魔界探偵冥王星O ヴァイオリンのV の商品レビュー
講談社ノベルス×電撃文庫のコラボシリーズ。作者は複数の覆面作家。 読んだ感じではこの巻は舞城王太郎かと思ったら、他の方々のレビューによれば乙一なのか。イメージ違う… 美しい少女の形をしたヴァイオリンに恋した男が【冥王星O】と名乗る男と出会って“彼ら”の存在を知り、事件に巻き込まれ...
講談社ノベルス×電撃文庫のコラボシリーズ。作者は複数の覆面作家。 読んだ感じではこの巻は舞城王太郎かと思ったら、他の方々のレビューによれば乙一なのか。イメージ違う… 美しい少女の形をしたヴァイオリンに恋した男が【冥王星O】と名乗る男と出会って“彼ら”の存在を知り、事件に巻き込まれていく。 人体楽器、【醜悪な臓物】などかなりグロい。しかし【窓をつくる男】、【顔のない女】などのネーミングも含めて造型は雰囲気があっていい。後半の戦闘シーンがやけに論理的に展開するのに少々違和感を感じるものの、全体としては面白かった。
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ハードボイルドなタッチで好きなテイストです。あんまり探偵っぽくなかったけど。ちょっとグロいですよ。シリーズ物なので次を読むのが楽しみ。
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もう越前魔太郎の正体は発表されちゃいましたね。 そんなわけでこの本は乙一さんがかいた話。乙一の本を最後に読んだのが二年前になるのでいったいどんな文体だったかたまったくもって覚えていなかったのですが、、、こんなに読みずらかったとは、、、気がつかなかった。 この本のオビには、血だ...
もう越前魔太郎の正体は発表されちゃいましたね。 そんなわけでこの本は乙一さんがかいた話。乙一の本を最後に読んだのが二年前になるのでいったいどんな文体だったかたまったくもって覚えていなかったのですが、、、こんなに読みずらかったとは、、、気がつかなかった。 この本のオビには、血だ涙だああだこうだかいてありましたね。たしか「血と涙の成分は同じだ。だから涙をながすということは血を流していることなのだ」だったとおもいます。けどたぶん違う。正確なのは書店にて確認してください。 乙一さんの話では絶対にでてこないだろうとおもっていたバトルシーンがけっこう長かったですね。自分はバトルシーンが嫌いなのですが、、、やっぱりダメだったな。なにがなんだかわかんなくなった。 この本のバトルのしかたは頭でよく考えてから行動をとるタイプだったので、敵の動きの解説がわりにはなっはいたものの、、、逆にそこのところがながくなってたので混乱してしまった。 乙一文体、まったく改行されませんね。西尾さんのあとがきと一緒。 それにしてもヴァイオリンが魅力的でした。
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最初に乙一氏が書いたのじゃないかと言われる理由について説明しておくと、某ニュースサイトで越前魔太郎の記事に普通に名前が載ってたからっていうw(その後名前だけ削除された。でもどっかに魚拓あったはず) ・・・ってレビューに全く関係なかった。 さて、作品自体だが、まずグロイ。状況をす...
最初に乙一氏が書いたのじゃないかと言われる理由について説明しておくと、某ニュースサイトで越前魔太郎の記事に普通に名前が載ってたからっていうw(その後名前だけ削除された。でもどっかに魚拓あったはず) ・・・ってレビューに全く関係なかった。 さて、作品自体だが、まずグロイ。状況をすごい細かく書かれていて頭にすぐ浮かんでくる=グロイになるのだがw 特にヴァイオリンの描写は秀逸。 最後の返しもまぁよかったけど、この設定は他でも引き継がれるのか・・・? とりあえず、期待しながら次巻以降も読んでみようと思う。
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あまり読んだことのない作風です。でも映画やら何やらで見たことのあるような。 「居酒屋でビールに枝豆」ではなく、「薄暗いバーの片隅でウィスキーをロックで」みたいな。わけわからない。 けっして、すいすい読めちゃうわけではない。 けれど、ページを開くとイメージできる情感。風景。 蠱惑...
あまり読んだことのない作風です。でも映画やら何やらで見たことのあるような。 「居酒屋でビールに枝豆」ではなく、「薄暗いバーの片隅でウィスキーをロックで」みたいな。わけわからない。 けっして、すいすい読めちゃうわけではない。 けれど、ページを開くとイメージできる情感。風景。 蠱惑的なヴァイオリンが出てくるよ。嫌いじゃないよ。
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一気に読んでしまった。 このシリーズは毎回違う有名作家達が「覆面作家 越前魔太郎」として書いているらしい。この「V」は(生協のヒントによると)『夏と花火と私の死体』な人らしい。確かに、話の構成にそれっぽい要素は感じられた。人があっけなく死んで行くところとか。 表記がリアル。最後の...
一気に読んでしまった。 このシリーズは毎回違う有名作家達が「覆面作家 越前魔太郎」として書いているらしい。この「V」は(生協のヒントによると)『夏と花火と私の死体』な人らしい。確かに、話の構成にそれっぽい要素は感じられた。人があっけなく死んで行くところとか。 表記がリアル。最後のちょっと手前が少し普遍的だったが、「えっ!?いいの?」というシーンやどんでん返しも多く、面白かった。久しぶりにミステリーを読んだ。
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冥王星Oの第一弾。 主人公の『俺』は第二弾の『ワル』の弟という設定。 『ワル』は第二弾の中で中心的存在として出て来ます。 そのワルの弟が『冥王星O』として引き継ぐ。 本当の主人公は『窓をつくる男』なのではないかと… かなりグロ要素満載です。 第二弾より読みやすいというか、ス...
冥王星Oの第一弾。 主人公の『俺』は第二弾の『ワル』の弟という設定。 『ワル』は第二弾の中で中心的存在として出て来ます。 そのワルの弟が『冥王星O』として引き継ぐ。 本当の主人公は『窓をつくる男』なのではないかと… かなりグロ要素満載です。 第二弾より読みやすいというか、スムーズってカンジ。 世界的に『閉じられてない』からか?
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舞城さん関連の企画本なので買った。複数作家が参加するシリーズものみたい。 ハードボイルド臭あふれる文章が、ストレートな表現としてもギャグとしても受け入れられずに不快だった。 他にも何冊かこのシリーズ買ったんだけど、もう少しセンスのある人が書いてくれてるのを期待する。とりあえず今...
舞城さん関連の企画本なので買った。複数作家が参加するシリーズものみたい。 ハードボイルド臭あふれる文章が、ストレートな表現としてもギャグとしても受け入れられずに不快だった。 他にも何冊かこのシリーズ買ったんだけど、もう少しセンスのある人が書いてくれてるのを期待する。とりあえず今買ってる4冊みんなダメだったら、ネタバレ感想とか読んで9月の舞城さん執筆分に備えたい。
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よくある伝奇物。オチも読めてしまったし、文体もさして面白くない。でも、企画は面白いし、続きも読んでみようかな。
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舞城王太郎の書き下ろし作品、『NECK』に登場する作家、越前魔太郎(映画では平 岡裕太が演じる)のデビュー作。 当然越前魔太郎は架空の人物なのだが、様々な作家が越前を装って書いているよ うだ。 本作は話の流れや独特の漢字変換(平仮名表記が多い)から、乙一であると言われ ているし...
舞城王太郎の書き下ろし作品、『NECK』に登場する作家、越前魔太郎(映画では平 岡裕太が演じる)のデビュー作。 当然越前魔太郎は架空の人物なのだが、様々な作家が越前を装って書いているよ うだ。 本作は話の流れや独特の漢字変換(平仮名表記が多い)から、乙一であると言われ ているし、僕自身読んでてそうかなと思う。 『NECK』との関連性は不明だが文体や設定を見ると舞城へのオマージュ感が漂う 。 物語の1行目に突飛で、読者を引き付ける文章を持ってくることや意図的な改行の少なさ。クライムムービーのような会話のやり取りは正に舞城的である。 しかし舞台設定や舞城オマージュに振り回されている事も否めない。 後半に盛り込まれるバトルシーンはジョジョ4部のノベライズを彷彿させるが、文 章にキレがない。だらだらと状況説明をし過ぎていて、そこに乙一にあった『ジョジョ4部』の時のスタイリッシュさがない。 バトルの展開は面白いハズなのに「舞城さ」を押し出すあまり魅力が半減してし まっている。 しかし様々な作家が同じ話を紡いでいくのは面白い企画だし、なによりレーベル を越えてやっている事も好感度は高い。 9月に出る越前作品は舞城が手掛けるらしいし、それまでの繋ぎとして読むのもあ りかも。
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