建てて、いい? の商品レビュー
パラパラめくったときに、主人公が家を建てるために住宅展示場に行くくだりが愉快だったのだ。 2004年にオレも自分の家を建てたのだが、結構住宅展示場に行くのって勇気がいるもの。 後ろからハウスメーカーの人がピシッとついてくる(笑)ので、冷やかしで行くのはなかなか・・ この小説の主...
パラパラめくったときに、主人公が家を建てるために住宅展示場に行くくだりが愉快だったのだ。 2004年にオレも自分の家を建てたのだが、結構住宅展示場に行くのって勇気がいるもの。 後ろからハウスメーカーの人がピシッとついてくる(笑)ので、冷やかしで行くのはなかなか・・ この小説の主人公の真里は、独身なのに「おくさま」「おくさま」と接客され、私は独身と答えた時の空気が・・ そんなプッと笑えるようなシーンが目に浮かぶ。 ライフスタイルというものは十人十色。キッチンにこだわる人もいれば、お風呂にこだわる人もいる。 プランを設計士に話し、図面を引いてもらい、それができたときのワクワク感。 自分や家族がそこで生活することを想像するだけでも、何だか心が満たされる気持ちになったなあ。 一生で一番高い買い物になるだろう家の購入。オレにはもう2度目は無いだろうなあ・・・。 全体を通してはさほど面白くなかったが(笑)、昔を思い出しました。
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「建てて、いい?」は、同じ30代半ばの女性として、主人公の決断、それに対する両親を始めとする周りの反応を興味深く読みました。まず金銭的に余裕がなくて、私には、独身で自分の家を建てるという選択肢は考えられませんが、独身女性で、一軒家を建てるという選択肢もあってもいいのではないかと読んでいくうちに思いました。ただ、私の想像力が足りないからか、主人公の家の間取りを文章から上手くイメージできなかったのが、残念でした。 「彼の宅急便」。20ページのとても短い短編でしたが、正直申しますと、「建てて、いい?」よりこちらの方が私好みでした。待てどもこない元彼からの宅急便を家事をこなしながら待つ主人公。やっと届いた宅急便は意外なものだった……。お話の結末も、とほほな感じで苦笑いしてしまいそうでした。
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独身女性が家を建てるのはありか、なしか。 どんなに疲れて帰ってきてもいいように、玄関あけたら風呂の部屋… ルパン三世に出てくるような、ベッドルームにぶらさがった紐をひっぱると180度部屋が回転…などなど非現実的なアイデアを、設計士と打ち合わせする描写が巧み。さものぞき見して...
独身女性が家を建てるのはありか、なしか。 どんなに疲れて帰ってきてもいいように、玄関あけたら風呂の部屋… ルパン三世に出てくるような、ベッドルームにぶらさがった紐をひっぱると180度部屋が回転…などなど非現実的なアイデアを、設計士と打ち合わせする描写が巧み。さものぞき見しているかのように、のびのびいろんな家を描いている。 これは家を建てる小説というのは建前で、本音はべつのところにある。 あっけらかんとしつつも、すこーし切ないお話。 同時収録の『彼の宅急便』は誰かと別れたことのある女性は、あーあーと共感できる。
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30代独身女性が男をあきらめ、一戸建てを建てようとするお話。 いやいやそれは違うでしょと思いながら読みました。 でも、そうすることでしか前には進めないと思う時があるのも事実。 悩ましい。
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30代半ば・独身・賃貸暮らしの女が思い立った。 「家を建てよう」 家とは?家が人にとってどうではなく、この人には家というかたちで必要だったもの。じゃあ自分にはどんなかたちがベストなんだろう。想像するのが楽しかった。併録されてる話がなんかぐさっときた。
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東京駅のHINT INDE BOOKで購入。 さらーっと読める本。 読み進めるうちに、ある意味ファンタジー!と思ってしまった。(おうちがある程度に裕福なひとの話なので、金銭感覚が自分と違いすぎた。)
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三十代半ばで独身で家を建てようと思う心境が私にはまだわからないなと思った。 併録されてる「彼の宅急便」は好き。
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