美しい日本の季語 の商品レビュー
日本の情景を表す言葉がたくさん載っています。使わないのがもったいないくらい。 手紙を書く時に手元に置いておきたいです。
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1年365日を季語で味わう歳時記 365、というが、正確には2月29日も入っているので、366の季語になる。1日1頁1季語。上に季語の簡単な解説、下に季語とそれを使った俳句1句、関連季語を並べた作りである。 俳句に興味が、というよりも、季語に興味があって読んでみた。 茶道を習...
1年365日を季語で味わう歳時記 365、というが、正確には2月29日も入っているので、366の季語になる。1日1頁1季語。上に季語の簡単な解説、下に季語とそれを使った俳句1句、関連季語を並べた作りである。 俳句に興味が、というよりも、季語に興味があって読んでみた。 茶道を習って3年目。稽古の中で、茶杓にご銘を付けてみる、というものがある。禅語だったり、何かおめでたいものであってもよいのだが、季節にあったものもよく、季語のようなものもよく使われる。お稽古のたびにうんうんひねり出しているので、少しストックが増えるかなと手に取ってみた。 ざざっと読んでいくと五感が呼び起こされるよう。 読むと何気なく読んでしまうが、こういう本を執筆するには、バックグラウンドがものすごくたくさん必要なんだろうなと思う。日に合わせて季語を選択して、さらにそれが使われている俳句を集めて、というのはかなり大変な作業だったと思う。すごいなぁ。と感心する門外漢。 手元に置いて、季節季節に鑑賞する本なのだろう。ただ、もうちょっと網羅的な季語事典みたいな方が自分の用途には適しているのかもしれず、他のものも見て検討しようと思う。 *俳句って、季節感を大切にした、ちょっと枯れたものというイメージがあったので、「短夜や乳ぜり泣く子を須可捨焉乎(すてっちまおか)」(竹下しづの女)にはちょっと驚いた。「羅(うすもの)や人悲します恋をして」(鈴木真砂女)というのも妖艶だ。五七五の中にも広い世界があるんだなぁ・・・。
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