百年恋人 の商品レビュー

新堂冬樹【著】

2023/12/24

憎しみは憎しみしか生まないのに、因縁や過去の事故に視野を狭められ、思考を停止してしまった人たちのなんと残酷で怖いことか。花の儚き生を知る二人には、100 年といわず永久に結ばれてほしいものです。

2014/10/11

昔の本なのかと思ったら、携帯電話が出てくるし、現代の物語なのかと吃驚するほど昔的(笑)

それなりにあれこれ事件が起こり、飽きずに読み進めることができるのだが、最後はバタバタした印象。

ラストがどうも中途半端で終わった感がある。

誰も幸せになっていないのが悲しい(T_T)

2013/07/27

自分たちの祖先が題材になった「百年恋人」という本がある。
悲恋を綴ったその本の様に、現在に生きる２人もまたそれぞれの
家に縛られ、お互いに付き合うことを家により拒否される。

日本版「ロミオとジュリエット」。

主人公の女性愛子がこれでもか、これでもかと不幸に見舞われ
男性の主人公透が助ける構図。

あまりにも読者を意識し過ぎた構成で、あまりにも話が作り物めいて
冷めた感じでしか読み進めなかった！

最後は予想どおり、これでもかという不幸で締めくくられ
完全に悲恋をただ単に売りにした物語になっている；＾＾；

2013/06/15

僕には、生まれる前から生涯を寄り添う運命の姫がいる。

「姫がツバメのように大空を舞いたいというなら、僕は生涯を風をきる翼として生きよう。」
「姫が桔梗のように野に佇みたいというなら、僕は生涯を藤色の花びらとして生きよう。」
「姫が雪のように儚くも美しく大地を純白に染めたいというのなら、僕は生涯を刹那の結晶としていきよう。」

「愛に行き着くまでに高い山があるのなら、どんなことをしてでも乗り越えてみせよう。」
「愛に行き着くまでに深い川があるのなら、どんなことをしてでも渡ってみせよう。」
「愛に行き着くまでに険しい崖があるのなら、どんなことをしてでも登ってみせよう。」

読むにつれ、２人の心が移ってくる。情景が浮かび、愛子に対する、風の色がだんだんと変わっていくのがわかる。　
新堂が書く切ない恋愛小説である。

2013/01/11

純粋な愛の物語『百年恋人』を愛読する花柳愛子は若林透と出逢う。天真爛漫で少し強引透に惹かれていく愛子。しかしそれは明治時代から続く禁忌だった・・・。手をつなぐふたり。歩き出すふたり。愛の深みに沈んでいくふたり。だけど、止まらない涙。

微妙。少し期待外れかな〜
そんなに禁忌なのか、平成には無理ある話だし、ふたりの実家もう普通のお家なのにな・・・

2011/10/16

意外とあっという間に読めてしまった。
ちょびっとうるっときてしまったが、買うほどでもないかな。

でも、『人生－愛＝死』には、色々考えてしまった。

2010/08/31

純粋な愛の物語『百年恋人』を愛読する花柳愛子は、若林透と出逢う。天真爛漫で少し強引な透に惹かれていく愛子。しかしそれは、明治時代から続く禁忌だった…。手をつなぐふたり。歩き出すふたり。愛の深みに沈んでいくふたり。究極の純愛小説に堪える涙。だけど止まらない涙。

2010/06/19

究極の恋愛小説…と言うには内容が？？？…泣けませんでした（笑）喘息のわりにはけっこうアクティブな愛子ちゃんにビックリ…登場人物があまりにも個性的で、ありえない内容展開に振り回されたけど、結末にもう一ひねり欲しかった。
2010年6月18日読了