漂民次郎吉 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
太平洋を漂流しアメリカの船に助けられ、ロシア経由で帰国した次郎吉の冒険を小説にまとめたもの。 次郎吉はカタカナしか書けなかったが怪力無双、記憶力抜群、語学も堪能だったようで、非常に有能な人物だったようだ。政治システムや生活様式に対する理解力も順応力も高く、アメリカでもロシアでも漂民のなかでもとくに重用されたようである。 ジョン万次郎やジョセフヒコのように幕末の日本で活躍したということはなかったが日本人の見聞を広めるのに随分貢献をしたのだと思われる。 西洋文明にいきなり触れた次郎吉たちはさぞ驚いたろう。
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