椿鬼(1) の商品レビュー

押切蓮介(著者)

2013/05/24

「ミスミソウ」は大丈夫だったので、大丈夫だろうと思って読んだらぜんぜん大丈夫じゃなかったよ。

押切先生の生理的なホラー（スプラッタというだけではなく、人間や自然や物の怪などの怖さ）はヤバイわ。

番外編が、凹んだ。生理的に。自然怖い。

アマゾンのレビューで和んだ。みなさん押切先生上級者なのね。

2013/03/01

結局のところ、ハイスコアガールの大野晶がいまのところ最高傑作なのではないだろうか。大野晶並の魅力を求めて読むのだけれど。。。でろでろもそのうち読みます。

ミニスカなのがそこまで効果的でない気がする。

2012/07/12

ツバキの立ち位置がわからん。話に介入するのか傍観するのかどっち？

日本民俗系ホラーはいいけど、姥捨て山の話位しか怖さが。
太ももフェチとしてもイマイチ。

2012/01/09

押切蓮介版『蟲師』山の「色」が見えるマタギの少女・椿鬼は、父のあとを継ぎ、人を憎み猛り狂う山を守り、旅をする。グロテスクアクションホラー。押切蓮介が『蟲師』をやったらこうなるだろうな、という作品。実際、最強少女×グロアクションというのは、押切蓮介が『ゆうやみ特攻隊』などの作品でもやっている十八番。そこに旅要素を加え、数話で完結するスタイルにすれば、「椿鬼」の完成である。面白いかどうか、と聞かれれば迷わず、面白い、と応えるが、すごく面白い、とは言えない。というのも、アクション的な突き抜けた爽快感で言えば『ゆうやみ特攻隊』に勝てないし、ホラー要素で言えば『ミスミソウ』の方が丁寧、かといって『蟲師』ほど独創的な民俗世界を描けているとも言えない。ただ手持ちの武器で焼き直しをやっているようにしか見えないのだ。彼の才能をもってすれば、もうひと要素、プラスアルファできるはずなので、次巻以降に期待。あるとすれば椿鬼の過去かなあ。

2010/08/01

押切蓮介作品ということで購入。相変わらず描いている内容が秀逸。この悲壮感はちょっとやそっとじゃ描ききれない。ラストのひかりの森は圧巻の一言

2010/05/19

「お山」の発する声なき声、人ならぬ悲鳴を聞き、ときにそれを絶つ少女の話。
山がそういうふうに声をあげ、変貌する原因は大抵が人間の振るまいであり、起承転結の前半では人間が酷い目に合う。因果応報っちゃ因果応報だが、舞台設定が現代ではないので、山を切り崩しきってビルをおったてた、というほど山を遠くへ追いやっているわけではないんだよなぁ。
まあ、それでも人間が群れて生きる以上、生活最低限以上の狩りをしたり、装飾のために無駄な採石をしたりするものだから、そういうところが怒りの対象になりうるのだが。
で、少女、椿鬼が示す「絶つ」とは、それら人間を全滅させるのではなく、山の方へ引導を渡す方がずっと多い。恨みばかりに埋もれて化け物の塊になる前に消滅させてあげるという感じ。
毎話読み切りで、椿鬼が色々なところを旅する「蟲師」のようなつくりかと思ったけど、少しずつ前回までのエピソードが次の話に影響を与えているのが面白いです。
椿鬼は父親と同じ仕事がしたくてこの生き方を選んだそうなので、今後はその辺りの過去が出てくるのかしら。

おまけページの「椿鬼のキャラクターデザイン没案」があまりに最終稿と違っていてふいた。これはネタ？それとも事実？

2010/05/17

押切蓮介とズレてきちゃったのかなあ……と感じた一冊。
とにかく椿鬼が微妙。変なアニメ調キャラなどいらんのよ。初期設定の第一案でよかったんじゃないの？
椿鬼が出てこない「紅の谷」と「ひかりの森」はよかったと思う。鬱々しくて素敵。

まだまだ百コマに一コマぐらいの割合でいい絵を描いているので頑張ってほしい。

2010/05/18

押切漫画はどれも良いデザイン
※雑感
１話目は姥捨て伝承にソニー・ビーン一族を混ぜて翻案したような作りで少々安直だったが
２、３話目は大自然のブキミな面が滲み出ていて面白かった。
一番完成度が高いのはラスト掲載のひかりの森。
よくあるどんでん返しなんだけど動物達のファンシーな描写が可愛すぎてギャップが凄い(良い意味で)

あとやはりネームのふざけたセリフ回しや奇声のバリエーションがツボに入ってしまう。