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後藤田正晴と矢口洪一の統率力 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2015/12/28

「カミソリ後藤田」「ミスター司法行政」のことばの数々には組織と人事の核心をつかむヒントがこんなに隠れていた。(2010年刊) ・「オーラル・ノンフィクション」の試み ・はじめに プロフェッショナルとしての真骨頂 ・一章 立身出生の階梯を昇る ・二章 人をよく見て判断する ・三章 ...

「カミソリ後藤田」「ミスター司法行政」のことばの数々には組織と人事の核心をつかむヒントがこんなに隠れていた。(2010年刊) ・「オーラル・ノンフィクション」の試み ・はじめに プロフェッショナルとしての真骨頂 ・一章 立身出生の階梯を昇る ・二章 人をよく見て判断する ・三章 リーダシップに磨きをかける ・おわりに ・あとがき 本書は、警察官僚で政治家をつとめた後藤田正晴と、ミスター司法行政といわれ最高裁判所長官をつとめた矢口洪一を対比させながら、統率力について語るオーラル・ノンフィクションである。残念ながら、素材が十分に生かされているとは言えない。特に、後藤田パートについては、そのままオーラルヒストリーを読んだ方が面白いのではないだろうか。著者ならではの分析が少ないのは物足りない。反面、矢口パートについては、なかなか面白い。もっとも、矢口のオーラルヒストリーが本として刊行されていないため、目新しさがあるということはあるが。 本書は、オーラルヒストリーにより引き出したネタをどの様にに料理するかという試みであったとは思うが、十分に成功しているとは言えないのではないか。

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2014/07/06

オーラルヒストリーの手法で行政のカミソリ後藤田、司法のミスター司法行政を対比させて高度成長期の日本を描くもの。評価はともかく、興味深い。

Posted byブクログ

2014/05/11

警察は受身の行政、積極的に出て行ったら絶対にいかん、という基本原則がある。後手に先を取れという教育。 警察では会計課長が最終的な折衝んおところまで見込んで折衝していくから、そこで初めて官僚として大蔵官僚や、政治家ともつきあうようになる。 田中角栄はできることはすぐに、よしわかった...

警察は受身の行政、積極的に出て行ったら絶対にいかん、という基本原則がある。後手に先を取れという教育。 警察では会計課長が最終的な折衝んおところまで見込んで折衝していくから、そこで初めて官僚として大蔵官僚や、政治家ともつきあうようになる。 田中角栄はできることはすぐに、よしわかったという。できないことは、難しいぞ、しかしやってみるわ、といういう、それでやってくれる。見通しが確かで、必ず努力sていくれる。そして必ず結果の報告が事前にあるからから、田中ほど頼りになる人はいなかった。 まあそういうことだよ、君な。 田中であれ、福田であれ総理になったほうは内閣の官房に後藤田を起用しようとしていた。

Posted byブクログ