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セネガルとカーボベルデを知るための60章 の商品レビュー

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2022/02/21

図書館で借りた。 アフリカの1国と言うと、ほとんどの日本人は「黒人」「運動能力が高そう」といった偏見くらいしか持たないが、このシリーズを読むと、それぞれのアイデンティティに対する理解が深まる。 この本は車のレース「パリ・ダカールラリー」で名高いダカールを首都に持つセネガルに加え、...

図書館で借りた。 アフリカの1国と言うと、ほとんどの日本人は「黒人」「運動能力が高そう」といった偏見くらいしか持たないが、このシリーズを読むと、それぞれのアイデンティティに対する理解が深まる。 この本は車のレース「パリ・ダカールラリー」で名高いダカールを首都に持つセネガルに加え、その沖にある島国カーボベルデ、さらにはセネガルに囲まれてるガンビアまでも含めた3ヶ国に詳しくなる本である。 「カーボベルデ」は緑の岬を意味し、セネガルの最西端にある岬を指すが、それが今やその先の沖合にある島国の名前になっているというのは深く複雑だ。 イスラム国家だけどアラブではないし、イスラム国家だけどフランス語で、フランスとは比較的友好であったり、歴史的には奴隷貿易の拠点の一つだったりで、中々意外と思われる面が多く驚く。主食は米だが、日本人からするとかなり油っぽいらしいとか、書き始めたらきりが無い奥深さがある国だ。

Posted byブクログ