この一冊でわかる!孔子と老子 の商品レビュー
偏見と言えば偏見だらけだが、ここまで言い切ってしまうと、逆に気持ちいい。ただ、タイトルにあるように「この1冊でわかる」かと言われると、甚だ疑問。それぞれの名言集のような感じで、軽くサクッと読むのに良い。それぞれの項目も数ページにまとめられているので、すき間時間にちょこちょこと読む...
偏見と言えば偏見だらけだが、ここまで言い切ってしまうと、逆に気持ちいい。ただ、タイトルにあるように「この1冊でわかる」かと言われると、甚だ疑問。それぞれの名言集のような感じで、軽くサクッと読むのに良い。それぞれの項目も数ページにまとめられているので、すき間時間にちょこちょこと読むのにはちょうど良いかも。
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厳しい教育者である孔子と頑固なひねくれ者の老子の生涯を交えながら解説している。ただ、少し端折っている部分も多く、偏った意見も多く詰まっている。
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[ 内容 ] 二千数百年を経て、いまだに世界中に影響を与え続けている孔子と老子。 「論語」をはじめ多くの記録が残り、儒教の始祖として聖人にまつりあげられていった孔子と、老荘思想の生みの親として神格化され、道教へと発展するにしたがい、儒教に対抗する一大勢力として今にいたるも、実在す...
[ 内容 ] 二千数百年を経て、いまだに世界中に影響を与え続けている孔子と老子。 「論語」をはじめ多くの記録が残り、儒教の始祖として聖人にまつりあげられていった孔子と、老荘思想の生みの親として神格化され、道教へと発展するにしたがい、儒教に対抗する一大勢力として今にいたるも、実在すら明らかでない謎の人物、老子。 古代中国を代表する、この二人の世界的な思想家の一生から人物像、思想まで、一冊でスッキリわかる、はじめての入門書。 [ 目次 ] 序章 比べてみたら面白い!二大思想家の人生(孔子の一生;孔子の思想;老子、この神秘なる人 ほか) 第1章 孔子がわかる!(学びて時にこれを習う、また説ばしからずや。;子のたまわく、われ十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十惑わず。五十にして天命を知り、六十耳順う。七十にして心の欲する所に従いて矩を踰えず。;子のたまわく、故きを温ねて新しきを知る、以て師と為るべし。 ほか) 第2章 老子がわかる!(学を絶てば憂いなし。;知る者は言わず、言う者は知らず。;大道廃れて仁義あり。慧智出でて大偽あり。 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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この本は、二千数百年を経てもなお、いまだに世界中に影響を与えている中国の二大思想家の「聖人・孔子」と「隠者・老子」について、元大正大学教授が入門書として、二人の思想の違いを中心にまとめているものです。 孔子は「論語」をはじめ多くの記録が残り、儒教の始祖として聖人に祭り上げられてい...
この本は、二千数百年を経てもなお、いまだに世界中に影響を与えている中国の二大思想家の「聖人・孔子」と「隠者・老子」について、元大正大学教授が入門書として、二人の思想の違いを中心にまとめているものです。 孔子は「論語」をはじめ多くの記録が残り、儒教の始祖として聖人に祭り上げられていったのに対して、老子は老荘思想の生みの親として神格化され、道教へと発展するにしたがい、儒教に対抗する一大勢力として今にいたるも、その実在すら明らかではない謎の人物とされています。 孔子は「学びて時にこれを習うまた説(よろこ)ばしからずや」と言ったのに対して、老子はそれに対して「学を絶てば憂いなし」と言っています。ただ、老子が本当にそう思っていたのかについては非常に不確かですが、ある意味、反対のことを言葉にして言い放つことで少しこころが軽くなる感じがするように思います。 このように、孔子と老子の二人の言葉を見てみると、孔子は正統派であるのに対して、老子は正統派に偏った世の中を自然な状態に戻そうとするために、孔子とは逆のことこそ正しいと言うことで、肩の力を抜いて自然にあるがままに生きようと諭しているようです。 老子は、森羅万象は二極あるという世界観を持っているので、やっぱり孔子を本当に批判しているわけではないように思えます。むしろ、世界が孔子よりになって偏った部分を批判しているという風に受け取れないかと感じました。
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老子がここまでひねくれ爺さんとは知らなかった。孔子は孔子でストイックな教育者だったんですね。
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