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分極論 の商品レビュー

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2009/10/04

いわゆる「頭がいい」と思った人は、小林弘明さんであり、後にも先にもこれだけ知的な人を私は知らない。 山岳部にいて、同人で一緒だったときに(私が同人誌売り場で彼主催の同人誌に連絡を取ったのです)白馬に登ったときに、頂上がいつなのか、そんなことを思いながら「普通の格好」「普通のズック...

いわゆる「頭がいい」と思った人は、小林弘明さんであり、後にも先にもこれだけ知的な人を私は知らない。 山岳部にいて、同人で一緒だったときに(私が同人誌売り場で彼主催の同人誌に連絡を取ったのです)白馬に登ったときに、頂上がいつなのか、そんなことを思いながら「普通の格好」「普通のズック」で2000メートル以上を登り、頂上に行く途中の道で「この前、ここで人が滑って・・・云々」という恐ろしい話を聞かされて、私が足を踏ん張って登ったのは記憶に新しい(笑)下山では、「落ちるなら一緒」とばかりに小林さんが踏んだその足をどけたところに、乗せる。それを一生懸命していて膝はがくがく。ほかの同人の大隈さんたちは「あさこちゃん、早いね〜」といっていたけれど、心の中では「死なないで降りよう」しかなく、私の下山の記憶にあるのは、小林さんの大きなリュックと登山靴だけ。 本とは関係ない話だが、こういうのも楽しいでしょう。 彼はその文章とは反対に?とても穏やかで優しい方です。 私のコンサートにも来てくださったり。お仕事が忙しくなったのでお会いする機会もなくなりましたが。 47で逝去された音大を出ていない(名前が出てこないので、出てきたら書きます)作曲家のことを私が同じく唯一応募したことのある作曲賞のすぐ後に彼の話しをしましたら、同じ会社にお勤めだったとか。

Posted byブクログ