萩原朔太郎詩集 青猫 の商品レビュー
すごい良かった。 私はこちらの方が月に吠えるよりも好き。 ヨルシカの世界観めっちゃ近いなぁ。 表現がすごく鮮やかでエモい。 何回か読みたい。
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仄暗さと艶めかしさが堪らなくツボでした。桜、およぐひとが特に印象的。虚無の鴉→我の持たざるものは一切なりの流れは鳥肌モノでした。
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解説を読みながら、詩を読んでいくのが面白い。短い言葉だけで感じられることには限りがあるから詩集は敬遠してきたけど、そこに作者の年表から表現したかった思いを考えてようやく身近に感じられたような。詩を純粋に楽しむのもありだろうけど、こんなに豊かな感受性に追いつけない未熟な読者なので。
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近代象徴詩の第1作にして、頂点を極めたのが『月に吠える』であった。朔太郎は自らの詩を「遠い遠い実在への涙ぐましいあこがれ」だというが、そうした感情を詠いあげるのは象徴詩においてこそ可能であった。6年後に朔太郎は『青猫』を世に問うが、こちらもまた同様の意味において象徴詩である。ただ...
近代象徴詩の第1作にして、頂点を極めたのが『月に吠える』であった。朔太郎は自らの詩を「遠い遠い実在への涙ぐましいあこがれ」だというが、そうした感情を詠いあげるのは象徴詩においてこそ可能であった。6年後に朔太郎は『青猫』を世に問うが、こちらもまた同様の意味において象徴詩である。ただ、その詩的情調においては違いを見せる。再び朔太郎の言葉を借りれば、それは「思索的鬱憂性」ということになる。篇中の詩のいくつかはこれを強く表象するが、例えばそれは「鶏」で詠われる「とをてくう、とをるもう、とをるもう」の響きである。
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「犬は病んでゐるの?お母あさん。」 「いいえ子供 犬は飢ゑてゐるのです。」 のをあある とをあある のをあある やわあ
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日本人なのに萩原朔太郎を読んでないひと、興味ねーよってひとは確実に損をしていると思う。美しすぎてため息。薄暮の部屋がいちばんすきです。
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朔太郎の詩集の中で一番彼らしさが現れていると思います。 「月に吠える」を読み終えた後に是非どうぞ。
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