日米会計基準の比較分析 の商品レビュー
学者さんの研究書です。 日米の会計基準を比較し、有用性の水準には差異は認められないという結論は分かりましたが、いかんせん引用されている実例が古過ぎて、今の実務には全く役立ちませんし、私のように米国基準の改定の歴史には通じていない者には混乱をもたらすだけなので、部分的に拾い読みする...
学者さんの研究書です。 日米の会計基準を比較し、有用性の水準には差異は認められないという結論は分かりましたが、いかんせん引用されている実例が古過ぎて、今の実務には全く役立ちませんし、私のように米国基準の改定の歴史には通じていない者には混乱をもたらすだけなので、部分的に拾い読みするにとどめました。 実務家目線で☆1つとしましたが、個人でこれだけの実証研究をするのはたいへんな努力をされたのだということは付言しておきます。 実務家にはお勧めしませんが、研究者の方は、現行の日米基準に通じた上で読めば役立つのでしょうか。 最終章のIFRS導入後に比較研究を課題としたいとかかれてありましたので、速報性のある雑誌論文などで読んでみたいですね。
Posted by
- 1