誰がコトを殺したか の商品レビュー

坂本誓一(著者)

2009/10/07

誤審について、冤罪について。

確かに昔の警察等は酷かったと聞きます。裁判も。
誤審も冤罪もダメです。

だけど、この本からすれば『冤罪の血縁関係者』サイド以上のものではない。
読んでいて『怨念』のように発せられる著者の言葉。
確かに著者も冤罪にされた故人も悲惨です。
それでも　必死で集めた証拠　は素晴らしいです。

ちょっと　ややこしい親子関係　であるがもう少しスマートに動けなかったのだろうか？
時間経過でそれが可能ではなかったにしても、中途半端な思いは拭えない。
著者はこれを出版した事で、故人との約束は守れたのだろうか？