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パーフェクトプログラム の商品レビュー

3.9

15件のお客様レビュー

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2010/07/27

主にバンクーバー五輪に出場する選手の、 スケートへの想い、競技への想い、五輪への想いを、取材内容を中心に綴られたもの。 5輪直後が一番本が売れると踏んで、バンクーバー五輪の後。世界選手権の前にこの本を出版したのだろうが、、、できれば2010年世界選手権についても述べてほしかった。...

主にバンクーバー五輪に出場する選手の、 スケートへの想い、競技への想い、五輪への想いを、取材内容を中心に綴られたもの。 5輪直後が一番本が売れると踏んで、バンクーバー五輪の後。世界選手権の前にこの本を出版したのだろうが、、、できれば2010年世界選手権についても述べてほしかった。。。 男子シングルについては、4回転論争の話や、欧州選手権の様子も書かれていて、ためになった。 個人的には、4回転は推進されたほうがいいと思う派。 採点競技とはいえ、「競技」といわれるからには、誰もできない、高い技術を試合で見せられた者が勝者になるべきたと思う。そりゃ、大技はできたけど他はボロボロというのはダメというのはもちろんわかる。でも、「全体をまとめた者が勝ち」というのは、オリンピックや普段TVで放映されるスポーツ競技としては魅力的ではない。無難にまとめるなんて、そんなのは資格試験や受験なので充分だ。 女子シングルについては、正直、比較的あっさり無難に書かれている。マスコミフィルターがかかっているのだろうか。

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2010/09/24

浅田真央、高橋大輔、安藤美姫、織田信成・・・史上最強の彼らが戦った語り継がれるバンクーバー決戦。大輔が見せた本物のアスリート魂とは?真央vsヨナ、何が勝負を分けたのか?彼らにとっての「パーフェクトプログラム」とは? 全体的には非常に綿密な文章で満足。前著なども読了した上で読むと理...

浅田真央、高橋大輔、安藤美姫、織田信成・・・史上最強の彼らが戦った語り継がれるバンクーバー決戦。大輔が見せた本物のアスリート魂とは?真央vsヨナ、何が勝負を分けたのか?彼らにとっての「パーフェクトプログラム」とは? 全体的には非常に綿密な文章で満足。前著なども読了した上で読むと理解も深まると感じました。難点をあげるとすれば、ワールド・フィギュアスケートのコラムとかなりかぶっていた部分があったこと、日本人選手や男子シングルが中心で女子シングルはわりとあっさりだったこと。五輪でファンが増える(もしくは批判的な意見を持つ人ができる)とすれば、多分女子シングルからじゃないかなと思うので、そこは詳しく論じて欲しかったかも。私自身は男子シングル派だからいいけど。ペアの川口選手のスロウ4回転の件は疑問を感じていたのもあって、読み応えがありました。

Posted byブクログ

2010/05/21

見つけたときにプログラミングの本かと思ったらフィギュアスケートの本だったけど、面白そうだから借りて読んでみた本。 フィギュアスケート業界のバンクーバーオリンピックまでの道のりを追った本。これまでは、浅田真央選手に近い人の本しか読んでいませんでしたが、業界の全体について書かれた本...

見つけたときにプログラミングの本かと思ったらフィギュアスケートの本だったけど、面白そうだから借りて読んでみた本。 フィギュアスケート業界のバンクーバーオリンピックまでの道のりを追った本。これまでは、浅田真央選手に近い人の本しか読んでいませんでしたが、業界の全体について書かれた本ははじめて読みました。 続きは、こちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/2686039.html

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2010/04/27

五輪が始まる前から五輪が終わってまで、かなりのスピードで書き上げられている。 広く読んでもらって欲しいと思う一冊。 ネットをみていると、本当にフィギュアスケートが嫌いになりそうになってしまって、疲れるシーズンだった。 一般のブログの人に「なんでこんな採点になるのか解説しろ」とい...

五輪が始まる前から五輪が終わってまで、かなりのスピードで書き上げられている。 広く読んでもらって欲しいと思う一冊。 ネットをみていると、本当にフィギュアスケートが嫌いになりそうになってしまって、疲れるシーズンだった。 一般のブログの人に「なんでこんな採点になるのか解説しろ」という論調を持ちかける人、試合を楽しんでいる人に「フィギュアスケートは死んだ」と言う人がちらほらいて、本当にうんざりした。とくに後者に関しては、フィギュアスケーター全員に対しての侮辱にほかならないと感じる。 とはいえ、北米主催の冬季五輪はしばらくいいやって気分(苦笑) 本書で取り上げられている音楽の不手際に関しては、カナダは色々勘ぐられても仕方がないと思う。ラウラもFSで音楽が途中からスタートするということがあった。 カナダは言わずと知れたフィギュアスケート大国で、試合もたくさん開催されているわけだから、試合運営に馴れていないってことはないはず。それなのに、ああいう音楽ミスがあった(ああいうミスは1回あっただけで十分にビックリする事柄)のはね・・・・・・ 不正はなかったと思う。 でも、メールの件や色々、不正ではないけども、流れというのがあったのだろうな、と本書を読んで感じた(し、田村さんもそれについて書いている)。 そして、「記名記事を書ける人の強さ」を感じた。ネットだと偉そうに講釈たれたところで、それは匿名のものだから発言に責任を取る、という覚悟を感じることは難しい。匿名の良さはもちろんあるけれども、こうした”強い”本を読むと、覚悟している人(しかもそれを特別なことではなく、恒常的なこととして身につけている人)の揺らぎのなさにほれぼれとしてしまう。 いずれにせよ、よい本。オススメ。

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2010/04/14

前半部が特に面白い!名古屋で強い選手が育つ理由、裏金事件で連盟を追われた関係者の話などはこの本でしか読めない内容。 後半の五輪関係は「ワールドフィギュアスケート」で既出のものもあったけれど、川口悠子さんの話はファンなら必読! 田村明子さんの本は何冊か読んでいるのですが、海外のメデ...

前半部が特に面白い!名古屋で強い選手が育つ理由、裏金事件で連盟を追われた関係者の話などはこの本でしか読めない内容。 後半の五輪関係は「ワールドフィギュアスケート」で既出のものもあったけれど、川口悠子さんの話はファンなら必読! 田村明子さんの本は何冊か読んでいるのですが、海外のメディアの動きや関係者へのインタビューなど英語が堪能な著者ならではの情報が盛り込まれていて、いつも中身が濃いです。なおかつ、ご自分の意見を持ちながらもおしつけがましくなく書く、その筆力は素晴らしいと思います。

Posted byブクログ