万葉びとの奈良 の商品レビュー
奈良に行くと建物のない野原のような広い空間が街の中にある。いわずと知れた平城京跡だ。この本は、平城京を中心とした時代の人々の生活や文化を、万葉集の詩と共に考察している。奈良に住む人々、下級役人、地方に送られてしまった都人などをとりあげている。平城京跡の中で生活していた人々が想像で...
奈良に行くと建物のない野原のような広い空間が街の中にある。いわずと知れた平城京跡だ。この本は、平城京を中心とした時代の人々の生活や文化を、万葉集の詩と共に考察している。奈良に住む人々、下級役人、地方に送られてしまった都人などをとりあげている。平城京跡の中で生活していた人々が想像できそうな気がしてくる。
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面白かった。ちょっと万葉集部分が多かった気がしないでもないけど、万葉の歌があっての生活なのだろうから仕方ないか。 ますます奈良が好きになった
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平城京の街並み、人々の暮らし、都と地方など、奈良時代の雰囲気について、万葉集のなかの歌を引きながら面白く語っている。 この本を読んで初めて、奈良時代の官人たちは半官半農だったということを知った。 また、万葉集の史料としての価値の大きさをあらためて知ることもできた。 著者は、平城...
平城京の街並み、人々の暮らし、都と地方など、奈良時代の雰囲気について、万葉集のなかの歌を引きながら面白く語っている。 この本を読んで初めて、奈良時代の官人たちは半官半農だったということを知った。 また、万葉集の史料としての価値の大きさをあらためて知ることもできた。 著者は、平城宮跡を「偉大なる空洞」と呼び、そこから奈良の意義を説いている。 「偉大なる空洞」が奈良びとのアイデンティティなのだろう。 奈良に行くたびに覚える不思議な感覚が何なのか、少し分かったような気がする。
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