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強盗紳士ルパン の商品レビュー

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2023/04/25

フランスの作家「モーリス・ルブラン」の短篇ミステリー集『強盗紳士ルパン(原題:Arsenu Lupin, Gentleman─Cambrioleur)』を読みました。 「モーリス・ルブラン」の作品は『ルパン、最後の恋』以来なので約6年振りですね。 -----story----...

フランスの作家「モーリス・ルブラン」の短篇ミステリー集『強盗紳士ルパン(原題:Arsenu Lupin, Gentleman─Cambrioleur)』を読みました。 「モーリス・ルブラン」の作品は『ルパン、最後の恋』以来なので約6年振りですね。 -----story------------- 神出鬼没、知略縦横、変装の名人にして、世界を股にかける世紀の「怪盗アルセーヌ・ルパン」。 「シャーロック・ホームズ」と並び、世界中にその名を知らぬ者のないスーパースターは、本書ではじめて登場した。 『アルセーヌ・ルパンの逮捕』にはじまり、ついには一方の雄である「名探偵ホームズ」との宿命の対決に至る八篇の冒険譚! ----------------------- 1907年(明治40年)に刊行された「怪盗アルセーヌ・ルパン」シリーズの記念すべき第1作です、、、 「名探偵シャーロック・ホームズ」シリーズ、「名探偵明智小五郎」シリーズと並び、小学校の頃、夢中になって読んだシリーズですが、私にとって、その中でもイチバンのヒーローは「怪盗アルセーヌ・ルパン」だったんですよねー 小口と天・地が黄色に染めてある、懐かしく、心ときめく装丁のハヤカワポケミス(ハヤカワ・ミステリ、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)版で、童心を思い出しながら読みました。  ■アルセーヌ・ルパンの逮捕(L'Arrestation d'Arsene Lupin)  ■獄中のアルセーヌ・ルパン(Arsene Lupin en prison)  ■アルセーヌ・ルパンの脱走(L'Evasion d'Arsene Lupin)  ■謎の旅行者(Le Mysterieux voyageur)  ■女王の首飾り(Le Collier de la reine)  ■ハートの7(Comment j'ai connu Aresene Lupin : Le Sept de c?ur)  ■さまよう死霊(La Mort qui rode)  ■遅かりしシャーロック・ホームズ(Herlock Sholmes arrive trop tard)    (雑誌初出時タイトル:Sherlock Holmes arrive trop tard)  ■ルパンと作者 中村真一郎  ■ルブラン略伝 都築道夫 『アルセーヌ・ルパンの逮捕』で、大西洋を横断する定期客船プロバンス号から下船する際に、宿敵「ガニマール警部」に逮捕された「ルパン」が、 『獄中のアルセーヌ・ルパン』では、獄中にいながら「ガニマール警部」に変装して、「カオルン男爵」が所有する難攻不落のマラキ城からまんまと美術品を奪い、 そして、『アルセーヌ・ルパンの脱走』で、「ルパン」は刑務所に入れられていた浮浪者「デジレ・ボードリュ」と入れ替わって、裁判にかけられることなくラ・サンテ刑務所から脱獄する… と、最初の三話はひとつの物語として繋がっていましたね。 『謎の旅行者』では、脱獄に成功した「ルパン」が、ル・アーブル行きの特急列車で偶然同じコンパートメントに乗り合わせた 凶悪犯に襲われ、金品を奪われたうえ縛り上げられてしまうものの、「ルパン」は言葉巧みに立ち回って同乗していた犯人を「怪盗アルセーヌ・ルパン」に仕立てあげ、ルーアン警察刑事たちの協力を得て大追跡の末に捕らえ、 『女王の首飾り』では、10数年前に「ドルー・スービーズ伯爵」の屋敷から忽然と姿を消した「マリー・アントワネット」ゆかりの名品「女王の首飾り」の謎を明かし(6歳だった「ルパン」の初仕事とは!!)、 『ハートの7』では、小説の執筆者「わたし」の家に深夜何者かが侵入するが何も盗られた様子がなく、トランプの「ハートの7」のカードが残されており、さらにその後、「わたし」の家を訪ねた男が突然謎のピストル自殺を遂げたというフランスの潜水艦開発の秘密も絡んだ事件を解決し、 『さまよう死霊』では、小川の橋が落ちたり、銃弾のようなものが耳をかすめたり、鎖の切れた猛犬に襲われたりと、相次いで災難に見舞われていた美しい娘「ジャンヌ」を父親の魔の手から救い、 『遅かりしシャーロック・ホームズ』では、ディエップにあるチベルメニルの城館に作られた秘密の通路の謎を解き、美術品等を奪い、その後、謎解きのために呼ばれたイギリスの「名探偵シャーロック・ホームズ」と邂逅する 等と大活躍、、、 ミステリとして謎解き要素は少ないですが、冒険譚、痛快な活劇として愉しめました… 面白かったです。

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2021/12/31

ルパン3世のお爺さんというイメージのほうが私的には強いアルセーヌルパンの傑作選! ルパンが逮捕される話やNetflixの「LUPIN」でも出てくる女王の首飾りの話も収録! アルセーヌルパンの魅力がたっぷり詰まった作品 Netflixの「LUPIN」を観てたら、この作品が出てきた...

ルパン3世のお爺さんというイメージのほうが私的には強いアルセーヌルパンの傑作選! ルパンが逮捕される話やNetflixの「LUPIN」でも出てくる女王の首飾りの話も収録! アルセーヌルパンの魅力がたっぷり詰まった作品 Netflixの「LUPIN」を観てたら、この作品が出てきたので「LUPIN」を観るのを中断して先にこの作品積読していた作品を読んでから観た方がオマージュとかがわかって楽しめそうやなって思い読んでみたらさすが歴史に残る名作な感じで面白いな

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2019/02/28

HPB404 “ルパンの逮捕”という意外な話から始まるアルセーヌ・ルパンシリーズの記念すべき第一短編集。 この短編集には「アルセーヌ・ルパンの逮捕」の他、生来の天才ぶりを物語る「女王の首飾り」など8編が収載されています。 ルパンシリーズを読んだことがないという方は、まずはこの1...

HPB404 “ルパンの逮捕”という意外な話から始まるアルセーヌ・ルパンシリーズの記念すべき第一短編集。 この短編集には「アルセーヌ・ルパンの逮捕」の他、生来の天才ぶりを物語る「女王の首飾り」など8編が収載されています。 ルパンシリーズを読んだことがないという方は、まずはこの1冊からどうぞ。

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2012/09/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『アルセーヌ・ルパンの逮捕』 アメリカに向かう船上でのルパン探し。船に届いた電報。ルパンの変装している人物は「R」。ルパンに正体を探るダンドジイレとネリー。盗まれた宝石とルパンと疑われたロゼーヌがかけた賞金。アメリカで待ち受けたガニマール警部。 『ルパン獄中の余技』 獄中のルパンから届いた予告状。カオルン男爵の屋敷に収蔵される美術品を監獄のルパンに送ること果たされない場合は盗み出される。休暇中のガニマールの捜査を依頼するカオルン男爵。盗み出された美術品。獄中のルパンと外部との連絡方法は? 『アルセーヌ・ルパンの脱獄』 刑務所で見つかったルパンの秘密の暗号文。留置場への移送中に脱獄したルパン。刑務所に戻ってきたが・・。公判中にルパンではないと主張し始めたルパン。ルパンではないとして釈放されたルパン。ガニマール警部とルパンの会話。 『不思議な旅行者』 列車の中でルパンと乗り合わせた婦人。個室に入り込んだ謎の男。不意を突かれ男に縛りあげられたルパン。奪われた婦人の宝石とルパンに金。捜査に協力するルパン。 『女王の首飾り』 盗み出されたマリー・アントワネットの首飾り。被害者であるヴァロルブ氏の夫人の友人であるアンリエットと息子。泥棒の共犯者としての疑いをかけられ屋敷を追いだされた親子。アンリエットの元に送られる金。 『ハートの七』 ある夜自分の部屋に帰ったルブラン。カーテンの陰に隠れる男に脅され一晩身動きが取れなくなる。残された穴のあいたハートの7 「ハートの七」と呼ばれる潜水艦の設計図をめぐる謎。。ルブランの部屋を調べた謎の男の自殺。敵国に売り渡されかけた潜水艦の設計図の謎。 『さまよう死霊』 何者かに命をねらわれるジャンヌ・ダルシュー。彼女の危機を知ったルパン。彼女の父親ダルシュー氏の秘密。 『遅かったりシャーロック・ホームズ』 チベルメニルの城に隠された謎。ルパンが狙う秘密とは?夜中に盗み出された家具。ヴァルモンとネリーの再会。ドヴァーヌが呼びだしたシャーロック。ホームズ。

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2013/03/29

現在イブニングにて連載中の日本初の原作アルセーヌ・ルパンのコミカライズ作品「アバンチュリエ」の森田崇先生一押しの和訳本だそうで、連載で続きを読もうか、それとも先に原作を読んでどう描写されるのかを楽しむのか迷っていますが、面白い。「ルパン三世」は良く知っていますが、原作のルパンはこ...

現在イブニングにて連載中の日本初の原作アルセーヌ・ルパンのコミカライズ作品「アバンチュリエ」の森田崇先生一押しの和訳本だそうで、連載で続きを読もうか、それとも先に原作を読んでどう描写されるのかを楽しむのか迷っていますが、面白い。「ルパン三世」は良く知っていますが、原作のルパンはこの様な人物だったのか!と新しい喜びが生まれております。また、ルパン三世も生半可なルパンファンでなければ「おお、あの話はこれのリスペクトだったのか!」なんてのもあり、楽しめると思います。

Posted byブクログ