現代物理学の世界 の商品レビュー
内容はさっぱり分からなかったが、先生方が楽しそうに自分の研究分野の話をしているのを読むと、やっぱり心惹かれる。 第1部 物質の根源 1 素粒子の統一理論 川合光(京都大理) 2 ニュートリノ地球科学 鈴木厚人(KEK) 3 クォーク・グルーオン・プラズマ 初田哲男(東京大理) ...
内容はさっぱり分からなかったが、先生方が楽しそうに自分の研究分野の話をしているのを読むと、やっぱり心惹かれる。 第1部 物質の根源 1 素粒子の統一理論 川合光(京都大理) 2 ニュートリノ地球科学 鈴木厚人(KEK) 3 クォーク・グルーオン・プラズマ 初田哲男(東京大理) 4 CP対称性の破れと質量の起源 高﨑史彦(KEK) 5 格子量子色力学と計算素粒子物理学 宇川彰(筑波大数理) 第2部 物質科学の探究 6 ボース-アインシュタイン凝縮 上田正仁(東京大理) 7 高温超伝導フィーバーとこれから 北澤宏一(科学技術振興機構) 8 高強度レーザー物理学 植田憲一(電通大レーザー研) 9 統計物理学 早川尚男(京都大基礎物理研) 10 ソフトマター物理学 太田隆夫(京都大理) 第3部 未知なる世界の開拓 11 非平衡開放系の物理学 吉川研一(京都大理) 12 不規則系物理学 八尾誠(京都大理) 13 経済学における物理学的方法 西村和雄(京都大経済研) 第4部 宇宙の過去・未来の探究 14 天文学と物理学 二間瀬敏史(東北大理) 15 ダークエネルギー 須藤靖(東京大理) 16 初期宇宙論 横山順一(東京大理) 17 ニュートリノ物理 中家剛(京都大理) 第5部 量子応用技術の創造 18 量子テレポーテーション 古澤明(東京大工) 19 核融合プラズマ 伊藤早苗(九州大応用力学研) (所属は当時)
Posted by
このシリーズはなんだか新しいタイプの教科書みたいで、益川さんを使って宣伝してるけど、読んだことないのでよく知らない。この巻はたまたま図書館で見て、面白そうだったので読んでみた。研究者がそれぞれ自分の研究を紹介するっていうもので、まあ基本こういうのははずれがないもんだ。最初見たとき...
このシリーズはなんだか新しいタイプの教科書みたいで、益川さんを使って宣伝してるけど、読んだことないのでよく知らない。この巻はたまたま図書館で見て、面白そうだったので読んでみた。研究者がそれぞれ自分の研究を紹介するっていうもので、まあ基本こういうのははずれがないもんだ。最初見たときは、理論の人が多いのかなと思っていたのだけど、以外と実験の人もいた。そして、実験屋さんのほうがいいこと書いてるよなあ、というのは贔屓目かもしれない。 まあ拾い読みしてればおもしろいんだけど、基本的にどの人も学部1年や2年の人でも読めるような書き方をしてない。もちろん、勉強不足の4年生の僕では意味の分からないところだらけである。そこらへんは、もう少しどうにかならんかったのか、と。そして、知識がほとんどなくても楽しめるものは、たいてい面白い(理解できるから面白いのではという説もあるけど、、)。北澤宏一さんの高温超伝導フィーバーの話はあまり研究紹介になってなくてただの昔話だったのだけど、詳しく知らなかったので面白かった。それが一番印象深かったかな。自分と近いところでは鈴木厚人さんが書いてた。 多くの場合、最後のほうにに物理を志したきっかけ、学生時代のはなし、師匠は誰だったかとかが書いてあり、それがこの本のよいところ。とくに、指導教官が誰だったとかは、ああ、この人あそこの研究室出身なのか、とか、そことそこつながってんのか、とかね。
Posted by
- 1