海洋法と船舶の通航 の商品レビュー
国連海洋法に関する解説書。 全体的な網羅もきちんとなされている一方、近年関心の高い事項に ついても過去の事例を紹介しながら丹念に説明をしている。 無害航行と通過航行の違いなど、別項目にまたがる横断的な説明が もう少し欲しいと感じたが、解釈が確定していない部分が多いなかでの 解説...
国連海洋法に関する解説書。 全体的な網羅もきちんとなされている一方、近年関心の高い事項に ついても過去の事例を紹介しながら丹念に説明をしている。 無害航行と通過航行の違いなど、別項目にまたがる横断的な説明が もう少し欲しいと感じたが、解釈が確定していない部分が多いなかでの 解説としては良くまとまっていると思う。 領海であっても外国船の無害航行は認められているなど参考になる点は多かった。
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20世紀になると、公海では海洋利用技術の飛躍的な進歩によって、乱獲による漁業資源の枯渇、海底資源の配分、海洋環境の悪化などの問題が生じるようになり、かつての自由放任的な公海の自由は資源開発、汚染防止の分野を中心に制限を行う必要に迫られてきた。
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