哲学入門 の商品レビュー
私は特に明確なプランもなく、大学入試にあたって哲学科を受験しました。2回生で、哲学のおもしろさにめざめることになるのですが、1回生の頃は迷走気味で、哲学の入門書や解説書をあれこれ読みました。この本も、そのときに読んだ一冊。このたび再読してみました。4編あるうち、中心となるのは「哲...
私は特に明確なプランもなく、大学入試にあたって哲学科を受験しました。2回生で、哲学のおもしろさにめざめることになるのですが、1回生の頃は迷走気味で、哲学の入門書や解説書をあれこれ読みました。この本も、そのときに読んだ一冊。このたび再読してみました。4編あるうち、中心となるのは「哲学とその根本問題」でしょうけど、今回は「モームの哲学勉強」が一番おもしろかったです。そのなかで哲学の翻訳の出来が悪くて困るという話があって、「どうもわが国では、訳者がよく知っている書物を訳すというよりは、よく知らない書物を、これから勉強するために訳すような場合が多いのではないか」とさえ言ってます。プラトン『テアイテトス』の翻訳に13年かけたという著者ですから説得力があります。当時から、そんな状況だったんだなあと思いました。(2018年6月23日読了)
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20150329 年寄りには辛い。若い人ならどんどん吸収できるのではないだろうか。理解するための読み方をしないといけないと思った。
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