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「超短編シナリオ」を書いて小説とシナリオをものにする本 の商品レビュー

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2011/03/08

「武士の家計簿」の柏田道夫さんが 公募ガイドで連載していたシナリオ教室のコラムを 書籍化したもののようです。 いくつかのお題にそって応募された600字シナリオを講評しながら シナリオ表現のテクニックを学ぶ、という形式になっていました。 思ってた内容と違ったけど、 基礎的なスキ...

「武士の家計簿」の柏田道夫さんが 公募ガイドで連載していたシナリオ教室のコラムを 書籍化したもののようです。 いくつかのお題にそって応募された600字シナリオを講評しながら シナリオ表現のテクニックを学ぶ、という形式になっていました。 思ってた内容と違ったけど、 基礎的なスキルの良い見直しになったかな。 冒頭の人物造形の方法は具体的でためになった。 ぐさっと来たのが、ありがちなネタの例。 夢オチ、幽霊話、双子、オカマ、 引きこもり、いじめ、介護、認知症、 といったものが挙げられていました。 特にお題が与えられた場合、 アイデアが偏ることが多いんですが、 自分が思いつくようなアイデアは他の人も 思いつくと思っていたほうが良いようです。 いかに自分の発想がたいしたことないものか痛感しますね。 とはいえありがちな素材でも描写が具体的で リアリティがあると完成度も上がる。 優秀作品を実際に読んでみると、 やはり描写に一味違った創意工夫があるのがよく分かる。 やっぱりディティールの作りこみが大事。 あと参考になった点としては、以下などなど。 安易にアイデアに飛びつかない。もう一ひねりして、詰める。 タイトルも工夫する。イメージが広がるものを何通りが案出する。 書き出しも10パターンくらいひねり出す努力をする。 主人公に感情移入させるよう、視点をブレなく描く。

Posted byブクログ