コミック版 告白 の商品レビュー

木村まるみ(著者)

2010/07/09

娘がこのクラスの生徒に殺されました―――。ざわつく教室で中学教師・森口悠子が衝撃の『告白』を始める。森口はシングルマザー。娘の父親は熱血先生で知られる教師。しかし、ＨＩＶに感染していることがわかり、娘のことを考えて結婚はしなかった。ある日、娘の愛美が学校のプールで亡くなっているのが発見される。警察は誤って転落したことによる事故死と判断。しかし、森口は殺人であることに気づく。犯人はふたり、このクラスにいる――。あのベストセラーが映画化、衝撃のコミカライズ！　話題必至で見逃せない!!

2010/06/12

ハラハラドキドキして読めるし、こういうのが面白いと感じる人もいるだろう。ただ、個人的に面白くなかった。「目には目を歯には歯を」的な時代遅れな主人公の考え方が幼い気がした。自分の恨みを晴らすことしか考えていないから、不必要な被害者を増やしてしまったんじゃないか？法律が不満なら、法律に従うかたちで、法律を変える行動を起こせば良いはず。

せめてこの本には、更正を考慮して少年法がある事と、主人公は裁判で訴えることができる事もちゃんと伝える内容にしてほしい。

2010/06/09

原作、映画がまだの人「ネタバレ」のため見ない方がいいかと。
元のファンは戸惑うかな？
あまりにも元の文章を凝縮しすぎてよくわからなくなっているし、なにより主人公の森口が
感情丸出しなのが気に入りません。あの淡々と無表情なのがキモなのに。

あと少女漫画のためか、顔が皆んな同じに消えて・・・
恐怖感や、気持ち悪さが持ち味なこの作品。
漫画版には、それが全く伝わりませんでした。

2010/06/08

　映画化ということで、小説を読もうと思ったのだけれども、どうもそういう気分になれないので、漫画に手をのばしてみました。小説を読んだ人によれば、独白で占められている小説はそれぞれの視点から描かれ、ちょっと漫画のほうは違うそうですが、とりあえずあらすじと松たかこさんがCMで言っている「ドッカーン」の意味がわかったのでよかったです。色んな意見があると思いますが、フィクションということを前提に偽善を省いて正直に言うと、復讐は小気味良かったです。なにが少年法だ、ざまーみろ！なーんてね、っていうやさぐれ病んだ感じのせいせいとした読了感です。どの登場人物からの視点を通して感情移入しても息苦しくて、つらくなります。故意に人から大切なものを奪う怖さ、復讐に復讐でかえすという連鎖にのみこまれていく地獄をひしひしと感じます。やりとげた森口先生ですが、彼女のその後は？と思うと桜宮先生の言葉が沁みました。「憎しみを憎しみでかえしちゃいけない。いつか彼らは必ず更生する。だから待つんだ。彼らを信じることが君自信の再生につながるんだ。」読んでる最中はなんて偽善的で使い古された言葉、何度読み返しても入ってこないよ、こんな言葉、って思いながら読んでいましたが、読了後、彼女のその後は？彼女の再生とは？と考えざるをえなくなって、復讐を果たしたという満足感は永続的なものだろうか？これが彼女の再生の第一歩になるのだろうかと思いめぐらすとどうもそうは思えなくて、桜宮先生の言葉を思い返し、偽善ではなく彼女のためを思っての言葉としてじわじわきました。これは小説も読まねば、映画も観ねば！と思った次第です。

2010/05/24

本を読まずに、映画みたいなあと思いつついたのですがせめてものストーリーはどんな感じなのかと思っていたらマンガが出ていたので、読んでみました。
こ　れ　は

これ一冊でまるまる結末まで分かってしまいました
凝縮間タップリでしたがｗｗ
少しだけお触り的に読んでみたらこれ一冊でまるまる完結になるとは( ﾟДﾟ)
原作読んでいないので、ピッタリ！かどうかは分かりませんが
映画予告からだとあの雰囲気にとてもあっていたように思えます。
ギチギチに詰め込みました感はしょうがないのかもしれませんが（笑