私のオペラ人生 の商品レビュー
20140606読了 1970年から20年以上にわたってドイツでオペラ歌手として活躍してきた著者の回顧記録。ドイツの劇場システム、オペラ座との契約、コレペティトーアの仕事など、馴染みのない世界が解説されているのがありがたい。オペラ歌手として仕事をしてきた上でのエピソードもおもしろ...
20140606読了 1970年から20年以上にわたってドイツでオペラ歌手として活躍してきた著者の回顧記録。ドイツの劇場システム、オペラ座との契約、コレペティトーアの仕事など、馴染みのない世界が解説されているのがありがたい。オペラ歌手として仕事をしてきた上でのエピソードもおもしろい。●あの真っ黒でくちばしが黄色い鳥はつぐみの一種で、アムゼルという名前。●「キャリアに必要なのはビタミンB」。ベッドとベツィーウング(コネ・関係性)。ただし副作用が強いので冷静に賢く用いるべし。●舞台保険があるなんて知らなかった。●「Lampenfieber」
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オペラ歌手になるつもりはなく、偶々ドイツでチャンスに巡り合ってドイツを中心に活躍してきたというこの人は、流石にドイツで長年鍛えられたのか、逞しい自己主張で、実に爽快に楽しく読むことが出来ます。オペラの裏幕のエピソードの数々など、陰でこんなことが起こっているというのは可笑しいもので...
オペラ歌手になるつもりはなく、偶々ドイツでチャンスに巡り合ってドイツを中心に活躍してきたというこの人は、流石にドイツで長年鍛えられたのか、逞しい自己主張で、実に爽快に楽しく読むことが出来ます。オペラの裏幕のエピソードの数々など、陰でこんなことが起こっているというのは可笑しいものです。3歳の自らの娘にブラボーと呼ばれた話、ライバルの米国人美人ソプラノ歌手との配役を巡る鞘当て、日本のオペラでは全く体格・化粧・性格が合わず、不評だったなど・・医者の夫についてドイツに渡ったことから始まる人間の一生の不思議さを感じ ました。フランスに着いた夜のルチアを聴いて涙したこと、ブラームスの歌曲を歌っている際に、込み上げてきて絶句しそうになったとか、この方にとっても思い出の音楽シーンがリアルに見えたように思います。
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図書館の本 一応歌い手のはしくれですがはじめてお名前うかがいました。 1969年渡独。苦労なさったでしょうにあまり苦労はかかれていないように思います。 オペラ座に所属するということ 現地語で歌うということの難しさ などが印象に残りました。 特に日本人同士足を引っ張るってオペラの...
図書館の本 一応歌い手のはしくれですがはじめてお名前うかがいました。 1969年渡独。苦労なさったでしょうにあまり苦労はかかれていないように思います。 オペラ座に所属するということ 現地語で歌うということの難しさ などが印象に残りました。 特に日本人同士足を引っ張るってオペラの世界はやっぱりどろどろしているんだなぁと改めて思う。 レッスンの内容とかも面白かったです。 ザイフェルトって女泣かせだったのね。 メゾ・コロラトゥーラという声域もはじめて知りました。
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