手塚治虫の昆虫博覧会 の商品レビュー
生活上の感覚でいうと、虫は大の苦手、会わずに済むなら会いたくないのだが、「生きもの地球紀行」的な、「ダーウィンが来た」的な興味でいうと、摩訶不思議で面白いなあと思っている(変態とか、いったい何が起きてるんだろうか)。そしてまたネット上では「昆虫エイリアン説」が唱えられていたりす...
生活上の感覚でいうと、虫は大の苦手、会わずに済むなら会いたくないのだが、「生きもの地球紀行」的な、「ダーウィンが来た」的な興味でいうと、摩訶不思議で面白いなあと思っている(変態とか、いったい何が起きてるんだろうか)。そしてまたネット上では「昆虫エイリアン説」が唱えられていたりするのをちょっとワクワクしながら読んだこともあり、妙に科学(?)心を刺激してくる存在…ではある。 というわけで、『手塚治虫の理科教室』が面白かったので、仲間のこの本も読んでみた。いや面白い。ハチの社会制度とか、カマキリは交尾のときにメスがオスを食べるとか、蝶道、迷蝶、雌雄体、純粋に「へぇぇぇ!」と驚く楽しみ、知る喜びに浸ることができた。昆虫採集に明け暮れた少年時代を語ったエッセイも楽しかった。 理科教室に比べると、絵本風あり、大人向け風刺漫画ありと、手塚さんの作風の幅の広さがより味わえた。
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手塚治虫さんもファーブルが大好きだったんですね。 ファーブルのような話も、登場する昆虫がすべて擬人化されていて面白い。昆虫のことをよく知っていると、かえって理解しにくいこともあるかな。
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