子どもを伸ばす学級づくり の商品レビュー
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深澤久先生の考えにつながる「哲学」の話。 はじめに理論があり、次に実践が書かれている。このように構成されることで、指導の裏にある哲学を意識して読み進めることができた。 理論編では、教育の目的をピラミッドの頂上に置き、自身の哲学、目指す姿、指導法、子供の現状と構成されている。これこそが教師の芯だと感じた。 また実践編のページには、哲学を意識した具体的な指導法が書かれている。 ちなみに土作先生の哲学は、①自分自身をコントロールできる力を身につけさせる。②他者を思いやる力を身につけさせる。という2つ。 その上で、指導すべきことを指導するという姿勢を貫いておられるのだと感じた。 教師として芯を持つことが大切だと最近考えるようになったが、土作先生のように、自分の芯をしっかりと言葉にして表せるようになることを一つの目標にしたい。また指導すべきことを指導する姿勢は、常に意識しようと思う。 挨拶、朝自習、時間厳守、起立、発言、傾聴、専科授業、廊下整列、言葉遣い、給食指導、掃除、帰り支度、忘れ物…普段の何気ない場面全てが、指導の対象であり、成長のチャンス。授業の教材研究も大切だが、それ以前に超・基本的事項の指導を大切にしたい。凡事徹底。
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氏は、「ミニネタ」の創始者である。 教職に就いて以来、ひたすらミニネタを生み出し続けた。 それから10年後、教育に「哲学」が必要なこと気づく。 この本には、 ①望ましくない(「ダメな」と書かれている)状態 ②理想的な姿(具体的行為像) ③その場面における「哲学」 ④つけるべき2...
氏は、「ミニネタ」の創始者である。 教職に就いて以来、ひたすらミニネタを生み出し続けた。 それから10年後、教育に「哲学」が必要なこと気づく。 この本には、 ①望ましくない(「ダメな」と書かれている)状態 ②理想的な姿(具体的行為像) ③その場面における「哲学」 ④つけるべき2つの力 ⑤力をつけるための指導言 が、学級の30の場面について書かれている。 深澤久氏の「鍛え・育てる」(日本標準)と、セットで読みたい本である。
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