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求愛 の商品レビュー

2.9

23件のお客様レビュー

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2011/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

フリーランスの翻訳者・弘美は、自殺とみられた親友の死の真相をつきとめたことをきっかけに、探偵事務所の調査員となる。自殺願望の女子中学生、浮気疑惑のエリート医師夫人、砂場に生ゴミを埋める主婦…。ささやかな毎日を懸命に生きる女たちと関わって、弘美自身が掴んだ人生の真実とは…!?深い感動を呼ぶサスペンス・ミステリー。

Posted byブクログ

2011/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

柴田さんの本を何冊か読んでいると、似たようなキーワードが出てくる。 今回も、しかり。 ただ、それを差し引いたとしても、前向きに生きていこうとする主人公の思いが、最後にジーンと伝わってきた。

Posted byブクログ

2011/01/03

柴田よしきさんの小説はテンポがよくてすき。 『求愛』というからにはもう少し恋愛要素が多いのかと思ったが、ミステリーみたいな話だった。 ひとつの話題がテンポよく解決されていくので読みやすかった。 ちょっと現実離れしているような話題が多かったが、とても楽しく読めた。 主人公の強さがと...

柴田よしきさんの小説はテンポがよくてすき。 『求愛』というからにはもう少し恋愛要素が多いのかと思ったが、ミステリーみたいな話だった。 ひとつの話題がテンポよく解決されていくので読みやすかった。 ちょっと現実離れしているような話題が多かったが、とても楽しく読めた。 主人公の強さがとてもよかった

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2010/11/30

初めての柴田作品短編連作。 今まで読んだミステリーとはやや趣が異なる感じ?(ちょっとライトな感じ) でも続編が出てもいいような終わり方だったし、ひょっとして柴田さんも書く気でいるかもしらんです。 にしてもタイトルに関しての文章がストレートすぎて、ちょっとびっくりした。 **...

初めての柴田作品短編連作。 今まで読んだミステリーとはやや趣が異なる感じ?(ちょっとライトな感じ) でも続編が出てもいいような終わり方だったし、ひょっとして柴田さんも書く気でいるかもしらんです。 にしてもタイトルに関しての文章がストレートすぎて、ちょっとびっくりした。 **************************************************************** よく考えたら『観覧車』は短編連作みたいなもんだった。

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2010/10/31

読んでいくうちに物語に魅せられて どんどん深みにはまっていくようにこの作品を読んでいた。 ミステリー調が強かったから私好みでした。

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2010/10/23

主人公の翻訳家の女性は、親友が自殺に見せかけて殺されるという事件をきっかけに探偵に転身する。 親友を死に追いやった犯人、その犯人が殺人に手を染めるきっかけとなった諸悪の根源をつきとめるために。 その過程で主人公は探偵として色々な調査をこなすのですが、物語の主軸である親友の死とは...

主人公の翻訳家の女性は、親友が自殺に見せかけて殺されるという事件をきっかけに探偵に転身する。 親友を死に追いやった犯人、その犯人が殺人に手を染めるきっかけとなった諸悪の根源をつきとめるために。 その過程で主人公は探偵として色々な調査をこなすのですが、物語の主軸である親友の死とは直接関係のない、中学生の女の子のエピソード「紫陽花輪舞」がすごく印象に残っています。 自殺をほのめかす言動があった少女の親が心配して探偵に調査・護衛を依頼するんだけど、主人公が少女を尾行すると紫陽花の咲いている路地裏ので妖精のように踊っていた・・・という話。 この不思議で掴み所のない、静謐で美しいシーンがすごく好きです。 思春期の少女の絶望や大人は忘れてしまったやり場のない感情みたいなものがすごく伝わってくる気がしました。

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2010/09/06

友人の事件をきっかけにフリー翻訳家から私立探偵になった女性が主人公。事件ごとに章が別れていて短編集のように読めるけど,最終的には友人の事件の決着をつける主人公の成長の物語,かな。

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2010/09/04

9/3 これもおもしろくなかったわけじゃないんだけど、期待して読みすぎた。翻訳家→探偵になってくところがちょっと唐突だったけど、押し付けがましくないそれぞれの世界の描き方はさすが柴田よしきだと思った。しかし、自分の周りで人がこんだけ死んだら、もっとなんつーか落ち込まないかしらこの...

9/3 これもおもしろくなかったわけじゃないんだけど、期待して読みすぎた。翻訳家→探偵になってくところがちょっと唐突だったけど、押し付けがましくないそれぞれの世界の描き方はさすが柴田よしきだと思った。しかし、自分の周りで人がこんだけ死んだら、もっとなんつーか落ち込まないかしらこの女。ラストらへん求愛に関する文章が胸にぐっときた。

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2010/08/22

タイトルだけ見ると恋愛小説?って感じなんですけれど、そんな生易しい話ではないです。連作の短編集。でもこの『求愛』というタイトル重すぎます! 弘美が出会っていくことになるであろう人たちも皆それぞれ愛に飢えていたのだろう。 なかには女って怖い!って作品も離婚するためにあんな手を使う...

タイトルだけ見ると恋愛小説?って感じなんですけれど、そんな生易しい話ではないです。連作の短編集。でもこの『求愛』というタイトル重すぎます! 弘美が出会っていくことになるであろう人たちも皆それぞれ愛に飢えていたのだろう。 なかには女って怖い!って作品も離婚するためにあんな手を使うなんて・・・いや本当に怖すぎます・・・(まぁ男が悪いですが) 自分はどうするだろう?友人が殺害されたら? 犯人を探せるだろうか??無理だな~自分にはこんな勘の良さはないだろうし、真実に目を向ける度胸はないだろな~と思いながら読んでしまいましたね。 一つ一つの短い話だけれど、軸がしっかりしているので全体的に本当にストーリーがしっかりしていると思います。事件を解決していく中で女性に再生と成長があり彼女は今後人間的に素晴らしい探偵に成るんだろうな~とか思いながら読み終わった後に想像したりします。 話の最後は読んでるものがそのあとどうなったんだろう?って想像を掻き立てる終わり方は個人的に好きですね。でも、何人かはその後人生を垣間見ることが出来るんですが、その後幸せになったのかな?罪を償ったのかなと色々考えれるのも魅力ですね。 予期せぬ所から人間は事件に巻き込まれるかもしれない そんな怖さもあるが、探偵という職業ハードボイルドではなくても結構かっこいいじゃん♪

Posted byブクログ

2010/06/27

「金と銀の香り」は、タイトルだけで読む前からアタリがつきました。こういうことは本当に珍しいのですが、まあ得意分野ということで。 主人公がフリーの翻訳家というので親近感を感じていたのですが、4話目には探偵になってしまいました。そして最後まであんまり感情移入できなかったのも残念。

Posted byブクログ