ボーンズ 「キリストの骨」に刻まれた秘密 の商品レビュー
イスラエルの聖地から、宗教史まで取り込んで、詳細に詰めていく、レイクスならではの文章に、引きずり込まれパンデミックの中、イスラエル旅行した気分。 いつものカナダの中のさむ~い雰囲気もよいがたしかにインディジョーンズ要素がたのしめた。 怒涛のように厚い本を持ち歩いて読み終えて、一息...
イスラエルの聖地から、宗教史まで取り込んで、詳細に詰めていく、レイクスならではの文章に、引きずり込まれパンデミックの中、イスラエル旅行した気分。 いつものカナダの中のさむ~い雰囲気もよいがたしかにインディジョーンズ要素がたのしめた。 怒涛のように厚い本を持ち歩いて読み終えて、一息。 調査がされた内容は、充分納得の行く楽しさ。 知らなかったユダヤ教などにも触れられていつもながら勉強になった。
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マサダから発掘された遺骨をめぐるミステリー。ヤコブの骨箱なども絡んで来て面白い。キリストに関するミステリが好きならば楽しめると思う。舞台がカナダのあたりは退屈だったけど、イスラエルに飛んでからは俄然面白くなった。
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法人類学者という耳慣れない職業の(要するに骨の専門家なのですが)、コツコツとした(骨だけに・・)地道な捜査の詳細と、スカーペッタほど才走った感じのない主人公テンペランス・ブレナンの、ちょっとだらしない日常生活振りとユーモアが好きで、お気に入りのシリーズだったのに、3作が出版された...
法人類学者という耳慣れない職業の(要するに骨の専門家なのですが)、コツコツとした(骨だけに・・)地道な捜査の詳細と、スカーペッタほど才走った感じのない主人公テンペランス・ブレナンの、ちょっとだらしない日常生活振りとユーモアが好きで、お気に入りのシリーズだったのに、3作が出版された後、長いこと音信不通に。 TVドラマ化に後押しされたか、出版社を変えて6年ぶりに邦訳が再開。 本書はシリーズ8作目にあたるという。 気になっていたライアン刑事との関係も、どうやら落ち着いたものになった模様。 “キリストの骨”というキーワードに最後まで気を持たせられた割には、尻すぼみな終わり方なのが、ちょっと残念。 彼の地の平和を願う結びの一文には、激しく同意するけれど。 Kathy Reichsという作家名が、なぜかKathy Leichsと表記されていることのほうが、作中の謎よりずっと気になってしまった。 版元に問い合わせても返事がない。う~む、なぜ・・・
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