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希望のいる町 の商品レビュー

4.5

13件のお客様レビュー

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2024/06/25

投票権がない高校生が、選挙運動に協力するという設定はあまり例がないように思います。 アメリカを舞台とした海外YAですので、日本の高校生の実生活にストレートに反映させることができない場面もありますが、それでもティーンエージャーならではの大人のしがらみにとらわれないまっすぐな正義感...

投票権がない高校生が、選挙運動に協力するという設定はあまり例がないように思います。 アメリカを舞台とした海外YAですので、日本の高校生の実生活にストレートに反映させることができない場面もありますが、それでもティーンエージャーならではの大人のしがらみにとらわれないまっすぐな正義感と自分たちの信念に正直に従って行動する姿は読んでいて応援したくなります。 選挙運動での活躍と同時に、主人公「ホープ」と彼女を取り巻く人間・家族関係も本書のテーマの一つですが、そちらも読みごたえのあるストーリーになっています。 アメリカでも日本でも、選挙(政治)に関心がない人が多いのは同じです。しかしながら、政治は決して自分に関係のない「他人事」ではありません。 町長選挙に立候補したG.T.が語る「政治とは、権力でも、支配でも、操作でもない。最高の料理でもてなすように、人々のために最善をつくすことなんだ」というセリフは政治に携わる人だけでなく、全ての人が心にとめるべき言葉のように思います。 来月(2024年7月)には都知事選も控えており、勤務校の生徒の中にも投票権を持つ者がいるかもしれません。 ぜひ、本書を紹介して少しでも政治や選挙に興味を持ってもらえれば、と思います。

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2024/02/21

 「ホープ」という人間がいる町。ホープがいれば、町には希望がある、ということを、一度読んでタイトルから読み取ることができました。

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2022/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高校生の女の子、選挙活動を応援している。 日本ではなかなか考えられないが、アメリカの子供たちにとっては選挙は身近なところなのかな。 自分の主張をちゃんと持っていて、かっこいいと思った。 父親が誰かわからず、実母の代わりに伯母に面倒を見てもらっているため、お父さんへのあこがれが強いみたい。 このような一面を持つところは子供らしいなと思った。 G・Tがお父さんになって、幸せな日々をすごせてよかった。 G・Tかっこいい!

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2020/11/04

よい大人たちに恵まれたホープ、 母親は親としてはだめ親だけど、生きていくことについてはちゃんと指針を示しているし、彼女を取り巻く人たちは生きていくことに前向きで、 もちろん、ホープの努力もある。 みんな前向きで、まあ、いい話。

Posted byブクログ

2016/07/04

「靴を売るシンデレラ」などの著者による本。 ある理由があり女の子が叔母さんとレストランを転々としながら働いている。白血病の友人が町長に立候補し、応援する話。日本でもある問題が浮き彫りになっている。

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2012/12/07

95点。同作家の「靴を売るシンデレラ」よりこっちの方が完成度高し。装丁やイラストはあっちの方がいいが。 内容は「靴を売るシンデレラ」に似ているけれど、こちらの方が他の登場人物との絡みがいっぱいあって、選挙もあり、恋もありで盛りだくさん。 実母や実父とうまくいかなくて、理想の親...

95点。同作家の「靴を売るシンデレラ」よりこっちの方が完成度高し。装丁やイラストはあっちの方がいいが。 内容は「靴を売るシンデレラ」に似ているけれど、こちらの方が他の登場人物との絡みがいっぱいあって、選挙もあり、恋もありで盛りだくさん。 実母や実父とうまくいかなくて、理想の親を探し求めるってテーマは同じ。この本だとその気持ちがつかの間だけど満たされる。

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2012/01/19

すごく自然にしっかりした女子高生の成長を描いている。 主人公、それにしてもカッコいい!! 生い立ちの切なさ、転々する寂しさもあるのに、自立心が素敵だった。 選挙の独特な興奮もよくわかったが、日本ではあんなふうに高校生が選挙活動に燃えることは少ないだろうなあ。 さすが、アメリカ。...

すごく自然にしっかりした女子高生の成長を描いている。 主人公、それにしてもカッコいい!! 生い立ちの切なさ、転々する寂しさもあるのに、自立心が素敵だった。 選挙の独特な興奮もよくわかったが、日本ではあんなふうに高校生が選挙活動に燃えることは少ないだろうなあ。 さすが、アメリカ。 少しだが、私もウエイトレスをしていたので、お客さんとのやりとり、厨房とのやりとりなど、頷くことが多かった。 ホープみたいに、誇りを持ったウエイトレスが増えたらいい。

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2011/10/20

薦めて頂いて読みました。普段YAはあまり読まないのですが、とってもよかったです!するっと頭の中に入ってきて、まるで映画を観ているような感覚でした。主人公の前向きさはぜひ見習いたいです。

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2011/07/16

読みやすかったです。 と同時に、いろいろ響いて、 いたた……。だったり、 ずんっ。だったり、 きゅぅ。だったり、 気もちが揺れ動きました。 (前日に、ダメージうけることあったので、読むタイミングとしてはぴったりだったと思う。) 付箋はりまくり。 おいしそうなものも、いっぱい出て...

読みやすかったです。 と同時に、いろいろ響いて、 いたた……。だったり、 ずんっ。だったり、 きゅぅ。だったり、 気もちが揺れ動きました。 (前日に、ダメージうけることあったので、読むタイミングとしてはぴったりだったと思う。) 付箋はりまくり。 おいしそうなものも、いっぱい出てきます。

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2011/01/02

図書館の児童サービス担当時代の同僚が、 「ことし一番好きかも」 と言っていたので、読んでみた。 主人公のホープは母親から捨てられ、父はいない。 でも、思いやりと愛にあふれた叔母と暮らし、目の前の仕事(アルバイトのウエイトレス)にやりがいを持っている。 そして、自分で選んだ‘ホー...

図書館の児童サービス担当時代の同僚が、 「ことし一番好きかも」 と言っていたので、読んでみた。 主人公のホープは母親から捨てられ、父はいない。 でも、思いやりと愛にあふれた叔母と暮らし、目の前の仕事(アルバイトのウエイトレス)にやりがいを持っている。 そして、自分で選んだ‘ホープ(希望)‘という名前に負けないよう 前向きに生きている。 政治活動に高校生が関わるという小説は珍しいし、身近ではないかもしれないけど、ホープが働く‘ウエイトレス‘という仕事と1歳年上の男の子との恋と併せて描かれているので、感情移入しやすかった。 主人公がかわいい。登場人物の善悪がはっきりしている。 そしてハッピーエンド! 装丁も中高生が取りやすいあっさりしたデザインで好き。 明るくなれる小説。

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