うりずん の商品レビュー
数枚の写真を見せてそれにまつわる物語というふうに並べてくれたら何度も冒頭にある写真を見返さなくても済んだのにと思ったが、これが狙いだったのかな。 短い物語なのに、心に引っかかる言葉がたくさん出てきた。「部活」「形相」「息子」「失敗」「将来」、かつてスポーツをしていたころの感覚...
数枚の写真を見せてそれにまつわる物語というふうに並べてくれたら何度も冒頭にある写真を見返さなくても済んだのにと思ったが、これが狙いだったのかな。 短い物語なのに、心に引っかかる言葉がたくさん出てきた。「部活」「形相」「息子」「失敗」「将来」、かつてスポーツをしていたころの感覚をくすぐられるような感じがした。そして、またカラダを動かしてみようかと誘われる。鼻がムズムズするような太陽と風があった。
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佐内氏の写真を見て、吉田氏が文章を書く。 という企画なのだそうだ。 とても、哀愁があって、さらっとしているようで 味わいのある本だった。 できれは、写真と文章を交互に載せてほしかった。 この本は重かった、重量が。 全く関係ないけど「うりずん」という泡盛が大好き。
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- ネタバレ
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20の短編が収録された短編集。写真と小説の融合が凄く良かった。青春だったり、社会人だったり、家族が居たりとそれぞれ毛色の違う作品で読者を飽きさせない感じが吉田修一らしさなのかなと思ったりする。
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写真家・佐内正史さんが撮影した写真を送る。 小説家・吉田修一さんは受け取った写真を見てお話をつくる。 そんな素敵なやりとりで出来上がった掌編20個。 自分の撮った写真からお話ができあがる、とか。 人が撮ってきてくれた写真を見てお話を考える、とか。 一流ジャズマン同士のアドリブ...
写真家・佐内正史さんが撮影した写真を送る。 小説家・吉田修一さんは受け取った写真を見てお話をつくる。 そんな素敵なやりとりで出来上がった掌編20個。 自分の撮った写真からお話ができあがる、とか。 人が撮ってきてくれた写真を見てお話を考える、とか。 一流ジャズマン同士のアドリブセッション聴いてるみたいな。 そんなぜいたくな作品。 なんて素敵な。 なんて高等な遊びだ。 やってみたいぜ。
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