これからの臨床心理学 の商品レビュー
大学院の教科書に指定されていたため、ひとまず通読しました。 世界と我が国における臨床心理学やその周辺領域の歴史的背景を重視しながら臨床心理学を概説する1冊です。 歴史を語るということは、当然語り手の歴史観がある程度反映されるのですが、本書に関しては(特に近年までの我が国の臨床心理...
大学院の教科書に指定されていたため、ひとまず通読しました。 世界と我が国における臨床心理学やその周辺領域の歴史的背景を重視しながら臨床心理学を概説する1冊です。 歴史を語るということは、当然語り手の歴史観がある程度反映されるのですが、本書に関しては(特に近年までの我が国の臨床心理学について)ややイデオロギー的主張が過ぎる箇所が散見されました。 しかし、歴史的事実そのものに関しては示唆に富む内容となっており、本書が刊行されてから成立した公認心理師のあり方、公認心理師を目指す人間の姿勢を考える上で参考になります。
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まだまだ未発達の学問、臨床心理学。心理学は科学である。 研究、実践活動の重要性。 例え同じ病名がついても、ひとくくりに出来ない。すべての人の生きてきた背景は違う。 専門的な言葉を用いながらも、その説明をきちんと載せている読みやすい一冊でした。
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