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ユダヤ人の起源 の商品レビュー

3.8

8件のお客様レビュー

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2018/10/28

【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】

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2018/10/08

部厚くて、内容もかなり濃くて、読むのに時間がかかった。でも、ユダヤ人についてさらに詳しく知ることが出来た。 トランプ大統領がイスラエルにあるアメリカの大使館をエルサレムに移したり、エルサレムをイスラエルの首都だと発言したりしたことに対して、福音派と呼ばれているクリスチャンは拍手...

部厚くて、内容もかなり濃くて、読むのに時間がかかった。でも、ユダヤ人についてさらに詳しく知ることが出来た。 トランプ大統領がイスラエルにあるアメリカの大使館をエルサレムに移したり、エルサレムをイスラエルの首都だと発言したりしたことに対して、福音派と呼ばれているクリスチャンは拍手喝采をしているが、ユダヤ人についてちゃんと知るべきだと思う。

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2017/02/18

ユダヤ人とナショナルアイデンティティについて。歴史なのに客観的真実のようなものを前提としているような、何かあまり好きではない文体だった。

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2015/12/18

レビューのソート順で最上位に表示されている書評子の方の記述に明らかな誤読があり、その方の設定でレビューに対してコメント不可とされていて、未読の方に誤解を招くと思うのでコメントします。 http://booklog.jp/users/satouhit/archives/1/427...

レビューのソート順で最上位に表示されている書評子の方の記述に明らかな誤読があり、その方の設定でレビューに対してコメント不可とされていて、未読の方に誤解を招くと思うのでコメントします。 http://booklog.jp/users/satouhit/archives/1/4270005734#comment 「ユダヤ人が離散先の国へ定住したのは、そのどれをとっても追放にその起源がある。そのいずれも強制と強かんの結果だった。」 手元にないので、引用できませんが、ものすごく大雑把に言うと、"追放"という現象はなかったというのが著者の論旨であり、そのことは「追放の発明」という章を設けて慎重に論証されています。180度異なる誤読となっています。

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2014/01/24

ユダヤ人が離散先の国へ定住したのは、そのどれをとっても追放にその起源がある。そのいずれも強制と強かんの結果だった。 ヨーロッパで強力な世俗化のプロセスがはじまるまで、ユダヤ教徒たちは苦難のときにつねに彼らを支え続けてきた宗教の教条に固執してきた。

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2014/09/15

著者はとても温厚で真実を求める粘り強い人のようで 細かく調べてある内容なのだけれども フレーズが長く文章がシツコク言訳が多く稚拙である上に 訳のテニヲハも整理されておらず読みにくい ユダヤ人の民族的血の流れと 文化思想的な流れと 宗教的な流れと 国家権力の流れを明確にしようと...

著者はとても温厚で真実を求める粘り強い人のようで 細かく調べてある内容なのだけれども フレーズが長く文章がシツコク言訳が多く稚拙である上に 訳のテニヲハも整理されておらず読みにくい ユダヤ人の民族的血の流れと 文化思想的な流れと 宗教的な流れと 国家権力の流れを明確にしようとしていくのかと思いきや できないままにズルズルと流されていくのである 様々な歴史的人物による意見を盛りだくさんに 持ち込むことによって何を言わんとしているのか とらえどころのない情報と成って雑音でしかなくなっている 曰く:p386 「ネイションを種族的実態として理解する考えは、 程度の差こそあれ、シオニズム運動のすべての系統に共有されていたので、 生物学という新しい科学は大きな喝采と共に迎えられた。 遺伝は極めつけの形で、パレスチナに対する返還請求の証拠の ひとつとなるわけであったーーシオニストたちは、古代ユダの地 パレスチナを、救済出現の聖地としてのみ考えることをやめていた。 このときからこの地は、大胆なパラダイム変換によって、 世界中のすべてのユダヤ人のネイションとしての祖国となることであろう。 したがって歴史的な神話は、都合のよい科学的イデオロギーを 採用する原因にもなった。 なにしろもに仮に近代のユダヤ人が最初の離散者達の直接の子孫で なかったとすれば、「イスラエル人だけの国」とされる聖地に 彼らが定住することをどう合法化すればいいのだろうか。 ネイション観念の世俗的な庇護論者は、全能の神に歴史の方向付けを委ねる 無気力な伝統に反抗していたわけであって、彼らには神の約束だけでは 十分でなかった。そして正義は、もし宗教的抽象論にないとすれば、 必然的に、部分的にせよ生物学のなかに隠されているはずなのであった。」 完璧な神と歪みによる宇宙 140902 この世は相対性による時空間という 三次元をベースとする場であるらしい だとするとこの世は歪むことで多様なる姿形を現して 方向性を持った流れを創りながら とどまることなく変化し続けていくことなのだろう この限りない営みの中でそれぞれの部分と全体において 何を目的として次なる瞬間を選択しているのだろうか そこで人間が余剰生産物による依存心が強くなると共に 頼れる多神教を生み出し更に依存心と搾取に執着して 紀元以前から一成る創造主という この世を創りだした「完全性」を思い描き 姿形を持たないモノとして神と呼ぶようになったようだ それは若干具象的な太陽神に始まったのかもしれない ここで人為的な最初の矛盾が姿を現す それは相対というパラドキシカルな関係の中に あるいは関係の外に矛盾のない一成る全能の神を置くことで 自然界の矛盾を人工的な矛盾で包み込むことになった すなわち一成る絶対の創造神がこの世を創ったのだとするならば それが常に変化し続ける不完全なプロセスの状態でしかなく 神の手に負えない人間が住む相対性時空間であってはならないだろう 全能の神が自ら創った創造物である人間と 一方的な契約を言い渡したり裏切られたり依存したりしては いけないのではないだろうか それは神自ら一成る絶対を放棄し 姿を持って流れる多様性であることを証明してしまうことに 他ならないのではないだろうか そもそも完璧な神が有限という宇宙を欲しがったり その信者が物質である神殿や祖国という偶像を崇拝することも 意に反することでないのだろうか また選民思想を他に普及するのも間の抜けた話でないのだろうか それよりも血を拡散することで 大地を埋め尽くすことだったのではないのか 経済的な可能性と住み着いた各地で数を増やすことで 世界を金と血で占拠するという思想的な考えから 積極的に拡散したのではないのか 更にはタルムードや十戒による取引の目的は道徳性の布教や 民族意識の向上を目指す方便だったのではないのか そしてこうしたユダヤ的一神教は我欲に溺れたバラバラの民を まとめようとするモーゼによって 政治的な働き掛けがなされたのではないだろうか 祖国の民も農民でありエジプトにおいても農奴だったユダヤの民は 各地に広がることで土地を持たない商人となった 彼らはテリトリーの分捕り合戦ではない金融という金と 血という選民性による間接的で五感に触れない力を手段として 縄張り組織を強化して世界支配を目論んで来たのではないのだろうか

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2011/06/02

センセーショナルなタイトル、挑発的な内容にも関わらず、冷静、鋭利、そして論理的です。一見すると、よくある(本当に、何でこんなにあるのかと思うほど出回っている)ユダヤ陰謀関係の本にみえますが、全然、違います。 《ネイション》概念の精密な分析と概念規定に始まり、《ユダヤ》《イスラエル...

センセーショナルなタイトル、挑発的な内容にも関わらず、冷静、鋭利、そして論理的です。一見すると、よくある(本当に、何でこんなにあるのかと思うほど出回っている)ユダヤ陰謀関係の本にみえますが、全然、違います。 《ネイション》概念の精密な分析と概念規定に始まり、《ユダヤ》《イスラエル》といった通用の用語やその背景の事実の神話の解体、そして再定義へと論は進みます。画期的で衝撃的。著者はイスラエルの「西洋史」の教授。ユダヤ問題は氏の「専門外」とのことですが、かえってその客観性がこれだけのものを生みだしたのでしょう。いうなれば学術的な内部告発の一冊です。必読!

Posted byブクログ

2011/03/06

本書は、ユダヤ人の起源を紐解いています。 不勉強なだけかもしれませんが、本書を読んでいると、「では、我々日本人は、日本の起源を歴史学として把握しているのか?」と問われているように感じます。 いつから日本というアイデンティティができたのか、また、その過程はどのようにしてなのか。...

本書は、ユダヤ人の起源を紐解いています。 不勉強なだけかもしれませんが、本書を読んでいると、「では、我々日本人は、日本の起源を歴史学として把握しているのか?」と問われているように感じます。 いつから日本というアイデンティティができたのか、また、その過程はどのようにしてなのか。 ユダヤ人のことを読んでいるようでいて、実は我々自身のアイデンティティを気にかけるきっかけとなる本だと思います。 2011年3月追記 途中で挫折。難しい。

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