経済予測脳で人生が変わる! の商品レビュー
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経済予測を行うには経済学のみを勉強すればよいのでなく、心理学・哲学・歴史の素養を付けておくことが重要である。経済は人の心理や行動によって左右され、歴史は繰り返すためである。これらの素養にプラスして、新聞を読み情報を取捨選択することが大事である。特に事実か予測なのかを判断し、事実に伴う自己の予測を起てていくことが経済予測脳を育む。 様々な観点から物事を俯瞰し、自分なりの答えを用意することこそ今後の人生を賢く生きるための術である。
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経済分析には経済以外の、心理学・歴史・哲学を学びましょう。という主旨。 私はそうやってきたんでサブプライムとかも予測できました、すごいでしょう、という匂いもするので☆ひとつマイナス。
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歴史学、心理学、哲学からのアプローチ 行動ファイナンス 情報収集=事実収集にすべき 浅田彰 構造と力 逃走論 消費社会の神話と構造 資本主義の未来 文明の衝突
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歴史学、心理学、哲学から予測脳を養う。 具体的な指南があり、面白かった。 早速上記に関連する書籍をあさろうと思う。
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読書目的 ①世界潮流を見る能力として、著者の主張する『経済予測脳』を理解する。 ②著者が主張する歴史学、心理学、哲学の重要性を学び、学問的視野の拡大のきっかけとする。 ベストセラー『サブプライム後の損資産運用』、『サブプライム後の新世界経済』の著者でエコノミストである中原圭介さ...
読書目的 ①世界潮流を見る能力として、著者の主張する『経済予測脳』を理解する。 ②著者が主張する歴史学、心理学、哲学の重要性を学び、学問的視野の拡大のきっかけとする。 ベストセラー『サブプライム後の損資産運用』、『サブプライム後の新世界経済』の著者でエコノミストである中原圭介さんの著書。ご自身の世界潮流を見るスキル『経済予測脳』を紹介している。 ・経済予測脳とは 経済予測脳とは、『起こりうる未来を描き出し、その方向に向け行動すること』。 現在の日本の経済・政治のシステムは『資本主義』と『民主主義』。『資本主義』の本質は『弱肉強食』。努力すれば報われる一方、努力を怠ると敗れ去る社会。一方、『民主主義』は公平平等な社会を実現すること。特に資本主義による弱者を民主主義の観点で救済し、2つのシステムのバランスをとることが、本来の政府の役割。しかし、バラマキ型の政策を続ける今の日本政府にそれを期待することは出来ない。 したがって、この混沌とした時代を生き抜くのに頼るべくは自分自身しかなく、その能力として経済予測脳が必要不可欠。そして、経済予測脳を身につけるには、経済学以外の学問の視点を必要とし、著者は特に歴史学、心理学、哲学の重要性を主張している。 ・歴史学の視点 『歴史は繰り返す』の言葉通り、人間の本質(思惑と欲望)は昔も今も大きな違いはない。今起きている現象は、歴史の事例を検証することで、次に何が起きるかを予測することが出来る。 ・心理学の視点 人間は、時として非合理的な判断で行動する。今起きている現象は、どのような人間の心理に基づいているかを検証することで、次に何が起きるかを予測することが出来る。 ・哲学の視点 今起きている現象の全体構造や本質を抽出するには、哲学的視点で思考力を鍛え、物事を俯瞰的に捉える能力を身につけることが必要。 【感想】 前著『サブプライム後の世界経済』でも概略が説明されているため、内容に目新しさは余りありません。しかし、以前から合理的行動をとる人間をモデルとした経済学に違和感を持っていた私にとって、歴史と心理学の視点から人間行動を読み解く姿勢は、非常に共感できる考え方です。加えて、哲学の視点で物事を構造的に俯瞰して捉える姿勢は、情報が氾濫する現代において、世界潮流を読み解く上で必要不可欠な考え方だと思います。 又筆者は、インターネットで新聞情報が収集できる現代において、『それでも新聞を(可能ならば複数)読みなさい』と主張し、速読が流行している中、敢えて『非』速読を主張しています。いずれも、物事を大局的に捉え、思考力を鍛えることが経済予測脳には必要であるとの考え方に基づいています。これは、私にとって大変参考となる考え方です。 又筆者は、現在起きている欧州の経済危機を、自分の先入観から予測できなかった失敗談を敢えて紹介しています。この真摯な姿勢こそ、複雑な現代を生き抜く上の必要な考え方として、共感を持ちました。 【個人的サプライズ】 本書を通じて、筆者は哲学的視点を身に付ける参考文献として、哲学書『構造と力』(浅田彰)を推薦しています。私は本書を読んで、哲学的なものの見方に非常に興味を持ったため、この『構造と力』を購入しようと思っていました。偶然ですが、先週末に積読の書籍を項目別に整理をした際、蔵書の中にこの『構造と力』を発見しました。何時、何のために購入したのか、まるで記憶にありません。いずれにしても、非常に難解そうな書籍ですが、何とか読破して思考力を鍛えようと思いました。
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学んだことが殆んどない。歴史・心理学・哲学とかを幅広く学ぶことが経済予測には必要であるということの説明をひたすらしているだけなので、こんな長さもいらないしこんなに金を払う価値はない。
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経済学に関する知識を持つことは不可欠だけれども、それだけでは予測はできないと主張している本。著者の中原さんは歴史学、哲学、心理学を取り入れ、物事の本質を理解し、その変化を嗅ぎ取ることから予測に活かしている。 では、どうしたら物事の本質を理解できるか?この本には「こうすればできる...
経済学に関する知識を持つことは不可欠だけれども、それだけでは予測はできないと主張している本。著者の中原さんは歴史学、哲学、心理学を取り入れ、物事の本質を理解し、その変化を嗅ぎ取ることから予測に活かしている。 では、どうしたら物事の本質を理解できるか?この本には「こうすればできる」というようなHow toは当然ないのだが、何故ならそれは簡単なものではないからだ。 それでも、幾つか興味深い指摘があった。これらは本質を得るための手がかりになるだろう。 * 他の学問や知識を動員し、大局的に物事を見る * 経済学や他の専門家の意見に頼るのではなく、自分で考えて本質を探り続ける * 考えることは鍛錬であり、続ければ続けるほどできるようになっていく * 事実と意見をふるいにかけ、事実に対して思考をめぐらせる 自戒を含めて話すと、プロの投資家でさえ、やることが多くなっていくと、証券会社のアナリストのレポートを読んで知恵をつけたり、そのレポートを出発地点として自分の考えを足して考えをまとめることがある。著名なアナリストの話は、ストーリーがよく練られているため分かりやすいし面白いのだが、話に入り込みすぎると、事実の羅列を理解したり疑問に思うよりも、ストーリーそのものや結論に興味が向かってしまい、自分で考えなくても分かった気になってしまうことがある。著名なアナリストほどプレゼン能力が高いので、危険な思考パターンだ。 予測脳は一日にして成らず、近道はないのである。自分から事実を選り分け、考えることを続けていかなければ、そうした思考力は身につかない。 (参考)ボクのブログより:http://d.hatena.ne.jp/ninja_hattorikun/20100518
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「経済予測脳」、歴史、哲学など、幅広く教養を深めて、自ら考える人が、持つ頭脳のことだ。 経済は、人が関わってくる、数式道理には決してならない。 高等な経済理論も、人間の合理性を欠いた、行動にはついては行けない。 歴史から何を学ぶか、ローマ帝国、モンゴル帝国などなど、繁栄しつづけ...
「経済予測脳」、歴史、哲学など、幅広く教養を深めて、自ら考える人が、持つ頭脳のことだ。 経済は、人が関わってくる、数式道理には決してならない。 高等な経済理論も、人間の合理性を欠いた、行動にはついては行けない。 歴史から何を学ぶか、ローマ帝国、モンゴル帝国などなど、繁栄しつづけているものは、過去の歴史には存在しない。 そこから何を学ぶのか。 人間の愚かさだとうか。 19世紀は、英国の時代、20世紀は、米国の時代、さあ、21世紀は、どこの時代だろうか。 経済は、どんどん動いている。 無策な政治家、官僚がコントロールしている、日本には、残念ながら、明日はないのかもしれない。 哲学から何を学ぶか。 人間の種としての愚かさか。 地球上の生物の中で、突出して、貪欲な生物人間を深く学ぶ事により、経済理論が役に立たない事があることを学ぼう。 だからといって、何もしないとは、愚か者だ。 今、もてる知識を使って、たまにはよく考えてみたらどうか。 これから、どんな社会になるかを!
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歴史、心理、哲学など経済の知識だけに捉われずに知識を吸収することで新たな視点を身につけようという主題の本です。 内容をさらっと読んでもともとあまり期待はしてなかったのですが、その通りでした。 そもそも内容が薄く、いまいち論理的ではない。(著者の前著を読んだわけではないので、本当は...
歴史、心理、哲学など経済の知識だけに捉われずに知識を吸収することで新たな視点を身につけようという主題の本です。 内容をさらっと読んでもともとあまり期待はしてなかったのですが、その通りでした。 そもそも内容が薄く、いまいち論理的ではない。(著者の前著を読んだわけではないので、本当はロジックがあるのかも知れないけど少なくとも本書ではあまり感じれなかった。) 個人的に最近今までとは違ったジャンルの本を読んでいるので、その辺の有意性を確認したかったが、そこまでには至らずといった感じです。 本書の中で紹介されていた本については後日読んでみたいと思います。
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著者のバックグラウンドが歴史学という点に驚いた。ただアナリストとして他と差別化しようとするなら、情報量ではなく、視点の独自性であるべき。著者の考え方はその点一致するものであり、経済ニュースに一喜一憂する前に、歴史と哲学を勉強すべしという指摘には説得力を感じる。
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