カラコルム/花嫁の峰チョゴリザ の商品レビュー
梅棹忠夫氏は2010年7月3日に亡くなられました。それでもってまだ未開封だったDVDを見ることにしました。 1955年の『カラコルム』のほうは京都大学カラコラム・ヒンズークシ学術探検隊の木原均隊長の小麦のルーツを求めてのパキスタンの旅から始まります。カラチの街の様子やフィールド調...
梅棹忠夫氏は2010年7月3日に亡くなられました。それでもってまだ未開封だったDVDを見ることにしました。 1955年の『カラコルム』のほうは京都大学カラコラム・ヒンズークシ学術探検隊の木原均隊長の小麦のルーツを求めてのパキスタンの旅から始まります。カラチの街の様子やフィールド調査の様子がニュース風です。氷河調査は別動隊がバルトロ氷河に向かい、ガッシャブルム、ブロードピークそしてK2を見て終わります。 一方、1958年の『花嫁の峰チョゴリザ』は桑原武夫隊長のカラコルム山脈チョゴリザ初登頂とフィールドワークです。大キャラバンです。1957年にブロードピークを登頂した後、チョゴリザを撤退中に雪庇を踏み抜いて亡くなったヘルマン・ブールの残されたテントなど記録映画は今でも新鮮です。ヘルマン・ブールの遺品(日記など)がボナッティーに託されるなど歴史の証言のようでぞくぞくしました。 こんな時代に生まれたのかなと感慨深いです。50年前の記録映画2本と解説本のセットはお得感があります。
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