クロニクル 千古の闇(6) の商品レビュー
最終巻。トラクの不吉な夢から始まり、次々と災難が起こる。 フィン=ケディンが探し出したトラクを助けることができる唯一の人物は・・・予想とは外れたけど、あぁこの人かと納得。 幽霊山の謎の少年ダークの活躍がいい。別シリーズとしてこれからのダークの活躍の物語とか読めると嬉しい。
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「もう待てないんです!あの女に立ち向かうのは、ぼくの定めなんです」――最強の"魂食らい"イオストラと対決するため、族長フィン・ケディンに引き止められながらも、トラクは決死の覚悟で幽霊山へと入っていく。あとを追うレンとウルフ。一方、フィン・ケディンは唯一イオスト...
「もう待てないんです!あの女に立ち向かうのは、ぼくの定めなんです」――最強の"魂食らい"イオストラと対決するため、族長フィン・ケディンに引き止められながらも、トラクは決死の覚悟で幽霊山へと入っていく。あとを追うレンとウルフ。一方、フィン・ケディンは唯一イオストラに立ち向かえるであろう人に助けを求めるため、ワタリガラス一族から離れ行動を開始する。イオストラの恐ろしい企みとは?!全世界注目のシリーズ、圧倒的な感動をよんで、ついに堂々の完結。 読み終えたとき、心の底からほっとできました。最後の最後まで、トラクとレンが生きて戻れるのか、一緒にいられるのか、幸せになれるのか知りたくてドキドキして、まるで彼らと一緒に旅しているような気持ちを味わえました。最終巻だけあって、迫力もすごい。トラクとウルフの絆もしっかりと感じられて、この後も自分で想像したくなります。このシリーズはおよそ六千年前の世界で生きる人間たちを描いた異色の作品ですが、よくここまで詳細に書けるなあと思う。当時の生活がそのままあるかのように読めて、とても幸せでした。
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『オオカミ族の少年』からはじまったシリーズもこれで完結。 最後は考え得る限りのハッピーエンドだったと思う。
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大好きなクロニクル千古の闇の最終巻。様々な試練に耐え、命を投げ打ってでも使命を果たそうとするトラク。そして、仲間のウルフ一家。かげがえのない友レン。最後の時まで試練づくめだろうと創造していたけど、あらあら、あら、な結末で良かったのか、肩透かしだったのか。
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今回を貫くテーマは・・・「愛」です。 くさいと言われるかもしれないけど、登場人物たちが心に抱くさまざまな愛情が物語を突き進める原動力となっている気がします。 ウルフのオオカミ語で話が続くとき 「世界はこんなに単純に表現できてるんだ」と納得し 単純な分だけ深い愛情にぐっと...
今回を貫くテーマは・・・「愛」です。 くさいと言われるかもしれないけど、登場人物たちが心に抱くさまざまな愛情が物語を突き進める原動力となっている気がします。 ウルフのオオカミ語で話が続くとき 「世界はこんなに単純に表現できてるんだ」と納得し 単純な分だけ深い愛情にぐっと来る。 トラクに苦しみぬいた選択に 「こんなに若い君が世界を背負わなくてもいいのに!!」 と身悶えしつつ大人になりはじめた横顔に惚れ直す。 フィン・ケディンの取った行動に 「大人の役割ってこういうことなのね」 と教えてもらって背筋を伸ばす。 レンの悲痛な叫びに 「その感情の名前は知らずとも、人はその感情によってのみ生きる」と教えてもらう。 守るべき子供を守れない大人は苦さを飲み下し、 世界に羽ばたこうとする若者に手をさし伸ばし まだ見ぬ世界へ足を踏み出すものを送り出す。 すばらしい物語をありがとう。 表紙そのものがこの物語のクロニクルだなー
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クロニクル千古の闇シリーズ、待ちに待った第6巻! 最後の魂食らいイオストラとの決戦ですが、最強最大の敵であるイオストラが相手の割りに、その戦いぶりはちょっと拍子抜けしたというか、一体あのイオストラは強いのか弱いのか、賢いのか愚かなのか人物像がハッキリしません。 そして何故でしょ...
クロニクル千古の闇シリーズ、待ちに待った第6巻! 最後の魂食らいイオストラとの決戦ですが、最強最大の敵であるイオストラが相手の割りに、その戦いぶりはちょっと拍子抜けしたというか、一体あのイオストラは強いのか弱いのか、賢いのか愚かなのか人物像がハッキリしません。 そして何故でしょうか、トラクやレン、ウルフの行動も1~5巻のように映像が目に浮かぶようなドキドキはらはら臨場感があまり感じられませんでした。そして、ダークという人物が、この物語のラストに都合よすぎな感じも否めません。 ただただ、安心してラストを迎えてはい終わり!という感じで、やや残念だったというのが私の感想です。 それにしても、まだ子どもだったトラクとレンが成長し、とりあえずこの物語が一区切りついてほっとしています。
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『オオカミ族の少年』から3年・・・12歳だったトラクも15歳。 そして1巻のお父さんの死からトラクを苦しめ、森を支配しようとする “魂喰らい”の最大の敵イオストラに向き合うため決死の覚悟で幽霊山へ。 このシリーズの舞台は6000千年前のヨーロッパで まだ鬱蒼とした森や山が連なっ...
『オオカミ族の少年』から3年・・・12歳だったトラクも15歳。 そして1巻のお父さんの死からトラクを苦しめ、森を支配しようとする “魂喰らい”の最大の敵イオストラに向き合うため決死の覚悟で幽霊山へ。 このシリーズの舞台は6000千年前のヨーロッパで まだ鬱蒼とした森や山が連なっていた時代です。 そんな大スケールの物語と世界観が大好きでした! この巻でそれも終わっていますなんて>< でも<案内役>のウルフの役目も、この6巻で初めてその意味を知った気がするし、何せ終わり方が・・・心に残る素敵な終わり方だと思いました。 ただ・・・翻訳のさくまゆみこさんの日本語訳は独特で、 違う訳者がやったらまた違った物語が読める気がします・・・。
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この成長小説も、きちんと最期を迎え、「背高尻尾なし」も大人になっていきました。単なるファンタジーではなく、きちんとした民族学的裏付けを感じさせる、良いシリーズだったと思います。
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