100人館の殺人 の商品レビュー
展開やオチは推理小説のセオリーを覆していますし、衆人環視で館の主を殺した方法が豪快で面白かったものの、100人も容疑者がいるという魅力的な状況は、残念ながら活かしきれていませんでした。 また、シリアルキラーは誰でも殺すとしておきながらその後で子供は殺さないと言ったり、神尾と詩織の...
展開やオチは推理小説のセオリーを覆していますし、衆人環視で館の主を殺した方法が豪快で面白かったものの、100人も容疑者がいるという魅力的な状況は、残念ながら活かしきれていませんでした。 また、シリアルキラーは誰でも殺すとしておきながらその後で子供は殺さないと言ったり、神尾と詩織の関係が接近したかと思えば結局何もなく、色んなところで設定がブレている印象を受けました。
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あははは。毎度この作家さんならではの、大盤振る舞いエンタメミステリでしたな。今回の大盤振る舞いは、冒頭の登場人物表に6ページにわたって人物名がフルネームで載っている通り、100人の容疑者がいる館(笑) 大半はちょいとしか出番がないのですが、橋を爆破したり、停電起こしたり、細々とし...
あははは。毎度この作家さんならではの、大盤振る舞いエンタメミステリでしたな。今回の大盤振る舞いは、冒頭の登場人物表に6ページにわたって人物名がフルネームで載っている通り、100人の容疑者がいる館(笑) 大半はちょいとしか出番がないのですが、橋を爆破したり、停電起こしたり、細々とした仕掛けの随所にミステリ愛が感じられて良かった。 ネタは相変わらず豪腕系のアレで、笑った笑った。すいすい読めて楽しめました。
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殺人がある館で起こるけど、なんと容疑者は100人。ってことで、お話に入る前におよそ100人の名前が(笑)まぁ、トリックも、人が多いからこその混乱トリックだったりなんだり。ただ、人が多いからいろいろごっちゃになるなぁ。一気に読める軽さはありましたが(..)
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面白かった。 続編かと思ってたけど、そうじゃなかった。関連は匂わせてたけど。 エピローグで兄が殺されたことに全く触れられていなかったのが少し気になった。
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100人全部把握しなきゃいけないのって思ったけど そんな訳は無かったです。 人は死にすぎって思ったんだけど・・・ こんなテイストな作家なんなのかなって思った。
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大富豪・高崎幸之助の館でメイドとして働く妹・結衣子から助けを求める手紙を受け取った神尾智彦。探偵・西園寺剛三と共に館に向かうが・・・。館に招かれた100人の招待客にやる気をなくした西園寺。幸之助のスピーチ中の停電。停電の中での幸之助殺害事件。幸之助の周囲には人はいない。事件の捜査...
大富豪・高崎幸之助の館でメイドとして働く妹・結衣子から助けを求める手紙を受け取った神尾智彦。探偵・西園寺剛三と共に館に向かうが・・・。館に招かれた100人の招待客にやる気をなくした西園寺。幸之助のスピーチ中の停電。停電の中での幸之助殺害事件。幸之助の周囲には人はいない。事件の捜査に当たる西園寺と神尾。幸之助の奇妙な遺言。遺産相続人に指名された詩織。館の中の謎の少女。「目のない物」の意味。怪しげな動きを見せる執事龍ヶ崎の死。龍ヶ崎の受け取った手紙。幸之助の甥・高崎博之の死と妻・鮎子の死。『ゴースト』と呼ばれる殺人鬼。 船橋図書館 2010年11月7日読了
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大富豪の館でメイドとして働く妹・結衣子から助けを求めるメールを受け取り、名探偵・西園寺とその館に駆けつけた神尾友彦。 そこでは新商品のお披露目パーティを開催中で、招待客は親族あわせて100人。 その衆人環視の下、パーティの最中に開催者の高崎幸之助が殺された。 そして容疑者はその1...
大富豪の館でメイドとして働く妹・結衣子から助けを求めるメールを受け取り、名探偵・西園寺とその館に駆けつけた神尾友彦。 そこでは新商品のお披露目パーティを開催中で、招待客は親族あわせて100人。 その衆人環視の下、パーティの最中に開催者の高崎幸之助が殺された。 そして容疑者はその100人。 館に通じる橋が爆破され、陸の孤島と化した館で、次々と殺人がおこり・・・。 山口さんの新刊を読んでみました。 いやぁ~、米澤さんの『インシテミル』に通じるようなミステリバカっぷり(誉め言葉)に思わず笑いがこみあげてきました。 容疑者が100人。 巻頭に収められた登場人物表には努力賞をあげたいくらいです。 よくもまあ、これだけ考え付くこと。 そして高崎の殺害方法。いや、見事(なバカミス)。 クローズドサークルものなら登場人物は10人以内だろ、ってところを逆手にとっているのが小憎らしい。 このあたりや推理小説について探偵が語っていたりして、ちょっとメタ?って心配したのですけど、なにがなにが。 ここまでやってくれると、笑うしかないです。 楽しい読書でした。
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登場人物一覧を見て楽しかったけど、やっぱり100人は多すぎ(笑) そろそろあのシリーズの新刊が読みたいな♪
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設定がバカ。トリックがバカ。けど、その背後にはミステリへの過剰なまでの愛が感じられる。著者の持ち味とも言えるいつも通りの荒唐無稽さを堪能しました。繋がりが示唆されたあのシリーズ同様、こちらもシリーズ化希望。
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「館もの」も100人も集まれば、ゆるくなる・・・ということでしょうか。100人分の「人物一覧」は楽しいですが、なくても混乱しませんね(笑
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