日韓がタブーにする半島の歴史 の商品レビュー
韓国は音楽や映像などのクリエイティヴな創作物に非常に優れた結果を残しており、世界中が韓国アイドルやドラマに席巻されている。私は韓流ドラマなどはほとんど見たことないが、韓国料理のお店で流されている映像を見るだけでも、何かわかりやかすぐ感情に訴えかけてくる内容で、音声はほぼ聞こえなか...
韓国は音楽や映像などのクリエイティヴな創作物に非常に優れた結果を残しており、世界中が韓国アイドルやドラマに席巻されている。私は韓流ドラマなどはほとんど見たことないが、韓国料理のお店で流されている映像を見るだけでも、何かわかりやかすぐ感情に訴えかけてくる内容で、音声はほぼ聞こえなかったがかなりの興味を惹かれた。音楽にしても映像にしても、人の心を掴むのが得意な民族なのではないかと思う。 本書の筆者は韓国・北朝鮮のある朝鮮半島の歴史書について、日本に関する内容があまりにも創作的である事に怒りを感じている。本書は朝鮮半島の歴史書である「三国史書」に記された内容の検証が中心になる。韓国ルーツ論は現代の韓国でも多く発信されているが、我々日本人に言わせれば笑える内容は多い。真偽のほどはわからないが、 ・日本食は韓国がルーツ ・天皇家は韓国人 ・日本という国は韓国人が建国した など、多くの説が韓国では流布される。日本だけならまだ良いが食も音楽も宗教も言語も古代の技術も何もかもが韓国から生まれて世界に発信されるという韓国起源が未だに生まれ続けている。科学技術が進歩し、地質学や生物学などの研究と証明が進んだ現代において、韓国人がそれらを本気で信じているとは思えないが、そうした教育を受けた韓国人もいるかもしれない。 そうした事実の作り替えが現代でもなお行われているから、過去の半島の歴史書も疑ってかかるしかない。 歴史書などはどこの国でも自国を正当化したり、外部(海外)に向けて権威を示す為に作られることが多い。日本でも「日本書紀」は明らかに中国に向けて作られた創作的な内容は含まれる。それが全て事実なら、神がかり的な出来事により日本が出来上がった事になってしまう。こうした歴史書の経緯や存在意義を考えれば、創作的な記述から実際にあった出来事を想像するための歴史であり、そこに歴史研究や解明の面白さがある。科学の進歩や新しい遺跡の発見などが、遡ってそれまでの通説を覆していくのは少し違和感を持っていたジグソーパズルのピースがピッタリハマるような感覚ではないかと思う。 本書に記載された筆者の考えも一つの考え方であり、事実を同時に遡って見ることはできないから、真実か否かはわからない。だがそうした読み方もあることを受け入れ、自身の考えや認識と照らし合わせて想像して見るのは楽しいであろう。異説を知らなければ視野の狭い考え方に陥ることは避けられない。そのような意味で非常に面白い内容だ。
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かつて、朝鮮半島の南の方も倭の領域であり、倭の出自は中国南部という主張の本。自分には真偽を確かめるすべはないが、この本を読んでると、つくづく朝鮮半島はやるせない地域だと思ってしまう。
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取り急ぎタイトル 三国史紀は高句麗・新羅・百済の時代を記述 山賊が建てた国高句麗が新羅の帰伏により受け継いだ正当性を訴えている 1.日本列島から来た賢者が半島の指導者 2.倭種が実権を握り、最初の外交団も倭人 不快になるかもしれないので読むのやめました
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書かれている内容そのまま全てが正しいとは受け止めないが、少なくとも「騎馬民族征服王朝説」よりはよほどまともだし、資料を素直に読むべきという点には同意できる。また、韓国が資料の「韓国」と「日本」を入れ替えて主張している例を挙げているが、他の分野でも韓国人の「語るに落ちる」例を見てき...
書かれている内容そのまま全てが正しいとは受け止めないが、少なくとも「騎馬民族征服王朝説」よりはよほどまともだし、資料を素直に読むべきという点には同意できる。また、韓国が資料の「韓国」と「日本」を入れ替えて主張している例を挙げているが、他の分野でも韓国人の「語るに落ちる」例を見てきているので、かの国の思考形態としてとても納得できる。終章に過去の実例が挙げられているが、政治的圧力や変な自粛を抜きに韓国史/日韓関係史の研究が進むことを願いたい。
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歴史観が根底から覆る。知っている歴史と今回読んだ歴史には大きな隔たりがある。どちらがどうとかはをとりあえず置いてもいい。歴史は捉え方によって違うかもしれない。だとしても、一度読んでおくといいと思う。自然で説得力のあるのはどっちなのか。どちらの言っていることに分があるのか。素直に歴...
歴史観が根底から覆る。知っている歴史と今回読んだ歴史には大きな隔たりがある。どちらがどうとかはをとりあえず置いてもいい。歴史は捉え方によって違うかもしれない。だとしても、一度読んでおくといいと思う。自然で説得力のあるのはどっちなのか。どちらの言っていることに分があるのか。素直に歴史書を紐解いたように見えるしどう読むと今みたいになるか、そして作者はこう思う。と率直に述べられている気もした。
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それにしても、室谷氏の客観的なデータから分析し、韓国の主張がいかにウソだらけで根拠が全くないことを次々暴いていく分析力というか執念は凄い。時事通信にも凄い記者がいたことに驚き。それに比べて山田恵資(論説委員・前政治部長)とか冨田共和は…。(P.S.この室谷氏、同じ新潮新書から「...
それにしても、室谷氏の客観的なデータから分析し、韓国の主張がいかにウソだらけで根拠が全くないことを次々暴いていく分析力というか執念は凄い。時事通信にも凄い記者がいたことに驚き。それに比べて山田恵資(論説委員・前政治部長)とか冨田共和は…。(P.S.この室谷氏、同じ新潮新書から「悪韓論」を出している。こちらは近現代の韓国史がメイン。関東では売れ行きが予想以上に良く、増刷が追いつかない程だそうだ。さらに産経新聞出版から「呆韓論」を出版。こちらは韓国の呆れ果てる反日行動の実態がメイン。こちらも売れ行きが良く、増刷に次ぐ増刷だそうだ)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本の古代の文明は朝鮮半島から伝来したという歴史史を根底から否定する内容。どれももっともらしいが反論もきっとあるだろう。それを読んでみないと判断のしようがない。
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何なんだ。 だろう、と思われる、と想像できる、に違いない、などなど。 ほぼほぼ、どれも著者の憶測の域から出ていない。 よく、これで本にしたものだな。 朝鮮半島から倭国の歴史の話かと思えば、最終的には、ただ在日バッシング。 参考文献が一冊もないってのは、何なんだ。
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反韓感情が前面に出ているような書きぶりで、恣意的な本では無いかと思ったが、結構しっかりと勉強して書かれている本だと考える。 韓国の歴史書「三国史記」(韓半島の正史)、「三国遺事」(野史)の記述を元に、日韓で常識とされていることがらの間違いを正すという意図で書かれたものである。 ...
反韓感情が前面に出ているような書きぶりで、恣意的な本では無いかと思ったが、結構しっかりと勉強して書かれている本だと考える。 韓国の歴史書「三国史記」(韓半島の正史)、「三国遺事」(野史)の記述を元に、日韓で常識とされていることがらの間違いを正すという意図で書かれたものである。 ただ、古代史のみを持ってして日韓の交流史とするものではないことは考えておく必要があると思う。古代史からいきなり近現代史につながるわけではないという事も認識しておくべきでは無いか。 冒頭、「天皇陛下の「お言葉」を引かれ「お言葉」に象徴される”常識”に意義を唱えたい」とされている。私は、「お言葉」自体に間違いはないと思う。 「貴国は我が国にもっとも近い隣国であり、人々の交流は、史書が明らかにされる以前のはるか昔から行われておりました。そして、貴国の人々から様々な文物が我が国に伝えられ、私共の祖先は貴国の人々から多くのことを学びました」 日韓の関係は、この「お言葉」を根底において考えなければならない。 本書にて、見識を改にしたが古代においても韓半島三国は国としての統一が遅れ,既に諸国連合となりつつあった倭国に一等遅れた地域であったと言う事である。近代にあっても韓国は近代化が遅れ、それを日本につけ込まれたという風にも言えない事もないのであるが、だからといって、文明、技術が常に日本から韓半島に常に一方的に流れていくだけであったとは言いきれないのである。 日本と中国に常に直接の交流があったわけではなく、また韓半島が地理的に中国に面しているということから、中国の文化、技術が韓半島を経由してもたらされた時代もあったであろう。たとえば仏教の公伝は百済を通じてとされている。作陶技術なども朝鮮出兵の時期に朝鮮の陶工がもたらしたものがある。日本が一方的に韓半島から学んでいたというわけではないにしても、韓半島を通じてもたらされた技術文化はたくさんあると思うし、韓半島由来の習俗風習の類いもあるようにも思う。 互いに影響し合いながら歴史を刻んできたという事を根底において日韓関係を考えていく必要があるのでは無かろうか。 後半三分の一は、韓国がいかに歴史をねじ曲げて教育しているか、またOINK(Only in Korea )と揶揄される(日本人でなく欧米の国際金融関係者による造語だそうだ)韓国の特異なやり方について詳述している。ひどい悪口に聞こえるが、筆者が大げさに書いているとは思わない。そんな国なのである。中国とともになかなかおつきあいしにくい国である。
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こういう本はいろんな立場の人が書いた内容をおしなべて読んで、やっと客観的な感想がいえるのかも知れない。本の内容はともかく、なんだかとても攻撃的。もっと冷静に学びたいのだけれど・・・。
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