闇の奥 の商品レビュー
★3~4の間ってところでしょうか。 小人族をめぐる冒険小説。 ところどころコンラッドの『闇の奥』に出てくる世界観を彷彿させます。 ボルネオ編、紀伊山地編、チベット編と大きく分かれてますが チベット編の雰囲気が良い。
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夏のけだるい午後クロアゲハを見かけたときのような。ないと分かっているような気がするけれど、本当にないとは言い切れない世界。だからこそ切なく探し求めてしまう。この感覚が好きです。
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- ネタバレ
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この本は週刊文春の書評で知り、「地獄の黙示録」の基となったといわれるコンラッドの小説と同じタイトルをつけるのだから、相当な力の入った作品ではないかと思い、読むことにした。 ちらっと読み始めたのだが、どうも進まず、積読に。
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太平洋戦争末期、北ボルネオで気鋭の民族学者・三上隆が忽然と姿を消した。彼はジャングルの奥地に隠れ住むという倭人族を追っていたという。三上の生存を信じる者たちによって結成された探索隊は調査をすすめるうち、和歌山からボルネオ、チベットへと運命の糸に導かれていく(「BOOK」データベー...
太平洋戦争末期、北ボルネオで気鋭の民族学者・三上隆が忽然と姿を消した。彼はジャングルの奥地に隠れ住むという倭人族を追っていたという。三上の生存を信じる者たちによって結成された探索隊は調査をすすめるうち、和歌山からボルネオ、チベットへと運命の糸に導かれていく(「BOOK」データベースより) 文明の闇を描いた、ジョセフ・コンラッドの同名小説を先に読んだ方がよいかも。 和歌山毒物カレー事件は果たして必要だったか悩むところだけれど、おおまか辻原さんらしい作品ではないかと。
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辻原ワールドというのがあるらしいのだが、冒頭2章ではよくわからない。 ------ 結局、よく判らなかった。冒険記、紀行文、民俗学、風土記?
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おもしろかった。辻原ワールド全開の感。 冒頭部分は辻原ファンならばあの名作を思い出すに違いない。 出水裕二の大学ノートの中で語られる沈黙交易の場面が印象深かった。
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幸福の青い鳥・・・それは手の届くところにあった 他人を幸福にすることが、自分を幸福にすることだ 1956年、CIAはチベットの対中国抵抗部隊への肩入れ サイパン島、ロッキー山中キャンプ・ヘールで訓練 1959年、ダライラマ一行をインドへ脱出させたグループ CIAは1965...
幸福の青い鳥・・・それは手の届くところにあった 他人を幸福にすることが、自分を幸福にすることだ 1956年、CIAはチベットの対中国抵抗部隊への肩入れ サイパン島、ロッキー山中キャンプ・ヘールで訓練 1959年、ダライラマ一行をインドへ脱出させたグループ CIAは1965年の武器投下を最後に支援を打ち切った。 「ダライラマ自伝」 文春文庫
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