帰天城の謎 の商品レビュー

はやみねかおる【著】

2011/07/16

ファンが読んだら怒るんじゃないだろうか、と心配になるくらい山田も次郎も人としてダメダメっぽい。
…でも私は『TRICK』を一度も見たことないので分からないのだけど、もしかしたら本当に山田と次郎はド変人なのだろうか？
やっぱり『TRICK』を知ってた方が楽しめたかも。

山田と次郎は若い頃に既に会っていて、しかも事件に巻き込まれていた！というのがコンセプトらしい。
事件はともかく次郎の言動の奇妙さと、山田の語彙と思考の残念さ（2ページに1回は「編集部注」が付いてた気がする…）が印象に残りました。

2010/09/22

はやみねらしさもトリックらしさも出てた作品。ノベライズはあんまり好きになれないけど、これはいいと思う。トリック好き、ミステリー初心者、子供、広い読者層にオススメ。

2010/09/15

映画トリックの中学生版。
作者はやみねかおるが誰かわからないんだけど、トリックの小説版としてとてもおもしろかった。
矢部の髪の謎もわかってニヤリ

2010/08/30

はやみね先生はやっぱりすごい！
読んでる間ずっとゾクゾクしてました。
ＴЯＩＣＫの世界観と、はやみね先生らしさのミックスがたまらない！

どっちも大好きな私は大満足の一冊でした♪

2010/08/18

奈緒子の変な勘違い格言とかw、事件の構成とかドラマの雰囲気がよく再現されており、かつサクサク読めた。

2010/08/08

TRICKの小説版。
中学生の山田奈緒子が先生に誘われ、同級生３人と共に踊螺那村へ向かう。そこで奇妙な事件に巻き込まれ。。。

上田とのやり取りは、ドラマと変わらず。若かりし矢部まで出てきて、ドラマのおもしろさを損なわないつくりに楽しめた。

2010/07/13

“しかし、それはそれ。いまは、うら若き乙女の部屋から、白短パン男を排除するのが先決だ。
「ジロさんが枕投げのすごい人だということは、よくわかりました。というわけで、でていってください。」
わたしは、ジロの背中を押して部屋から追いだす。
「せっかく、PTA所属選手の技を見せてやろうというのに――。」
ゴチャゴチャいうジロの鼻先で、雨戸を閉めて、きちんと閂をかける。
「おーい、きみたち。枕投げは、楽しいぞ。」
雨戸の向こうでジロがいうが、無視。
わたしは、
「これで、邪魔者はいなくなったわ。枕投げはやめて、恋話でも咲かせましょうか。」
部屋の中に向かっていう。
――すでに、直美たち三人は、布団をかぶって寝ていた。
「寝ちょるぬか！」
恋話は、咲く前に枯れた。”

はやみねさんの書き方とトリックの雰囲気がぴったりあってて面白かった。
だいぶ、あっさりと。

“「さぁ、一緒に来てもらおうか。」
わたしは、その手をはねのけ、村の人たちをにらみつける。
「え～い、控えおろう！」
その迫力に、村の人たちがひるむ。
わたしは、ビシッと指を突きつけいった。
「きさまらのやろうとしてることは、お見通しだ！」
――決まった！”

2010/07/12

「TRICK」コラボ作品。笑いがあふれる作品の雰囲気はまさにTRICK！　あの二人がまさかこんなところで会っていたとは……そして実はあの人にも会っていたのですね（そうか、彼がああなったのは彼女の呪いのせいだったのか～）。
TRICKらしい大掛かりなトリックもやっぱりあって。やや無茶な部分があるのもご愛嬌。メイントリック、案外と分かりそうなのに分からなかったなあ。玲姫の真実が明かされるあたりも美しいぞ。

2010/06/27

「ＴＲＩＣＫ（Ｋは反転）」の世界を、著者がオリジナルストーリーで描いたもの。山田奈緒子が中学生のころ、上田次郎と出会って、ある事件に遭遇したという話。本編の出会いとは違うが、新作映画の公開に合わせた新作ということでそのへんの齟齬はいいらしい。

で、はやみね氏の作風は確かにこの世界観にぴったりで、違和感がなさすぎるのに違和感を感じるくらい。

2010/06/26

20100625読了。実はドラマはちゃんとはみていないが、イメージだけはあるので問題なし。楽しかった。