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夜と灯りと の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2020/09/19

「希望の光」だっけな? 映画を観たのでその原作が読みたいと思い、本作を手にしましたけれども…うーん…評価の難しい本と相成りました! ヽ(・ω・)/ズコー これがブンガクってやつなのか…確かに変わった、というか、淡々と描かれたような思えますが…短い短編の中で場面がコロコロ変わ...

「希望の光」だっけな? 映画を観たのでその原作が読みたいと思い、本作を手にしましたけれども…うーん…評価の難しい本と相成りました! ヽ(・ω・)/ズコー これがブンガクってやつなのか…確かに変わった、というか、淡々と描かれたような思えますが…短い短編の中で場面がコロコロ変わるので正直ついていけない部分もありましたねぇ…まあ、気に入った短編もありますが…理解不能に近い短編もありましたかね。社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 「通路にて」という、映画化された短編はフォークリフトに乗る、スーパーマーケットの夜勤者が主人公の短編なんですが…映画同様、淡々としていましたね(笑)まあ、つまらないってわけじゃないんですが…細部の描写がやたらリアルなのは著者が実際にフォークリフトを動かし、こういった仕事をしていたからなんでしょうねぇ…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー ともかく、あまり楽しめたとは言えない短編集でしたね…さようなら…。 ヽ(・ω・)/ズコー

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2019/02/03

読書において気になるのは、作者の心の在り方でして、身を全く削ることなくサラリと書く人もあれば、そこまで見せんでもええで、とやり過ぎの方もいらっしゃる。この方はね、静かなバーでいきなりシャツをはだけ、1人1人に上半身を見せる。そこに毛など生えていれば、いっそ生き物として興味がわいた...

読書において気になるのは、作者の心の在り方でして、身を全く削ることなくサラリと書く人もあれば、そこまで見せんでもええで、とやり過ぎの方もいらっしゃる。この方はね、静かなバーでいきなりシャツをはだけ、1人1人に上半身を見せる。そこに毛など生えていれば、いっそ生き物として興味がわいたりするのだが、つるんとした体には2つの乳首だけがあり、目が合い、気まずい。読んでてそういうイメージがしました。表紙のグレーが本誌に非常に合っている。短編が12個。テンション低い。屋根裏部屋で知らない人の日記を盗み見る感じ。

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2013/01/16

東西ドイツ統一後の今。 著者は人生に苦しんでいる人、生きづらさを感じている人たちへスポットをあてる。 敗残者であろうと負け犬であろうと立派に生きているから。

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2012/04/16

東西ドイツ統一後、東ドイツに暮らす人々を描いた短編集。 主人公は、失業者、囚人、薬物中毒者といったように、人生における負け組と呼ばれそうな人々。 東西統一など生まれる前に過ぎ去ってしまった私たちには、当時の東独の閉鎖的世界を知り得ないし、その区分がドイツ社会の中に今でも目には見...

東西ドイツ統一後、東ドイツに暮らす人々を描いた短編集。 主人公は、失業者、囚人、薬物中毒者といったように、人生における負け組と呼ばれそうな人々。 東西統一など生まれる前に過ぎ去ってしまった私たちには、当時の東独の閉鎖的世界を知り得ないし、その区分がドイツ社会の中に今でも目には見えぬまま息づいていることを知らない。 それでも、彼らは絶望しない。か弱くも孤独に立ち向い、あるいは受け止めている。 著者自身も東ドイツ在住であり体験したことなどを元に書き上げていて、静かで冷たい中にもどこかにぬくもりが感じられる作品。

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2010/09/19

クレストブックスは割と外れないのだけれど、これはちょっと好みではなかった。 この作家の他の作品に『東独版トレイン・スポッティング』と称賛された本があるらしいが、そういう雰囲気は当たっていると思う。

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2011/07/17

自分のせいではない、多分社会とかのせいで、人生が上手くいかなくなった人達。電気を止められた暗い部屋に、ひっそり住んでる感じが、とってもいい。最近落ちこぼれに親近感が沸く。疲れてるのかなあ。

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2010/05/22

何か研究を行ううえで役立つかもしれないと思って読んだ旧東独の作家の作品。 哲学的で理解しづらい部分も多かったけど、統一ドイツの矛盾や暗い面が垣間見えた気がした。作者も言っていたけど、これはなにも東独で起きている問題だけではないと思う。

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2011/07/17

壁崩壊後の旧東ドイツに住む「負け組み」な人々の生活を描いた短編集。原作15編から12編を選出。 テーマがテーマなので、暗くて重くてしんどい。 なぜ負け組みになってしまったのかの説明はなくとも、それが納得できてしまう人たちの生活が簡潔な言葉で削りだされている。 ただ…、こういう観念...

壁崩壊後の旧東ドイツに住む「負け組み」な人々の生活を描いた短編集。原作15編から12編を選出。 テーマがテーマなので、暗くて重くてしんどい。 なぜ負け組みになってしまったのかの説明はなくとも、それが納得できてしまう人たちの生活が簡潔な言葉で削りだされている。 ただ…、こういう観念的な話は苦手なんだよなあ。作者にピントを合わせるのが大変なので。 この作品は苦手な現在形の文末で、それも読み難買った一因。 いい作品集だとは思うけど、好みではなかった。

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