IFRSの基本 の商品レビュー
IFRSに対する理解が全くない状態からある程度理解した状態に持っていくのに適している本。IFRSの特徴は原則主義、実質優先、経営者の裁量重視であり、日本では連結財務諸表にのみ適用され、注記のボリュームと重要性が増している。
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日本基準も結構厳しいもので、IFRSや、米国基準とも引けは取らないかと思います。3つの基準についてぼんやり違いを知ることができるかと。
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最近話題に上がったことがあったので、読んでみた。 全体を通して、視点が短期的にすぎる気がしたのが、気にかかった。いずれにしても、企業人としても投資家としても大きな影響があるので、今後どうなっていくか、注視していく必要がある。
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ifrsについて、何が変わるかどういう経緯でこうなっているのか、根本にある考え方は何かなどの基礎的なことについて図を交えてわかりやすく紹介した本。 始めて読むにはよいかも。 ・開発費も資産計上される。収益化の見込みがなくなった時点で、全額費用計上となる。 ・リース取引も実質的な所有などの形態により資産計上される。 ・退職給付金も負債計上される ・資産除去債務として将来処分する際の費用、負債も現在価値に割り引いて計上される。 ・有給休暇も負債計上される ・ポイント割引も引当金として計上される ・純額表示となり、リスクをとらない仲介は利益分のみ計上されることになる ・売上計上時点が出荷ベースではなく、着荷ベースになる。 ・売上について構成要素別にソフト、ハードなど分けて計上しなければならない。 ・原則主義となり、企業間の比較が難しくなる ・実質優先主義 ・裁量重視で将来情報が反映されやすくなる半面恣意性も強くなる ・最近は企業努力の収益費用より、実態を知る資産負債アプローチが重視されてきている。
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強制適用の時期が先延ばしになり、ビジネスのトピックからはやや後退した感のある国際会計基準(IFRS)。とはいえ、解決したわけでもなんでもなく、むしろ日本企業のグローバル競争を考えれば必要となる要素。特に世界中の投資家から資金調達をしたり、海外企業とM&Aをしたりするならばなおのこと。この本はそのIFRSの基礎知識をおさえ、簡単なリファレンスとして使える内容になっています。 以下、要点と解釈です。 国際会計基準(IFRS)とは 国際会計基準は、世界の企業を同一の基準で評価するための会計上のルール。日本の企業はこれまで日本独自の会計ルールで運用してきましたが、経済がグローバル化し、日本企業の海外進出・日本への外資起業の進出も多きなったことをうけ、その必要性が唱えられています。 IFRS導入の影響 IFRSを導入することで、企業は会計ルールが変わることになります。つまり、今までの企業会計の業務やシステムの変更が余儀なくされます。当然、それ相応の業務開発(業務の流れの修正)、システム開発、人材開発が必要となります。要はお金と時間がかかるのです。 ただし、国際レベルで会計の評価・判断基準が統一されるため、海外の投資家からの資金調達が今までよりも楽になるメリットがあります。厳密には、日本独自のルールを理解しなくていいわけですから、海外の投資家にとって日本企業への投資のハードルが下がるわけです。 また、海外企業とのM&Aもやりやすくなります。IFRSは財務の透明性を高める会計ルールでもあります。財務上のテクニックを駆使して、財務諸表上はきれいに見せておく、ということがいままでの日本の会計ルールに比べるとやりにくくなります。つまり、企業評価が適正にできるようになります。この透明性に加えて国際的な共通の評価軸で見るわけですから、M&Aを行うメリット・リスクの分析も取りやすくなります。 日本での適用時期 日本は2012年現在、IFRSを適用するか否かは企業が任意で選択できるようになっています。今後、強制適用がされることになりますが、その時期は今のところ2017年3月以降といわれています。 ただし、適用時期は少し先ではあるものの。強制されるまで適用しなくていい、というものでもありません。国内の事業活動が主とする企業であれば問題ありませんが、海外に展開して資金調達もM&Aもグローバルで行っている企業は、強制適用の有無に関わらずIFRSを導入しておくほうがメリットがあります。IFRSを適用するか否かは、企業の戦略に基づくべきなのでしょう。
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2015or2016年に日本の上場企業に対して強制適用される国際会計基準。 財務諸表が、従来の ・貸借対照表 ・損益計算書 ・キャッシュフロー計算書 から、 ・監査報告書 ・財務状態計算書 ・包括利益計算書 ・所有者持分変動計算書 ・キャッシュフロー計算書 ・注記 に変...
2015or2016年に日本の上場企業に対して強制適用される国際会計基準。 財務諸表が、従来の ・貸借対照表 ・損益計算書 ・キャッシュフロー計算書 から、 ・監査報告書 ・財務状態計算書 ・包括利益計算書 ・所有者持分変動計算書 ・キャッシュフロー計算書 ・注記 に変わる。 IFRSへ移行することで、一番なにが変わるのかといえば、 「財務諸表が、建前でなく実質」を表すものになること(実質優先主義)。 変更点が多いし、いまから簿記試験受けても、数年後には使い物にならない可能性もあるんじゃないかな。
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第Ⅰ章 IFRSで変わる財務諸表 第Ⅱ章 IFRSを理解するためのキーワード 第Ⅲ章 IFRS導入に向けた歩み 第Ⅳ章 IFRSで変わるグループ経営 第Ⅴ章 IFRSで作成される財務諸表 第Ⅵ章 IFRSがビジネスに与える影響
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国際会計基準IFRSについてビジュアルを使って書いた本 内部統制(IT統制)との関連を調べるために書いたが 結局よく分からなかった。 しかし、IFRSと現在日本の会計制度の違いを知る上では 非常に分かりやすい。 初心者にはお勧めだと思う。
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