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WorldShift の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2017/05/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

Change to Change! を原題とする本書は、「あらゆるものが相互に関係し、複雑にいぞんしあうこの惑星で、それぞれがそれぞれのエゴを主張している限り、未来はなく、基本的な価値観と人間的成長の方向性を共有する必要があると気づく」人々が2012年から広がるとして、その流れに誘うものである。 著者ラズロ博士が打ち出したこの構想は、三つの基本的な考え方を下敷きとしているという。①「20世紀が権利の世紀 であったとしたら21世紀は責任の世紀である」、②「人類の未来は予測するものではなく創造していくものである」、③「その問題をもたらした意識や思考のままではその問題を解決することはできない」。 わずか50年足らずで20億人も人口が増え、70億人を超える人口が暮らすこの星のうえで、金融資産の80%を10億人の人々独占し、残りの20%を60億人で分け合っている。消費を拡大させるばかりの経済活動の結果、生態系の持続可能性は大いに脅かされている。それは、まるで、「魔法使いの弟子」のようだという。 「水汲みを命じられた魔法使いの弟子が、ほうきに魔法をかけ、自分の代わりに水汲みの仕事をやらせようとするけれど、魔法を解くすべを知らなかったために、一帯を水浸しにしてしまう。」 日本人への警鐘として、ドキッとさせられたのは、「日本やオーストラリタで省エネルギー生活をするぐらいでは、中国やインドで同じように自動車運転をしたり、贅沢な生活習慣を真似るようになったら、空気や土や川や海は汚染され、どうにもならなくなる」という一文。「すべての人が生きていけるように生活せよ」という原則に立ち戻ることを叱咤するものだ。記憶にとどめる為に、引用されていた老子の言葉を転載する。 一人の個人的な生活は、他人の生活のお手本になる。 一つの家族生活は、他の家族のお手本になる。 一つのコミュニティは、他のコミュニティのお手本になる。 一つの州は、他の州にとって基準になる。 一つの国は、他の国にとって理想となる。 My World Shift 宣言 権利を主張する大人たちの社会→責任を主張する子供たちの社会

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2014/05/05

非常にチャレンジングな本。 一昔前には、地球のどこかの問題として少数の人たちが熱く愚直に語っていた環境問題が、近年のネットの普及や経済危機を経て世界中のみんなの問題としてブラッシュアップされてきた印象を受けた。 チェンジではなくシフト。穏やかに且つ確実に、よい方向に向かえそう...

非常にチャレンジングな本。 一昔前には、地球のどこかの問題として少数の人たちが熱く愚直に語っていた環境問題が、近年のネットの普及や経済危機を経て世界中のみんなの問題としてブラッシュアップされてきた印象を受けた。 チェンジではなくシフト。穏やかに且つ確実に、よい方向に向かえそうな勇気が湧くいい言葉だと思う。

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2012/06/13

同名の活動も気になっていたため、読書から入る。 最初の簡単な枠組みから入りつつ、 詳細の話に入っていく流れは読みやすく、 将来について考える中でら是非手元においておきたい。 考察や切り口も秀逸なだけに、時たま見られるロジックの飛躍が若干気になるかな? 若者はもちろん、いまと...

同名の活動も気になっていたため、読書から入る。 最初の簡単な枠組みから入りつつ、 詳細の話に入っていく流れは読みやすく、 将来について考える中でら是非手元においておきたい。 考察や切り口も秀逸なだけに、時たま見られるロジックの飛躍が若干気になるかな? 若者はもちろん、いまという時代の基盤を作りあげてくださった先輩方にも読んでいただきたい一冊。

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2011/10/16

何気なく手に取り購入した本で、積読のつもりが2011/10/15一日にいっきに読了です。 思いがけず、良かったです。 詳細感想は追って・・・

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2011/06/08

ワールドシフト完読しました! 今まで鍼灸師として教員として研究者として生きてきて、 これほどまでに気持ちを代弁してくれた本はありませんでした:) 私がこの世界でシフトするのが楽しみです!

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2010/07/16

いきなり、この本だけを読んで 果たして理解できるのだろうか。 わかりやすい論理展開でもないし、 目新しいことが書いてあるわけでもない。 しかし、 文章表現や論理を超えた勢いと意志を感じることができる。 さまざまな角度(科学・宗教・経済)から世界を社会を考察し、 自分なりの階...

いきなり、この本だけを読んで 果たして理解できるのだろうか。 わかりやすい論理展開でもないし、 目新しいことが書いてあるわけでもない。 しかし、 文章表現や論理を超えた勢いと意志を感じることができる。 さまざまな角度(科学・宗教・経済)から世界を社会を考察し、 自分なりの階段を構築しながら上ってきた人間には 階段をのぼりきるための最後の一押しとなる感じだ。 「意識をシフトする」 最終的にはそこにたどり着き、 そこから世界はまた始まる。 ※カバーを外した本表紙も素敵だと思った。

Posted byブクログ