沖縄学入門 の商品レビュー
「沖縄」について学んだり教えるとはどういう営みなのか。「日本」に対する特異であるとともに同化すべき存在として設定された枠組みに沿うようにその経験を開示するよう求められてきた位置を学ぶことから、主体や普遍とは何かを問い返し問いを立て直そうとする。意欲的でありながらも、鋭さよりも揺ら...
「沖縄」について学んだり教えるとはどういう営みなのか。「日本」に対する特異であるとともに同化すべき存在として設定された枠組みに沿うようにその経験を開示するよう求められてきた位置を学ぶことから、主体や普遍とは何かを問い返し問いを立て直そうとする。意欲的でありながらも、鋭さよりも揺らぎを重視して、限りなく開かれているテキストだ。前嵩西一馬による終章「Teaching Culture」は、「システムの中に身を置きながらその周縁にとどまる」ことについてユニークに思考をめぐらせるためのレッスンとしての本書の性格をよく示している。 とはいえ決して身構えさせるような本ではない。多様なテーマで関心に惹かれるままに読み進めながら、やがて沖縄について学ぶということ、学ぶ自身へと問いをめぐらせるよう緩やかに誘ってくれる。
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【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB01897107
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横書きの編成で、なんだか教科書みたいだなと思ったけど…。 観光地としての「美ら島」という点や、基地問題しか、オレの住むこの街では沖縄についての情報はなかなか入ってこないけど、文化に関する点については、いいネタ本になるかも。 しかし、基地問題に関して、一面性しか見られなかったの...
横書きの編成で、なんだか教科書みたいだなと思ったけど…。 観光地としての「美ら島」という点や、基地問題しか、オレの住むこの街では沖縄についての情報はなかなか入ってこないけど、文化に関する点については、いいネタ本になるかも。 しかし、基地問題に関して、一面性しか見られなかったのでマイナス。
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