路傍 の商品レビュー
ハードボイルドというと聞こえはいいが、下品、暴力的。気分悪いし、誰にもすすめたくない。 流、僕が殺した人と僕を殺した人 、怪物の三部作な最高によかっただけに、同じ作者ならなんでも面白いわけではないといつもながらの感想に至った。
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とんでもないスピード感。 ところどころ人生についての示唆があるけど、それもなんか一瞬目の前を通り過ぎたなって感じるくらいのスピード。
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クソおもしろ!リズミカルな文章に引き込まれて一気に読んだ。最高の語り部による下品で最低の物語。この作品はすげえよ。鮮やかだよ。惚れ惚れするよ。大した内容が無いのに文章だけでこんな物語が描けるなんて天才かよ。東山彰良すげえ。
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物語も、主人公の行動も行き当ありばったりとしか言いようがないけど、そんななかで何か一筋の希望を見つけようと必死に足掻いているようにも見える どうしようもないダメ人間ながら、時々入る警句は鋭く、最後の一歩だけは踏みとどまって右往左往する姿から目が離せなくなる 結局はすべては金に支配...
物語も、主人公の行動も行き当ありばったりとしか言いようがないけど、そんななかで何か一筋の希望を見つけようと必死に足掻いているようにも見える どうしようもないダメ人間ながら、時々入る警句は鋭く、最後の一歩だけは踏みとどまって右往左往する姿から目が離せなくなる 結局はすべては金に支配されているのではという暗い諦観の中につかりながら、金と金に換えられない何かの間で葛藤する p24 たとえば、宝くじがあたって何億かころがりこんだらどうする? いのいちばんに仕事を辞めると答える奴は、最高に不幸なやつだ。なぜって、いまの仕事をやってるのは金のためだけで、そこには生きがいもクソもないから。おまけに宝くじにあたるなんてまずありえないから、そいつはやりたくもないことを一生やっていくわけだ。 P179 なぜなら、俺たちは職業に貴賤があることをちゃんと知っているからだ。仕事とは金を稼ぐ手段であり、卑しいというのはとどのつまり、金のためならなんでもやるということだ。
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東山彰良の路傍を読みました。 俺28歳、同い年の喜彦とつるんで定職にも就かず泥酔したサラリーマンから財布を抜き取っては酒を飲んでソープランドに行く日々。 そんな二人のチンピラが遭遇するトラブルが連作短編で語られていきます。 二人が遭遇するのは法律に触れるようなトラブルばかりで...
東山彰良の路傍を読みました。 俺28歳、同い年の喜彦とつるんで定職にも就かず泥酔したサラリーマンから財布を抜き取っては酒を飲んでソープランドに行く日々。 そんな二人のチンピラが遭遇するトラブルが連作短編で語られていきます。 二人が遭遇するのは法律に触れるようなトラブルばかりですが、二人がきわどいところで難を逃れてなんとか生き延びていく様子が飄々とした語り口で語られるので物語に引き込まれてしまいます。
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ハードボイルドは、良さがあまりわかりません。だったらなぜ読むんだという事ですが、暑い日にスッキリさせてくれないかと思い読んでみました。暴力的な描写からくるスピード感で押し切られます。けれど、なぜか悲惨な暴力シーンもするりと読めてしまいます。静と動のような感じで、最後の静寂感が良か...
ハードボイルドは、良さがあまりわかりません。だったらなぜ読むんだという事ですが、暑い日にスッキリさせてくれないかと思い読んでみました。暴力的な描写からくるスピード感で押し切られます。けれど、なぜか悲惨な暴力シーンもするりと読めてしまいます。静と動のような感じで、最後の静寂感が良かった。少しスッキリ。
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伊坂幸太郎かと思った。 そんなものは求めていなかった。 直木賞を受賞した、流 のような濃厚なやつかと期待していたからだ。
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疾走感といい、キャラのトークのセンスの良さと言い、凄くいいけど、読後気分がいい訳ではないので、処分のカテゴリーへ。再読したくなったら図書館で。
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久々に読んだ、東山彰良。 斜めに世の中を見たシニカルなハードボイルド。 酒もやる、薬もやる、暴力も振るう、どーしよーもない主人公たちだけれども、人生の虚しさや、やるせなさをストレートについてきます。 この人の描く破天荒な登場人物達が大好きです。
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主人公たちの年齢に近づいてきたので読んでみました。 彼らが羨ましくもあり、こうはならんときたいなっていうのもあり。
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