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赤い森 の商品レビュー

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19件のお客様レビュー

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2021/05/15

折原さん2作目。 人も動物も飲み込んでしまう胃袋みたいな樹海の森と、 その奥深くに佇む不気味な山荘の話。 折原さんの本、前回読んだ本もそう感じたけど、 読みやすくて面白いのに途中何が何だか分からなくなる。 頭の整理が上手くできない私だからなのかもしれないけど。 同じ文章や場面が...

折原さん2作目。 人も動物も飲み込んでしまう胃袋みたいな樹海の森と、 その奥深くに佇む不気味な山荘の話。 折原さんの本、前回読んだ本もそう感じたけど、 読みやすくて面白いのに途中何が何だか分からなくなる。 頭の整理が上手くできない私だからなのかもしれないけど。 同じ文章や場面が何回も出てくるので、時系列迷子に陥りそうになる。 樹海で彷徨う登場人物たちと一緒に本の中で彷徨ってる感があり、より一層不気味と不安を感じる。 ミステリーとしての結末は単純なものだけど、ホラーとしては禍々しさ満載な不気味な1冊。 途中の「袋とじ」と最後の「♾」はいるのかな?

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2015/08/28

延々と同じ内容の繰り返しで、 そんなに面白くはなかった。 樹海は怖いですわ〜。 って、超自然的何かの影響を匂わせまくって 別にないっていうね。 いるか、それ⁇

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2015/06/01
  • ネタバレ

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うーん 期待してたほどのカタルシスはなかったが 袋とじの仕掛けは新鮮だったしギョッとした 3作品を1冊にしてある(という言い方が適切かどうか分からないが)のだが、そのためかやや煩雑に感じた 登場人物が多いし場面場面で使い捨てのような… もうちょっとキャラクターに特色を持たせて感情移入できるようにしてあれば作品に対する評価も高まったかもしれない

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2013/10/11

一つのストーリーというよりは連作短編小説といって感じかな。 樹海と山荘と殺人事件をテーマにしているが、実際に起こった殺人事件は樹海の山荘ではない。 なんだか周りだけが作り話を信じて振り回されている感じで、ミステリーではなくコメディなのか?(笑) 折原一の作品は黒い森と赤い森しか読...

一つのストーリーというよりは連作短編小説といって感じかな。 樹海と山荘と殺人事件をテーマにしているが、実際に起こった殺人事件は樹海の山荘ではない。 なんだか周りだけが作り話を信じて振り回されている感じで、ミステリーではなくコメディなのか?(笑) 折原一の作品は黒い森と赤い森しか読んだことがないのでなんとも言えないのだかこういう感じの作風ばかりなら合わないかな^_^;

Posted byブクログ

2013/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホラーは苦手なのにこの作品は最後までしっかりと読んでしまった。最初から怖い展開になるのは目に見えていたのにそれでも読むのを止められないほどぐいぐいと惹きつけられた作品だった。全3章でどの物語も最後ははっきりと書かれていない。しかしそこに至るまでを考えるとそのもやもや具合が一層怖さを掻き立てられた。袋とじの仕組みが面白かった。

Posted byブクログ

2012/10/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『樹海伝説 騙しの森』 樹海に入り込んだ大学のサークルメンバー。部長の児玉俊介、彼の恋人・坂上麻衣、片岡哲也。途中で引き返した野々村直樹。俊介の持つ樹海で自殺した男の書いた『遭難記』。スランプに陥った作家が家族を皆殺しにしたと言われる山荘。樹海をいまだに彷徨っていると言われる作家。麻衣をつけ狙うストーカー。山荘で起きた事件。 『鬼頭家の惨劇』 静かな環境を求めて樹海の奥の山荘に引っ越した作家・鬼頭武彦。画家である妻の眉子。双子の娘たち。徐々に樹海の雰囲気に犯されていく家族。迷い込んだ犬を飼い始めた家族の中の変質。家族の事件を外側から見つめる視線の持ち主の謎。 『赤い森』 鬼頭武彦に復讐を誓う教授。教授と共に樹海に入り込んだ高尾香奈、広田雄太郎。山荘に辿りついた香奈と雄太郎が出会った鬼頭武彦と眉子。共に編集者と勘違いして作品を手渡すが・・・。15年前に妻を殺害された教授と鬼頭武彦の起こした赤羽一家殺害事件の関係。

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2012/08/13

鬼頭家惨殺事件の真相に迫るお話しです。 『黒い森』もありますが、読んでなくても問題ありません。 むしろこっちだけでも良いカモ・・・ この人のお話は最初はワクワクドキドキするんですが 最後になるとダレてきちゃうんですよね(´~`) 特にこのシリーズは、結構同じコトの繰り返し・・・...

鬼頭家惨殺事件の真相に迫るお話しです。 『黒い森』もありますが、読んでなくても問題ありません。 むしろこっちだけでも良いカモ・・・ この人のお話は最初はワクワクドキドキするんですが 最後になるとダレてきちゃうんですよね(´~`) 特にこのシリーズは、結構同じコトの繰り返し・・・ 最後も思ってた程のどんでん返しはありませんでしたが 学生二人の運命がちょっと怖かった。

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2012/02/15

 2002年6月発表の「樹海伝説―騙しの森へ」、そして2003年12月発表の「鬼頭家の惨劇―忌まわしき森へ」に、新たに「赤い森」を書き加えた完結編。民宿の主人が話す、樹海の山荘で妻と双子の娘を惨殺したとされる鬼頭武彦の伝説の話は本当なのか?  「樹海伝説―騙しの森へ」が既読だが...

 2002年6月発表の「樹海伝説―騙しの森へ」、そして2003年12月発表の「鬼頭家の惨劇―忌まわしき森へ」に、新たに「赤い森」を書き加えた完結編。民宿の主人が話す、樹海の山荘で妻と双子の娘を惨殺したとされる鬼頭武彦の伝説の話は本当なのか?  「樹海伝説―騙しの森へ」が既読だが、それだけではいまいちスッキリしなかった。今作で完結していると知り、楽しみにしていたのだが・・・やっぱりすっきりしないまま(^^;2章の「鬼頭家の惨劇」は当の鬼頭目線、3章の「赤い森」は樹海で鬼頭一家に会った経験のある教授目線の話・・・だったはずだが、途中からそれもよくわからなくなってしまった。話が入れ子の連続で、わかりにくい。自分の読解力の問題かなぁ。あと、「赤い森」には袋とじもついているのだが、これも別に、そこまでする意味があるかなぁ?という感じ。樹海の危険な魅力というか、狂ったような世界観、ぐるぐる同じところをループする感覚は味わうことができたけど。

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2012/02/10

発端にあるのは、都下赤羽で起きた、遺産相続がらみの一族殺人事件。 加えて、樹海にある山荘で、とある推理作家がスランプのあまりトチ狂い、妻子を惨殺して、樹海へと去っていった……という、伝説めいた未解決事件を絡めた、連作中編集というかなんというか。 不思議な構造をしてる上、いかにもな...

発端にあるのは、都下赤羽で起きた、遺産相続がらみの一族殺人事件。 加えて、樹海にある山荘で、とある推理作家がスランプのあまりトチ狂い、妻子を惨殺して、樹海へと去っていった……という、伝説めいた未解決事件を絡めた、連作中編集というかなんというか。 不思議な構造をしてる上、いかにもな袋とじつきなんですが、え、真相はいずこ? @@; って感じで終わってしまいます。 が、道中は、折原さんのさすがの筆力で読ませる読ませる。特に、多くの登場人物たちが、樹海を彷徨い歩くんですが、その大変さと悲惨さと不安と恐怖の表現がすばらすぃと思う。 むしろホラーと思って読んだ方が、楽しめるかもネー。

Posted byブクログ

2011/08/12

ネバーエンディングストーリーをリスペクトしてます!と言わんばかり、この手法が大好きな印象を受ける折原氏。 登場する作家の心理は、あながち氏の壊れそうな恐怖とリンクしているのかもしれない。

Posted byブクログ