝える作品は多いですが、本作のように「戦時下にあっても朴訥と生きる人々の日常」だったり、「既に鬼籍に入った人々に語りかける、オバーのライトな語り口の戦争体験」だったりはちょっと新体験だったな。 うろ覚えなまとめ~φ('_') ◎ガンチョーケンジ…村に落ち延びてきた二人の日本兵と、彼等をかくまった少女と祖母の交流。決して自分たちの名前を明かさない二人を、村人たちは「ガンチョー」「ケンジ」と呼んで、やがて打ち解けるようになっていくが、戦況の悪化で事態は一変する。 ◎面影の(ウムカジヌ)立てば…カナおばーのトーカチ祝いには、彼女の子孫達だけではなく、先にグスー(あの世)にいった懐かしい人々もいた。死者と生者に囲まれた、チャンプルートーカチの座。 ◎いなぐのイクサ…二人の男と、一人の女。戦争に翻弄される三人の愛と戦後を描く。

Posted byブクログ