ひぐれのお客 の商品レビュー
魅力的な短編の数々。 幻想的な物語にグイグイひきこまれた。 想像力をフルに使って読書の醍醐味を満喫。
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結末が想像出来なくて、先を読むのが怖く、決してハッピーエンドで終わらないお話たち。 全6話の内、主人公が子供なのは2つのみ。 歳をとっても「不思議」に対して楽しめたらいいな。 「小さい金の針」では、真っ暗な部屋の片隅に青く光る針箱を見たおばあさんの描写が素敵。(引用あり)
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安房直子さんの短篇童話です。 挿絵が刺繍作家のMICAOさんで、素敵な一冊です。 ファンタジーですが、ハッピーなものというより どこか物悲しく切ないお話。 でも、柔らかい光に包まれたような心地よさがありました。 絵の雰囲気もあるかもしれませんね。 巻末のエッセイは、お子さんと...
安房直子さんの短篇童話です。 挿絵が刺繍作家のMICAOさんで、素敵な一冊です。 ファンタジーですが、ハッピーなものというより どこか物悲しく切ないお話。 でも、柔らかい光に包まれたような心地よさがありました。 絵の雰囲気もあるかもしれませんね。 巻末のエッセイは、お子さんとの読み聞かせのことが 書かれています。 息子と毎晩読んでいた頃を思い出しました。 親子の楽しい一時ですね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
やっぱ安房さんは素敵だ~。 綺麗な色がみえるんだよなあ。 その色彩がすっごく好きなんだけど、 今回は色合いより、ストーリーの方がより印象深い感じ。 語り口は優しいんだけど甘くない。 猫は戻ってこないし、機織りは消えてしまう。 金の針ももっていかれて、多分もう森へは行かれない。 うさぎにさらわれそうになる女の子の話はどきどきした。 その分春のよもぎって叫ぶところがよかったあっと 心底ほっとした。 ほんっとこの人のみせてくれる世界は素敵だ。 最後のエッセイがあったのがちょっと嬉しかった。 安房さんの素敵なお母さんぶりが垣間見られる感じ。 こんなお母さんに育てられるって幸せだわ~。 さむがりやのサンタはウチにもあるけど、 そーゆー読み方があるとは思いもよらなかったなあ。
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たいがいの物語では不思議な事が起こっても誰も怖がらなくて、むしろ楽しい事としてお話が進んで行くんだけど、 この本のお話にはどれも少し影がある。 物語に夢中で字ばかり追っていたら、p134の挿絵を見るまで刺繍だと気付かなかった。 そこで改めて挿絵の部分だけページを戻ってみた。 本...
たいがいの物語では不思議な事が起こっても誰も怖がらなくて、むしろ楽しい事としてお話が進んで行くんだけど、 この本のお話にはどれも少し影がある。 物語に夢中で字ばかり追っていたら、p134の挿絵を見るまで刺繍だと気付かなかった。 そこで改めて挿絵の部分だけページを戻ってみた。 本棚に広げて置いておいてもいいな~と思えるかわいい本。
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大人も視野に入れた童話 って 『さよならのポスト』 『まるまれ!アルマジロ』ほのぼのしてたり、たまに不条理な話があったりするイメージ。 この本はどんな話が入ってるんだろ... 読了、雰囲気的に『さよならのポスト』に似てる気がしたが、それよりほのぼのした要素もあり
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作品はもちろん、それを表現したmicaoさんの挿し絵が素晴らしい。染色と糸でこんなに絵が描けるとは。
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