詩ふたつ の商品レビュー
言葉に表すことが、難しいことを、この詩は、表してくれています 人を亡くした辛さを、辛いだけで終わらせることなく、残る者の気持ちを優しく包んでくれる 残された者には、死は、怖いものじゃなくて、こういうものなのかなと思えたり、 逝ってしまったあの人には、また、会おうね…そんな風に話し...
言葉に表すことが、難しいことを、この詩は、表してくれています 人を亡くした辛さを、辛いだけで終わらせることなく、残る者の気持ちを優しく包んでくれる 残された者には、死は、怖いものじゃなくて、こういうものなのかなと思えたり、 逝ってしまったあの人には、また、会おうね…そんな風に話しかけれる、そんな気がします
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またまた、まことさんに素敵な詩集をご紹介頂きました♪ わざわざ図書館で借りられる本を選別して下さって、すぐに借りる事が出来ました、ありがとうございます! 本作はタイトルの通り、長田さんの2つの詩をクリムトさんの素晴らしい風景画と共に読める素敵な作品となっております。 クリムトさ...
またまた、まことさんに素敵な詩集をご紹介頂きました♪ わざわざ図書館で借りられる本を選別して下さって、すぐに借りる事が出来ました、ありがとうございます! 本作はタイトルの通り、長田さんの2つの詩をクリムトさんの素晴らしい風景画と共に読める素敵な作品となっております。 クリムトさんの絵は結構目にしていたのですが、こんな美しい風景画のイメージは無かったので驚きました。 1つ目の詩は『花を持って、会いにゆく』 「春の日、あなたに会いにゆく。 あなたは、なくなった人である。 どこにもいない人である。」 亡くなった大切な人への想いを綴った詩です。 感動のあまり、どう感想を書けば良いのか分からないのですが、残された我々と、どこにもいなくなってしまったその人との絆を美しく再生させてくれる詩です。 「死ではなく、その人が じぶんのなかにのこしていった たしかな記憶を、わたしは信じる。」 亡くなった人はどこにもいないのではなく、どこにも行かない、と言う長田さんの死生観は、こんな風に考えた事が無かったので心に沁みました。 クリフトさんの田舎町の風景画や農園の花畑の絵が添えてある事で、亡くなった大切な人はその辺で笑ってるかも知れないと思わせてくれます。 詩を書けるというのは本当に素敵な才能ですね。 大切な人との悲しい別れも、こんな風に美しく昇華させて残す事が出来るんですから。 私は何も出来ませんが、まことさんのお陰でこうして長田さんの美しい詩を読む事が出来て、私の死生観も少し希望が持てるものになりました。本当にありがとうございます。 大切な人とのお別れで苦しんでいる方には是非とも読んで頂きたい詩と観て頂きたい絵でした。 綺麗な花と綺麗な水を持って会いに行けば、いつでも会えるのかもしれません。 2つ目の詩は『人生は森の中の1日』 「何もないところに、 木を一本、わたしは植えた。 それが世界のはじまりだった。」 クリムトさんの描く森や沼の中で綴られて行く長田さんの優しい言葉が沁み入ります。 何かを成し遂げなくてはならないのじゃないか、選んだこの道は間違いだったのじゃないか、そんな原因不明の人生に対する焦りが、美しい絵と文章に穏やかに溶かされて行きます。 「森には、何一つ、 余分なものがない。 何一つ、むだなものがない。 人生も、おなじだ。 何一つ、余分なものがない。 むだなものがない。」 人生に無駄な事などない、と言うのは良く耳にする言葉ですが、こんなにもすとんと胸に落ちたのは長田さんの詩が初めてでした。 やはり詩は私の中では哲学書と同じ立ち位置です。 迷った時や辛い時に手にしたくなる。 と言っても読むものが決まっていて、同じものを繰り返し読んでしまうのですが、長田さんの本作の2つの詩も仲間入りしてくれそうです。 それにしてもクリフトさんの風景画が、長田さんの詩に合わせて描かれたのではないかと思う程にマッチしていたのですが、後書きを読んで納得しました。 以下、引用します。 --『詩ふたつ』に刻みたかったのは、いまここという時間が本質的にもっている向日的な指向性でした。心に近しく親しい人の死が後にのこるものの胸のうちに遺すのは、いつのときでも生の球根です。喪によって、人が発見するのは絆だからです。 そのことをけっして忘れさせないものとして、いつも目の前に置いて励まされたのは、グスタフ・クリムトの欄木と花々の圧倒的な絵でした。わたしにとってのクリムトは、誰であるよりもまず、樹木と花々の、めぐりくる季節の、死と再生の画家です。-- 長田さんご自身がクリムトさんの絵からインスピレーションを得ていたのですね。 繰り返しになりますが、まことさん、素敵すぎる詩集を教えて下さりありがとうございます! 何度も読んで手垢を付けてもう私の本にしておきました(図書館様に謝れ)
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本当に詩がふたつしかないんだけど この世の空気や言葉や幸せが詰まっている。 シンプルな言葉なんだけど飾らない。 平凡に見せかけて心に近寄る言葉。 それがクリムトの絵と共に 繊細に心にひびく。 この本に呼ばれた時に読んで欲しい。
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クリムトの絵と長田弘の詩の相性がとても良い、静かで美しい詩画集。あとがきも味わい深く、悲しみに寄り添うやさしさを感じられた。 “心に近しく親しい人の死が後にのこるものの胸のうちに遺すのは、いつのときでも生の球根です。喪によって、人が発見するのは絆だからです。”
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詩に興味があり、詩を書きたいと思う。でも、詩の本で良いと思った本に出会ったことはない、難しい。 好きな渡辺有子さんオススメの本だったので、読んでみる。うーん。クリムトの絵もそんなに好きではないし。詩は難しい。 2010年に出た本なのにバーコードもなく、booklogに登録もなかっ...
詩に興味があり、詩を書きたいと思う。でも、詩の本で良いと思った本に出会ったことはない、難しい。 好きな渡辺有子さんオススメの本だったので、読んでみる。うーん。クリムトの絵もそんなに好きではないし。詩は難しい。 2010年に出た本なのにバーコードもなく、booklogに登録もなかった。登録できる機能があるのね、初体験。登録して書評を書き終わってガチャガチャやっていたら、何故か出てきた、何故?登録したものを削除し、こちらに移す。
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クリムトも長田弘も両方好きなのでとても良かった。 絵も詩も、どちらも生と死をしっかりと表現している。とても相性の良い組み合わせだと思う。 今後も絵を見て詩を思い出しそう。逆もしかり。
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森の静寂をこんなに美しい表現の仕方があるなんて。この画家の絵を観るのは初めてでしたが、鮮やかな色づかいと、森の静けさと鮮やかさが目をつむると、見えてくるようなすてきなことばと絵のマッチングを体験できました。
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ジャーナリストの伊藤詩織さんがオススメされていたので本屋さんで立ち読み。今のわたしにはピンとこなかったけれど、人生のどこかでまた巡り合えたらという本だった。
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母の母が亡くなって、母の日に贈った本。 ここにはいないけど そばにいる大切な人のことを想える。 しなやかで芯のある言葉たちは特別でお気に入り。
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長田弘氏の詩 『花を持って、会いにゆく』 と、 『人生は森のなかの一日』 の、詩、ふたつを、 グスタフ・クリムト の、それはそれは美しい、花々や、木々、自然の風景、森の中の風景など、息を呑むような絵画て、彩られて、います。 クリムト は、私の中の、今までのイメージとして、『接...
長田弘氏の詩 『花を持って、会いにゆく』 と、 『人生は森のなかの一日』 の、詩、ふたつを、 グスタフ・クリムト の、それはそれは美しい、花々や、木々、自然の風景、森の中の風景など、息を呑むような絵画て、彩られて、います。 クリムト は、私の中の、今までのイメージとして、『接吻』に代表される、男女の性愛を描いた画家としての認識しか無かったので、こんなに、自然や、花々の咲き乱れるさまを描かれていたんた、と なんだか新鮮で、ますます好きな画家さんに、なりました。 ふと 思いついて、今日、。アマゾンから届いたばかりの、The Sixteenの iKOn をBGMに、してみたところ、この宗教合唱曲によって、部屋の空気が、 一変した、とても ホーリーな、美しい曲が流れ、厳かな雰囲気が、部屋いっぱいにひろがってゆく。 イコン 良いですー! この詩集のBGMに、ぴったりハマっています♪ この詩集、詩が2つしか載っていないけど、わりと充実内容で厳粛な気持になりました。 この本、今日、伊丹市立図書館に返却しなくてはいけないのに、ぐたぐたなレビューに、なりそうです(・_・;) 時間あれば、また 書きます。 な
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