刑事魂 の商品レビュー
今はカツ丼、懲戒ものなんですね~ 本人の失敗談、上司の判断ミス、飾らずに書かれていて 警察の中ってこんなもんなんだろうな がそのままそうでした 勉強になった
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筆者の自分の失敗を隠すことなく率直に記すところに好感。 泥棒捜査が刑事の基本!殺人と違い動機から割り出すのが難しいとか、微罪と思ってた奴が大悪党だったりと目からウロコな刑事録。
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前書きでストップしたままでしたが、読み終わりました。 だいたいノンフィクションは、現実に起こったことなので、どんなにエグくても、その状況にあった人と比べたら、なんと楽なものだろうと読むことから逃げてはならないと思うたちですが、体調があまりに良くなく、前書きの踏切に落ちたおじさんの...
前書きでストップしたままでしたが、読み終わりました。 だいたいノンフィクションは、現実に起こったことなので、どんなにエグくても、その状況にあった人と比べたら、なんと楽なものだろうと読むことから逃げてはならないと思うたちですが、体調があまりに良くなく、前書きの踏切に落ちたおじさんの様子がまるで目の前で自分に目を開かれたようで、幻影から吐き気続きになりまして… 本編はしっかりした内容のもので、読んで良かったと思いました。 地道なもの、その大切さは機械が進んだいまでこそ、ますます大事に思います。
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≪目次≫ 序章 刑事の眼 第1章 警視庁捜査二課 第2章 臨場 第3章 原点は「泥棒」 第4章 先入観と執念 第5章 捜査の不思議 第6章 落とす 終章 刑事の心得 ≪内容≫元警視庁刑事部捜査二課管理官だった著者の回顧録的な刑事の仕事を紹介したもの。淡々とした筆致で描かれた...
≪目次≫ 序章 刑事の眼 第1章 警視庁捜査二課 第2章 臨場 第3章 原点は「泥棒」 第4章 先入観と執念 第5章 捜査の不思議 第6章 落とす 終章 刑事の心得 ≪内容≫元警視庁刑事部捜査二課管理官だった著者の回顧録的な刑事の仕事を紹介したもの。淡々とした筆致で描かれた内容に、臨場感が漂う。一気に読める。 よくある、ベテラン刑事の新米刑事たちへの訓戒的な要素と、警察官、特に刑事の資質を述べた部分と混ざっているが、所謂刑事ものの小説やドラマなどをイメージしながら読むと、もっと面白い感じがする。
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[ 内容 ] 刑事とは、どんな人間で、どんな使命感をもって、どのように働いているのか。 たとえば殺人なら「鑑」を、暴力事件なら「筋」を、窃盗なら「手口」を読んでいくのが定石だが、ベテラン刑事は、それぞれどこに注目するのか。 捜査・取り調べに当たる刑事は、どんな点で錯誤しやすく、ど...
[ 内容 ] 刑事とは、どんな人間で、どんな使命感をもって、どのように働いているのか。 たとえば殺人なら「鑑」を、暴力事件なら「筋」を、窃盗なら「手口」を読んでいくのが定石だが、ベテラン刑事は、それぞれどこに注目するのか。 捜査・取り調べに当たる刑事は、どんな点で錯誤しやすく、どこに注意を払うべきか。 どんなホシも、どれほどささいな事件でも、必ず裏がある―。 “刑事バカ”として、現場で経験した事件から、ホシの心理や犯罪を取り巻く人間模様、失敗談、大きなニュースになったケースの舞台裏まで、その本質に迫り、等身大の刑事の苦しみや生きがいを紹介する。 [ 目次 ] 序章 刑事の眼 第1章 警視庁捜査二課 第2章 臨場 第3章 原点は「泥棒」 第4章 先入観と執念 第5章 捜査の不思議 第6章 落とす 終章 刑事の心得 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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被害者らの無念や痛み、悲しみに触れると激しく燃え上がる。未解決事件終結のためには相当な苦労もいとわない刑事魂。「○○事件容疑者逮捕」や「△△被告に死刑求刑」「死刑判決」などメディアが伝える節目以外の部分で、刑事は何を考え、どう行動しているのか ― 。初動、内偵捜査や取調室のやりと...
被害者らの無念や痛み、悲しみに触れると激しく燃え上がる。未解決事件終結のためには相当な苦労もいとわない刑事魂。「○○事件容疑者逮捕」や「△△被告に死刑求刑」「死刑判決」などメディアが伝える節目以外の部分で、刑事は何を考え、どう行動しているのか ― 。初動、内偵捜査や取調室のやりとりなど前々から知りたいと思っていた「現場」が、おぼろげながらイメージできる。 著者は高校卒業後、68年に警視庁入庁。捜査二課捜査係長や昭島署・刑事課長などを歴任し、07年に退職。その間に担当した日本道路公団贈収賄事件など大型案件だけでなく、黙秘を貫いていた容疑者が“落ちた”瞬間など思い出に残る事件を丁寧に説明。行間からは刑事魂が伝わってくる。 「『できる刑事』『いい刑事』は、みんな『慎重』」 と言い、「ある意味では『臆病』とも思われるくらい、ここ一番のときに慎重なのです。しかし、そのくらいの注意深さをもった人間こそ、刑事の適任者だと思っています」と断言、「刑事が相手にするのは、人間そのものではなく『人の心』です」「心を押さえないと、ホシは真実を語ってくれないからです」とする。 起業家や創業者ら業界のトップにたつような人はみな、心をつかむのが上手いと思っている。従業員や取引先の心をがっちりとツカミ、会社に推進力を与える。できる刑事もその1人なのだろう。 そのうえ、ツカム心の幅が広い。刑事二課が担当する「知能犯」を相手にすることもあれば、覚せい剤を常用する人、暴力団や官僚も。人間性全体が問われる職業なのだろう。 体験談を読んで感じるのは容疑者と1対1の人間同士として対峙しているということ。敵対している印象がない。仮名で紹介されている容疑者を呼び捨てにこそしているが、(そして絆などはないのだろうが)旧友との思い出を語っているようでもある。そのため、時に、捜査を離れたこともする。「ヤマはいっぱい踏んでるよ。しかし、オレは余罪は絶対にしゃべらない」と黙秘を貫く“忍び込み泥棒”のプロ・塩田がポツリと一言。「姉貴はどこにいるのかな。何十年も会ってねえな」。何気ない一言をきっかけに、姉を探し出し面会させた。そして翌日「余罪、全部しゃべるよ」。塩田が100件の余罪を自供した背景が紹介されている。 「余罪追及の手段としてではなく、純粋に、姉を探した我々の心が、大泥棒につうじたのだと思っています」 尾行や取り調べを通して容疑者を知り尽くしてもいる。性格、手口、印象的なフレーズなどを鮮明に記憶。「山田の特徴はそういった荒っぽさだけではありません。むしろ際立つのは、頭のよさでした」といった分析もある。 これまで何度も裁判を傍聴してきた。そこで知ることができるのは、ある程度かたちの整えられた被告人質問や供述調書のみ。が、そこに至る“舞台裏”こそ魅力的だと思った。逮捕の決め手となる証拠を見つけた瞬間。悟られないよう細心の注意を払って行われる尾行。自供を引き出した喜び。 「すべてが現場からスタートすることと、現場で瞬時に捜査の方向性を判断する『スリル』のなかでホシを追い求め、真実の追究に打ちこめることです。つまり、検察官にも裁判官にも味わえない『生きた現場』で勝負する権限を与えられているわけです」。著者が語る刑事の醍醐味に魅かれてしまう。
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