ペンギンと暮らす の商品レビュー
『食堂かたつむり』の小川糸さんが描いた日記エッセイ。 ペンギンさん(小川さんの旦那さん)とのほほえましい 姿、能登の旅、ベジタリアンではないけど野菜の多い生活 など私にはちょっと出来ないことでもすいすいやる。 素敵な生活を過ごしているなぁと思いました。
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「いつ頃からか私はペンギンと暮らしてみたいと思うようになった。 -----そこで、同居人の夫をペンギンだと思うようにしたのである。」 もうこので出してメロメロになって、TUTAYAで即買いした本。 だからタイトルがペンギンと暮らす、素敵なタイトルだ。 「食堂かたつむり」...
「いつ頃からか私はペンギンと暮らしてみたいと思うようになった。 -----そこで、同居人の夫をペンギンだと思うようにしたのである。」 もうこので出してメロメロになって、TUTAYAで即買いした本。 だからタイトルがペンギンと暮らす、素敵なタイトルだ。 「食堂かたつむり」の作者だと知ったのは読み始めてから。 なんだか得した気分でさくさくと読み進めた。 ちょっと読みにくい所があったりしたけれど、 レバーパテとか、私のまだ食べたことのない料理なんかが出てくると、 どんな料理なのかと思いめぐらせたりして、そんな風に思い浮かべたりするのが、 作品と一緒で、 ぁあ、食堂かたつむりを書いた人の文章だなと思って、無性にその本を読みたくなった。 ヨガをやったり、お茶のおけいこをしたり、すごく活動的で、 お友達もたくさんいて、すごいなぁ。 私はそういうの無いから、どんな感覚なのかと想像してみたけど、やっぱりわからなかった。 それからRADのヴォーカルさんとお友達だったなんてびっくり。 人はいろんなところで繋がってるんだね。 ちなみに、かーくんとは飲み屋さんで隣になったのがきっかけで仲良くなりました。 どこで繋がるかわからないもんだね。
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「食堂かたつむり」や「海へ、山へ、森へ、町へ」があまりに素敵だったので手にしてみた一冊。 日々のことが、短く、ぽつりぽつりとで、それでいてどれもがつながりあっているようなあたたかさで記されている。 弱火にかけておいた鍋が、やがて、こもってきた熱気で蓋をことこと言わせているような、...
「食堂かたつむり」や「海へ、山へ、森へ、町へ」があまりに素敵だったので手にしてみた一冊。 日々のことが、短く、ぽつりぽつりとで、それでいてどれもがつながりあっているようなあたたかさで記されている。 弱火にかけておいた鍋が、やがて、こもってきた熱気で蓋をことこと言わせているような、 平和な熟成のことを想像させる。 ちょうど、「食堂かたつむり」の出版の前のことが書いてあってのも、よかった。 小説をかくこと、については10年くらい、あたためてきたことらしい。 その創作の世界を、小川糸さんは「砂で形をつくるようなもの」と表現する。 「文字のひとつひとつに大きな意味はないけれど、それを集めて、意味のある形に仕上げる」 「外からは、中にある砂の形は見えない。 けれど、中の砂がなかったら、外側の形はつくれない」 ものごとが形になるさまをみるのは、いいなあ。 それから、糸さんがいっつもとびきり美味しいものとそれをつくっている人たちとつながっていることが とっても羨ましい!と思った。 人生、こういうことを知っていると、とってもとっても、豊かな気がする。
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ペンギンと暮らしてみたいけど現実は難しいので、旦那さんをペンギンと思うことにした、っていうところが何だかいいな^ ^ その方が毎日がもっと楽しくなりそう! 高山なおみさんの日々ごはんと構成は似ているが、糸さんは糸さんで面白い^ ^
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作者の日々の生活や思いがぎゅっと書かれている一冊でした。といってもつらつらと飽きがくる書かれ方をしているわけではなく、一つ一つの出来事が彼女の思いをしっかりと反映しており、とてもきれいな作品だったと思います。 挿絵もシンプルで飾り気がなく、そこがまたいい味を出していました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
糸さんの飾らない、マイペースな生活ぶりと、 日々を丁寧に過ごす様子に憧れます。 料理の記述も目に浮かぶようで、 思わずお腹が鳴りそうに。 毎日のお食事も丁寧に作られていることが よく伝わってきて、 ほんわりと温かく和みました。 糸さんのお人柄が伝わって、 温かい方々が集うのでしょうね。 私もそんな人間になれるように、 精進したいものです。 “ペンギン”と名付ける経緯がユニークです。
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もう4年くらい前??に買ったもののずーっと読んでなかった本。ふと目に止まって読め始めました。 なんだかほっこり。お友達に囲まれて、大好きな人と自然の恵みに感謝して美味しいご飯を作って食べる。そんな日々を過ごしたいなぁ。
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チェリーストーンピロー ほしいなぁ 二月一日に読み始めたのだけれど、この本は一月から始まって、あっという間に現実の季節を飛び越えた。 まだ寒いけど、春の気配を感じる今日この頃。これが、ここに切り取られているみたいに、だんだんと春に向かって行くんだなあー、と思ったらもうう...
チェリーストーンピロー ほしいなぁ 二月一日に読み始めたのだけれど、この本は一月から始まって、あっという間に現実の季節を飛び越えた。 まだ寒いけど、春の気配を感じる今日この頃。これが、ここに切り取られているみたいに、だんだんと春に向かって行くんだなあー、と思ったらもううっきうき!楽しみだなー、春、そして夏!!! *・*・*・ 朝起きたら柚子茶を飲んで、洗濯を干して、ペンギンと朝ごはんを食べ、お昼のニュースを見て、本を読んで、夕方には散歩に出かけ、夜ごはんを作って、またペンギンと食べて、寝る。 そういう何気ない日常の中に、いっぱい宝物が詰まっている。 *・*・*・*・ そりゃ、詰まっているだろうよ。 それは、いまのおんなのこが、といか、おんなのこに限らずけっこう多くのひとが、やりたいとおもっている、優雅な暮らしだもん。いいなー。 お仕事してるってのは、わかってる。この本だって、お仕事の賜物だろうし。それでもなあ、と、思ってしまう。 アーミッシュ、アメリカ →気になって調べたらYouTubeでアーミッシュの青年が海外に行くドキュメンタリーあったんだけど、面白かったー! *・*・*・*・ そして今日は、苺の酵母を使ってパンを作った。 青空の下で生地をこね、タッパーに入れて持ち帰り、今、発酵させているところ。 生地からは、ほんのりと苺の甘い香りがする。 うまく焼けるといいんだけど。 気づいたら、窓の向こうに星がキラキラ。 空気がぬるくて、なんだか初夏の夜空を見ている感じ。 シュワシュワと泡の立つ、炭酸の冷たい飲み物なんかが欲しくなる。 いろんな人が、それぞれの役割をていねいにこなしていることが、すごい。 なんでも、上へ、上へ、みたいになりがちだけど、病院にいると、そういうことが些細なことに思えてくる。 大切なのは、健康で、ニコニコ笑えて、ゴハンがおいしく食べられること。 奥飛騨 さか本 泊まりたい! 何にもない宿 ご自身の病気をきっかけに、それまでの、醸造アルコールと添加物による利潤追求型の酒造りを止め、ただただみんなに喜ばれるお酒を造ろう、と思い直されたそうだ。 命がよろこぶ、本当のお酒。そのお酒を飲むと、いつのまにか健康になり、楽しくなり、幸せになる。 世の中を平和にするのは、テロとの戦いでも大量のお金でもなく、こういう人たちなんだな、と改めて思った。 「中心が何であるか、どこにあるか。これをはっきりつかむことが、人類生存の尊い唯一の道である」 「例えば綱渡りの曲芸師は、中心を外せば転げ落ちる。中心をとるコツは、いつもまわりを見ながらバランスをとっていくことだから、足元を見つめていたのではバランスをくずしていく。だから自分のことばかりを考えるな。自分の都合は捨てろ。相手の喜ぶことを、まわりが喜ぶことを第一に考えなさい」 *・*・*・*・ いい暮らし。こんな風にいきてきけたらいいよなあ。 面白そうな本もたくさん紹介されていて。丁寧に生きようーっと!
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日記エッセイ。 「食堂かたつむり」を出された頃の一年間。 ペンギンと暮らしたかったので夫をペンギンと思う事にした、というユニークな設定。 一日一日を丁寧に過ごされている方だな~って思う。
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