王国の鍵(4) の商品レビュー
今回は、戦争。アーサー、戦争の恐ろしさを体験。アーサーの世界でも、ハウスから送られたニスリング(無から作られた物体)による死者が出た。アーサーの家族も危険な目に合わされる。そしてアーサー自身は、勝手な動きの取れない徴兵。結局ウィルによって、創造主の思うとおり、今の状態を壊してウィ...
今回は、戦争。アーサー、戦争の恐ろしさを体験。アーサーの世界でも、ハウスから送られたニスリング(無から作られた物体)による死者が出た。アーサーの家族も危険な目に合わされる。そしてアーサー自身は、勝手な動きの取れない徴兵。結局ウィルによって、創造主の思うとおり、今の状態を壊してウィルが統括すべきなのかどうなのか、どんどん疑問になっていく。
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自らを骸骨少年と称する「魂喰らい」がアーサーになりすまして、もとの世界にいるため、アーサーは「ハウス」から地球へ帰ることができない。退治するため、リーフがひとり地球へと戻り、骸骨少年の力の源となっているアーサーのポケットをとってくることになった。 ポケットを手に入れたが、骸骨少...
自らを骸骨少年と称する「魂喰らい」がアーサーになりすまして、もとの世界にいるため、アーサーは「ハウス」から地球へ帰ることができない。退治するため、リーフがひとり地球へと戻り、骸骨少年の力の源となっているアーサーのポケットをとってくることになった。 ポケットを手に入れたが、骸骨少年に触られ、心を操る菌に感染してしまう。 その頃アーサーは、ハウス軍の兵士として徴兵され、100年の兵役につかねばならなくなっていた。新兵として訓練をうけるが、耳を洗われ記憶をなくし・・。 地球とハウス界では時間の過ぎ方が違うので軽く100年などとでてきます。 アーサーとリーフは別々に行動し、それぞれの場所での物語がすすんでいく。どちらも緊張感がある。
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毎回新たな舞台を用意してくれる本作ですが、今回のメイン舞台は軍隊です。 それで最初はちっとも興味が持てなかったんですけど。階級だったり軍事用語、武器、そもそもあらゆる作品において、戦闘シーンはすっ飛ばしたくなるほど“好きじゃない”んです。 しかし読んでみたら、軍人さんの上下関...
毎回新たな舞台を用意してくれる本作ですが、今回のメイン舞台は軍隊です。 それで最初はちっとも興味が持てなかったんですけど。階級だったり軍事用語、武器、そもそもあらゆる作品において、戦闘シーンはすっ飛ばしたくなるほど“好きじゃない”んです。 しかし読んでみたら、軍人さんの上下関係、規律、師弟感のようなものには惹かれるものが。厳しいながらも部下を激励し、全力で守ろうとする上官、とか。そう言うの、好きです。 今回はアーサーとリーフ、交互に二人の視点で物語が展開するわけですが、これがまたどんどん先を読みたくさせます。 全七巻の第四巻にきて、ついに一つ靄が晴れた・・・いや、逆かな。新手の敵登場、とでも言いますか。気になっていた人がついに満を持して登場!です。 前巻のことがあるので、“この人本当はイイ人だったりしないかな”と期待したり、はたまた“実は裏切り者なんじゃ?”と疑ったり。いちいち裏を覗きたくなります。 登場人物もどんどんイキイキして魅力的になってます。 ハウス住人、高官は美形、と言う設定はおいしいです。海外ファンタジーって醜さの描写の方が目立つ気がしますが。 戦争の残酷さ、虚しさ、疑問がさらりと描かれて、しつこ過ぎないところが逆にニュートラルに入ってきてイイかも。 今回一番ときめいたのは、扉守、もしくは演技派のおばあちゃんです。 次回、トム船長の活躍に期待!
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それぞれの管財人の性格は、キリスト教の7つの大罪に由来すると、あとがきにあって納得。マンデーは怠惰、チューズデーは強欲、ウェンズデーは暴食、そして今回のサーズデーは?私なら、こんな上司なら、パワハラで訴えるけど、その前に首が胴から離れてそう…。しかし、今度のウィルもまた酷いな!マ...
それぞれの管財人の性格は、キリスト教の7つの大罪に由来すると、あとがきにあって納得。マンデーは怠惰、チューズデーは強欲、ウェンズデーは暴食、そして今回のサーズデーは?私なら、こんな上司なら、パワハラで訴えるけど、その前に首が胴から離れてそう…。しかし、今度のウィルもまた酷いな!マジ自分がどんだけ酷い目にあってきたか、それを相手に分からせたい、懲らしめたい!としか考えない自己中蛇です。ほんと、最悪。…これ、ウィルが全部揃ったら、とんでもない最低ヤローが出来上がるのでは…ガクブル((((´Д` ) このシリーズ、最終巻でとんでもない大どんでん返しがあるらしいのですが、私ウィルを信用出来なくなってきたよ。故意にアーサーをハウス住民に仕立てあげようと、してるよね?明らかにアーサーが、鍵を使わなきゃならないギリギリまで、そして使うまで応援寄越さないよね?ウィル…(胡乱な目つき)。
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徐々にスピード感が増してる印象。登場人物が増えてきた。マダム・プライマスはどう発展して行くんだろう。Dr.スカマンドロスが結構好き。
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※このレビューにはネタバレを含みます
中学生の時に3巻まで読んでいたのですが、 図書館で続きを見つけ、待ってましたとばかりに借りてきて2日で読みました。 主人公アーサーが徴兵されてしまって 耳の間を洗われちゃったりニスリング軍が出てきたりなんかしてどうなるのかすごく心配でした。 リーフも頑張ってるしスージーもよかった! アーサーが1巻ごとに強くなっていっていて、続きがすごく楽しみ。 原作はもう完結巻が出てるらしいです。 気になるー早く読みたいーー!
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※このレビューにはネタバレを含みます
自らを骸骨少年と称する「魂喰らい」がアーサーになりすまして、もとの世界にいるため、アーサーは「ハウス」から地球へ帰ることができない。退治するため、リーフがひとり地球へと戻り、骸骨少年の力の源となっているアーサーのポケットをとってくることになった。 ポケットを手に入れたが、骸骨少年に触られ、心を操る菌に感染してしまう。 その頃アーサーは、ハウス軍の兵士として徴兵され、100年の兵役につかねばならなくなっていた。新兵として訓練をうけるが、耳を洗われ記憶をなくし・・。 地球とハウス界では時間の過ぎ方が違うので軽く100年などとでてきます。 アーサーとリーフは別々に行動し、それぞれの場所での物語がすすんでいく。どちらも緊張感がある。
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木曜日・・今度は戦士となって戦場に・・ 第4の鍵は、軍隊を率いるサーズデー。 どうやって戦うのか?? と思っていたら、アーサーは軍に収集されて、兵士としての生活を始めなければいけなかった。 新兵としての訓練 そして、 ニスリングとの苦しい戦い ここでは、ガースニクスの軍...
木曜日・・今度は戦士となって戦場に・・ 第4の鍵は、軍隊を率いるサーズデー。 どうやって戦うのか?? と思っていたら、アーサーは軍に収集されて、兵士としての生活を始めなければいけなかった。 新兵としての訓練 そして、 ニスリングとの苦しい戦い ここでは、ガースニクスの軍隊経験が生かされていて、軍隊内部の様子、アーサーの心の動きなど、実際に体験したように書かれています。
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ブログにレビューを書きました。 http://yo-shi.cocolog-nifty.com/honyomi/2010/06/post-2cca.html
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木曜日の担当は「憤怒」でした。 毎回思うことですがガース・ニクスの想像力は本当に創造主の域に達しています。 ハウス下層、地底、海の底から一転、今度は地上。 タイルパズルのように陣地がくるくる変わる戦場に送り込まれたアーサー、人間界に戻って奮戦するリーフ、そして活躍の場を失って少...
木曜日の担当は「憤怒」でした。 毎回思うことですがガース・ニクスの想像力は本当に創造主の域に達しています。 ハウス下層、地底、海の底から一転、今度は地上。 タイルパズルのように陣地がくるくる変わる戦場に送り込まれたアーサー、人間界に戻って奮戦するリーフ、そして活躍の場を失って少しご機嫌斜めなスージーが各地で活躍するため舞台がめまぐるしく変わります。 鍵の力を使うのは簡単だけど、使えば使うほど「ハウス住人化」してしまうアーサーの苦悩とそれになんの意も介さないプライマスをはじめとするウィルたちの独善に乗り越えられない壁を感じてやきもきしてしまいます。 ウィルたちからしてみれば 「自分(たち)は創造主の意思を伝えるものなのだから、われわれの意見が(創造主の次に)尊重されるべきだ!」 って気持ちなんでしょうがそれじゃ後継者の意思はどうなるの。 ウィルにしろ管財人にしろ自分の思うままに行動して、その行動がもたらす影響ってことにあまり頓着してなくて、それが世界の破滅に繋がっていることが理解できていない・・・いや、そうすべく仕向けているのがサンデーってことなのかしら? ハウス住人は一概に善か悪か判断付きかねるキャラクターが多く、キャラクター造形が本当にうまいなぁ、と感心します。 これまで紳士的な印象の強かった扉守がむちゃくちゃかっこよくって惚れ直したのと笛使いの意外な正体に興奮してしました。 今後は彼の動向が物語に大きな影響を及ぼすこと間違いなしなんでしょうw あまり書くとネタばれになってしまいそうなので慎みますが、訳者あとがきに詳しい今後の展開が気になって仕方ありません。 だって最終章の題名が『復活の日曜日』何ですよ? もしかしてお母様復活しちゃうの?? その際には「古き者」とかも大活躍しちゃうんだろうなぁ。 なーんて妄想が止まらなくて、でもその予想をはるかに超える結末が待っているはずなので続刊(今秋)が待ち遠しい!
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